カテゴリ:日本風景( 1514 )

FUJIFILM X Series 和の写心 20190522から


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「新緑の朝」京都
FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR

京都には年に1、2回は必ず訪れる。目的はいくつかある。神社仏閣の見学と撮影、KYOTOGRAPHIE、京都鉄道博物館、そして京の和食の堪能。でも一番の目的はお寺さんや神社に収められている、屏風画や襖絵そして多くの美術品、そしてお庭を見ること。その訳は自分の目を肥やし、自分の作品作りの引き出しを沢山作ること。

僕は友人に美術館の研究員やキュレーターが多い。そんな彼ら彼女らに「どうしたらキュレーターになれるのか?」と聞いたことがある。答えは「良いものしか見ないこと」。良いものを沢山ノンジャンルで見ること。そうすると本物が見えてくる」と口を揃えて言う。

彼らは学生時代に研修で京都に10日間近く合宿することが多いと聞いた。ひたすら朝から晩までお寺や神社、あるいは古美術商、画廊で良いものだけを集中してみると、審美眼がついてくるという。以前に世界のトップシェフを撮影した時も同じことを言っていた。「いいシェフになるには一流の食材と料理を味見して味覚を鍛えること」。どの世界でも同じだ。

キュレーターの皆さんは、眼力を鍛えることで、力のない作品、受けを狙っただけの作品、単に表面的に見栄えのする技法だけで、その奥に哲学やコンセプトの無い作品を見抜く。あるいは贋作を見抜けるようになる。知り合いのキュレーターはある写真家の「自分の写真はありのままに撮る」という作品の、合成を見破った。それぐらいの眼力がないと美術館に持ち込まれる贋作の発見や、作品の修復の際のビフォーアフターの診断を下せないという。

そんなキュレーターたちが仕事の記録用、特に収蔵品リストや修復のビフォーアフターを記録するカメラにXシリーズを選ぶ人が多い。ほんの些細な色の違いや変化が正確に、克明に記録できる。アーカイブにとって一番大切なこと。そして音が静かなので美術館等で使用しても、周囲に迷惑がかからない。Xシリーズはプロの写真家だけでなく、アートの専門方にも深く受け入れられている。そして口を揃えて「もう他のカメラを選ぶつもりはない」と言う。世界のアートシーンを裏で支えるのもXシリーズの大きな功績だ。







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by masabike | 2019-05-22 23:56 | 日本風景 | Comments(0)

コントラスト FUJIFILM X Series FBより転載


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「コントラスト」京都

FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR

お抹茶を飲みながら、空を見上げるともう光が初夏だった。この数週間前、僕は南極からの寒風が吹きつけるタスマニアの原生林で撮影をしていた。気温や風土のみならず、光も色も異なる世界だった。そして何よりも数億年の地球の歴史が作り上げた原始の森、かたや数百年に及ぶ人の営みと知恵が作り上げた景観。このコントラストの差というか違いは大きい。

だが同じ環境にしかいない、あるいは同じ環境しか体験していないと、見逃してしまう色、光、陰影、そして空気感がある。2004年にタスマニアで個展を開催した時、ギャラリーのキュレーターのパットさんから「常にIn and Outを繰りかえすことが大切」と教えていただいた。1988年からそれまで僕はオーストラリアの風景を中心に作品を撮り続けてきた。日本の風景や風土はほとんど撮っていなかった。

パットさんは、オーストラリアを撮ってきた眼で見ると、日本の色や光が違った視点で、あるいは見逃してしまう些細な光景を見つけられ、かつ外から見た新たな視点で日本が見られると、教えていただいた。そして日本を撮っていた眼、日本で暮らしている眼で見ることで、ほかのオーストラリア人の写真家と異なる眼で、常に新鮮なオーストラリアを見つけ撮ることが出来るという事を教えてくれた。常にIn and Outを繰り返すことで、新鮮な視点を保つことが出来る。これを僕は心がけている。特に外から帰ってくると、日本の四季の移ろい、それから湿度感、そして日本独自の色彩感が新鮮に感じる。その日本独特の色彩感と季節感を自分の心のままに表現する時に、Xはとても素直に自分の心にシンクロしてくれる。




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by masabike | 2019-05-21 18:34 | 日本風景 | Comments(0)

静 FUJIFILM X Series FBより転載


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「静」京都
FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR

早起きは三文の徳。旅に出ると仕事以外でも早起きをして、訪れた町を散歩することにしている(だけど普段から常に早起きをしているので、特別ではない。基本的に写真家は朝方行動派が多い)。この日もGW真っ只中の京都。だが6時過ぎに訪れたお寺さんや公園は、静かに参拝する地元の方しかいなかった。そして朝は柔らかい斜光が降り注ぐため、コントラストが高くなりがちな、5月にしては柔らかい写真が撮れる。

ちょうど南禅寺あたりを散歩していると、シャクナゲらしき花が、淡い香りを放ち、バックの苔の庭と白壁と程よいコントラストだった。こんな時に、花だからベルビアモードにすると、花の色が強く出すぎるのと、白壁の白が少しマゼンタ傾向になる。同時に朝の色の柔らかさが無くなる。でも忠実に色再現をしながら少しだけ、花を主張したかったので、プロビアモードでカラーを+1にして、少しだけ花を強調した。フィルムのプロビアでもそうだが、色再現に関しては、リアリティは世界最高峰(ちなみにフィルムのプロビアのテストと、全世界キャンペーンのポスターは僕が撮りましたので間違いないです 笑)。XシリーズではQボタンでカラー、シャープネス、ハイライト、シャドーのコントロールが現場で簡単に、そしてEVFでしっかり確認できる。つまり現場で撮りたかった色と光を、リアルなイメージのままで追い込みが出来るからこそ、素晴らしいJPEG撮って出しの画像が撮れる。

被写体としっかり向き合い、語り合い、そして自分のカメラを使いこなす。こうすれば旅から帰って煩わしい、画像処理をしなくても良い。ちなみに僕は念のための保険として、常にJPEG + RAWで撮影している。もし急に仕事でビッグデーターが必要になったり、あるいは写真展で少しだけトーンの調整をする時のためだ。これから新緑から梅雨、鮮やかさと湿度感が入り混じる季節。Xが一番その色再現を発揮する季節。ぜひカメラを連れて、朝のお散歩をしてほしい。良い光が、「おはようございます」とあなたとXに挨拶をしてくれるはず。





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by masabike | 2019-05-21 18:28 | 日本風景 | Comments(0)

京都 南禅寺界隈 5月3日

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FUJIFILM X-H1+FUJINON16-55mm


 なかなかGWの京の記事のUPがすすまずすいません

京都 最終日の5月3日は再び 早起きしてタクシーで早朝の南禅寺へ。6時ぐらいなのでまだ観光客はほとんどいなくて静かに、京都の朝を散策できました


今回の京都は、KYOTOGRAPHYも見つつ、京都の伝統的文化も堪能できて楽しかったです


写真を撮るうえで大切なことは、いつも好奇心を失わず、つねに今日よりも明日、明日よりも明後日はもっと良い作品を撮ろうと言う気持ちです
まだまだ現在進行形、温故知新を大切にし、もっとたくさんの光と出会いたいです



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by masabike | 2019-05-21 18:01 | 日本風景 | Comments(0)

空の表情

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Nikon Z7+Nikkor 70-200mm



高ボッチ山 まわりには100人近いカメラマンがいた

天気の変わり目の富士山 このあと画面左の八ヶ岳にドラマチックな光が来た

富士山も捨てがたかったが、八ヶ岳に降りてきた天使の階段が僕には欲しかった


みんな周りに人は富士山を中心に撮っていた。つまり周りの人と僕の撮影スタイルがまるで違っていた。これはとても喜ばしいことだった
たった一人違うアングルを撮る、これが一番大切






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by masabike | 2019-05-15 09:25 | 日本風景 | Comments(0)

Katachi Toyama 1120

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Nikon Z7+Nikkor200-500mm


写真展で一番楽しいことは、自分の作品を大勢の方に見ていただけること

そして一番悲しいことは、写真展が終わること。まつりの後の寂しさ
もう一つ悲しいことは、泣く泣く没にしなければならない作品が8割あること


撮影したものがすべて展示出来れば最高の幸せなのだが・・・



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by masabike | 2019-05-15 09:19 | 日本風景 | Comments(0)

京都

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FUJIFILM X-H1+FUJINON16-55mm


新緑になるとXの季節と僕は思う

フィルム時代のプロビアから受け継いでいる、グリーンの色再現。これがXシリーズの真骨頂だと思う

赤い傘に新緑、一番意地悪な色彩テスト。でも難なくXはクリアー


僕はxでカラー作品を撮る時は、基本撮って出し。画像処理はしない。では画像処理を否定するのかと言えば違う。モノクロは画像処理しないと、Xに限らずどのカメラでも無理だ。これはフィルムでも同じこと。
あと画像処理をしなければならないのが、現代アート等の作品。現代アートの作品は、ただ撮った後にやたら目ったらいじくっているのはない。撮る前に、作家の心の中に、作り込む色や光があり、撮った画像は単に素材。それを計算ずくで加工していく。
だがよく風景写真で見受けられるのは、うまく撮れなかったから後で何とかしよう。これでは無理である。きちんと撮ってこそ、加工にも耐えられる画像であり、心の中のイメージに近づけるための新鮮な素材である。
ある意味料理と同じ。どうでもよい素材では良い料理は出来ない。良い料理を作るためには素材の目利きが必要


全ての源は同じ







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by masabike | 2019-05-14 19:34 | 日本風景 | Comments(0)

法然院 

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FUJIFILM X-H1+FUJINON16-55mm


法然院というお寺さんに初めて伺った。いつもお手伝いただいている高木君の写真展がなければ訪れる機会がないお寺さんだった


質素なお庭だが、とても気が良かった。良い気に囲まれてやる写真展は心に染み入る。そしているだけで心が落ち着くお庭は、細かな色彩が見えてくる



京都や奈良の小さなお寺さんを訪ねて歩いたら、一生からるのだろうなと感じた


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by masabike | 2019-05-11 08:56 | 日本風景 | Comments(0)

月下桜満開図 FUJIFILM GFX50R

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「月下桜満開図」群馬県 渋川市
FUJIFILM GFX 50R + FUJINON GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR

新しい令和の時代、第1回目の「和の写心」。時代が変わっても僕の視点とXでの世界は平成から変わることなく、光と影を見つめます。時代は変わってもXシリーズをよろしくお願いします。

僕の作品に月が登場することが多い。オーストラリアの大地で「地球のポートレイト」をコンセプトに撮影するようになってから月をとても意識した。この惑星とパートナーを組む月の存在がとても大事だと感じたからだ。

そして日本から出て、外に行くことで日本人の季節感、自然観をとても意識するようになった。それは英語では月を表す言葉は(あくまで僕の主観で、自分自身の乏しい英語能力の中では)とても少ない。Full Moon Half Moon New Moon Blue Moonなどたぶん数十ですが、日本語は満月 半月 三日月以外にも、朧月 寒月 黄昏月など数百にものぼる。その季節感、自然観を作品に反映したいと思ってから、月が作品に占める割合が多くなった。

今回は桜と月との距離感、フレーミングがとても微妙だった。基本的に作品撮りは単焦点レンズが好きではあるが、風景の撮影ではワーキングディスタンスに制約があるので、自分の心の中に見える風景に一番合致する点を見つけるにはズームレンズは欠かせない。そして月と青空、桜。いずれの被写体も色の抜けがとても難しい。GFX 50Rはそのポテンシャルで、見事に撮って出しで再現してくれた。今回、望遠ズームレンズがラインアップに加わったことで、広角23mmから望遠200mmまでがカバーできるようになった。これでほとんどの風景作品の領域はカバーできると信じている。そして心に感じる色「心象色」を再現できるGFXシステムを組み合わせることで、目の前に広がる世界を自分の心のままに再現できることになった。GW日本列島は一番素晴らしい季節の変化の時期。北の大地はまだ桜が咲き、南の大地ではもう夏の光があふれている。GFX&FUJINON GFレンズでぜひこの素晴らしい光と時間を自分の世界観で表現してほしい。

 







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by masabike | 2019-05-09 22:01 | 日本風景 | Comments(0)

コントラスト By FUJIFILM X-H1


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「コントラスト」京都
FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR

お抹茶を飲みながら、空を見上げるともう光が初夏だった。この数週間前、僕は南極からの寒風が吹きつけるタスマニアの原生林で撮影をしていた。気温や風土のみならず、光も色も異なる世界だった。そして何よりも数億年の地球の歴史が作り上げた原始の森、かたや数百年に及ぶ人の営みと知恵が作り上げた景観。このコントラストの差というか違いは大きい。

だが同じ環境にしかいない、あるいは同じ環境しか体験していないと、見逃してしまう色、光、陰影、そして空気感がある。2004年にタスマニアで個展を開催した時、ギャラリーのキュレーターのパットさんから「常にIn and Outを繰りかえすことが大切」と教えていただいた。1988年からそれまで僕はオーストラリアの風景を中心に作品を撮り続けてきた。日本の風景や風土はほとんど撮っていなかった。

パットさんは、オーストラリアを撮ってきた眼で見ると、日本の色や光が違った視点で、あるいは見逃してしまう些細な光景を見つけられ、かつ外から見た新たな視点で日本が見られると、教えていただいた。そして日本を撮っていた眼、日本で暮らしている眼で見ることで、ほかのオーストラリア人の写真家と異なる眼で、常に新鮮なオーストラリアを見つけ撮ることが出来るという事を教えてくれた。常にIn and Outを繰り返すことで、新鮮な視点を保つことが出来る。これを僕は心がけている。特に外から帰ってくると、日本の四季の移ろい、それから湿度感、そして日本独自の色彩感が新鮮に感じる。その日本独特の色彩感と季節感を自分の心のままに表現する時に、Xはとても素直に自分の心にシンクロしてくれる。

今回、夏の光を感じさせる京都の昼下がり。冬のタスマニアの原始の森から帰って来た人間には、光と色が強烈だった。特に新緑と傘と紅葉の赤の対比、さらにちらりと見える五月晴れの空の青。そのビビットな感動を伝えるためにVelviaにして、EVFを見ながらクイックメニューでColorを選択して、少しだけ彩度をUPした。現場でEVFを覗きながらクイックメニューで詳細を煮詰めていくことで、より精度の高い心のままの撮って出しの作品を現場で作り上げることが出来る。常に現場での撮り手の心を反映して追い込み、完成度の高い画像を作りあげることで自分の世界観のストライクゾーンにあった絵作りが出来る。

現場で感じた心の感動を、ダイレクトに追い詰めることが出来ることで、In and Outの教えを生かすことが出来る。Xシリーズの色作りは常に自分の心とダイレクトにシンクロしてくれる。XなくしてはIn and Outを僕は実践することが出来ない。Xシリーズは僕の心の哲学そのものだ。

 






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by masabike | 2019-05-09 21:57 | 日本風景 | Comments(0)