カテゴリ:写真アート( 245 )

2019 新年におもう

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Nikon Z7+Nikkor24-70mm
Nikon The Gallery SPIRIT出展予定作品

 いよいよ2019年も開幕。そして平成が終わりを迎えようとしております。

丁度、昭和から平成になるときに、サラリーマンを辞めてオーストラリアに行き、その後下積みを経験してオーストラリアの作品を撮るフォトグラファーとしてスタートしました。つまり平成は、自分にとり、激動の30年間、毎日、毎月、毎年が勝負の30年間でした。多分これは新しい時代になっても、自分がフリーランスのフォトグラファーとして生きて行く限り変わらないと思います


2019年 平成31年はどんな年になるか?それは自分でもわかりませんが、もしかしたら今まで以上に変化変革の多い年になると思います。
今年はちょうど富士フイルム様とお仕事をさせていただいて20年目となる節目の年、1999年にプロビア100Fの全世界ポスターに抜擢していただいて、あっという間の20年観でした。これに甘んじることなく今まで以上により良い作品を生み出したいと思います。

そして2月19日 東京・新宿 Nikon The Galleryで写真展 Spiritを開催させていただきます。実はニコン様での個展は初めての経験です。1974年 高校1年生の時にNikon F2を買って以来、いつかはNikonで個展をしてみたいという、昨年の鉄道写真展に引き続き、夢の実現の写真展です


今回は日本の自然に宿るSPIRITそして、そのSPIRITが影響し作りあげる日本の形。自然物、人工物を問わず表現していきたいと思います。自然と人工物、カラーとモノクロ2つの対比する世界で相原ワールドを表現していきたいと思います

どうぞ皆様お楽しみにしてください

2019年よりパワフルに作品造りに挑みます。見て癒される作品ではなく、強烈なパワーで圧倒する作品群を作りあげたいと思います





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by masabike | 2019-01-01 19:28 | 写真アート | Comments(0)

生業

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FUJIFILM XF10


今日は毎年恒例の、うちのアシスタントさんを集めての忘年会のためのカレーを仕込中。河童橋で買ってきた、巨大な寸胴で鶏肉2キロと大量のタマネギで、ひたすら煮込む。年に何回かカレーパーティをしていて、おかげさまでお客様の評判も上々。昨年はエイプリルフールで「カレー屋さん シロクマ軒を開きます」と言い、多くの方にご迷惑をおかけした 笑


料理作りは、気分転換にもなるし撮影の段取りとも似ているので没頭できるので、とても楽しい趣味。カレーなどの評判が良かったおかげで、エイプリルフールの嘘をつかせていただいたわけだけど、あくまで趣味というか道楽。いくら上手に作れても所詮は素人のパパさんクッキング。間違っても、料理の道に進もうなんて、思ったこともない。プロの料理人さんになるためにはたぶん、料理が上手なだけではだめだと思う。お店の仕切りや素材の目利きもできないと無理だと思う。

だから間違っても素人が、xxxさんのお料理上手ですねと言われても、プロの料理人になろうと思ってはいけないし、料理がいくら上手でも、「シエフ」とか「料理人」とか書いた名刺を作る人はいないと思う

よくテレビでカラオケ大会に出てくる素人さんは、歌はうまいけど歌手とは呼べないそれと同じですし、更に自分自身に例えるならば、オーストラリアや海外の仕事で英語を使う。でも超ウルトラブロークンイングリッシュです。でも通じて仕事は出来る。でもその英語で通じるからと言って、英語教師や通訳と肩書に入れたらおしまい。そんなようなものである




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でもその大きな間違いが多いのが、僕のいる世界である写真。イベントや写真展で多くの方と名刺を交換させていただく。当然何人かの方から「photographer]あるいは「プロカメラマン」「写真家」という肩書の名刺を頂戴する。初対面の方や、面識のない方でその場合に「どんなお仕事されているのですか?」とお聞きすると、実は本業はサラリーマンです。とか今リタイヤして無職です。とかおっしゃる方が意外と多い。

別に写真家であろうとカメラマンであろうと、国家資格や免許制度ではないので、誰がどのように、なのろうと、名刺にどのように書こうと、それは本人の自由なのでダメと言う規制もなければ、権限もだれにもない。でもとてもむなしくなる。僕の周囲でプロとして写真を生業として生活している方は、どんなジャンルであろうととても努力をして、壮絶な生き残りゲームをぐくりぬけてプロになり仕事を得ている。そして主な収入源を写真から頂いている


1995年に制作プロダクションから僕は独立して、フリーランスのフォトグラファーになったけど、その当時に周囲にいた多くのフォトグラファーが、現在は自分の周りから消えている。バブル崩壊の後遺症、リーマンショック デジタル化とメディアの変化の波。それをうまく越えられなかった人たちは消え行ったり、消えざるを得なくなったり、自ら命を立ち消えていった仲間もいる。1995年当時にいた周囲のフォトグラファーで、今現在も生き残り仕事をしている人は1~2人ぐらい。それだけ厳しいし、運不運も左右する。そして自分も、まかり間違えば消えていく方のフォトグラファーの数に入る可能性がいつでも付きまとう。だから一生懸命に作品を撮り、自分の仕事を、明日は今日よりももっと好きになろうと思っている。

 昨今SNSの波で、写真を撮る人が増えて、趣味写真の底辺も拡大してとても良いことだと思った。でも数の拡大は問題もはらむ。なにかSNSでの反響が良ければプロになれると思う方が増えてきた。確かに写真が上手であればプロになれるかといえば否だ。写真を見せるというある意味目で楽しませるサービス業。上手いだけではなく、商売としての戦略そして撮影のための基礎力が求められる。だからプロと名のれるようになるまでは料理人さんや、ほかのプロと呼ばれる職業と同じく大変でリスクを伴う。昔、カメラマンになるための本というのを読んだことがある。でもその本の冒頭には「この本を読むとあなたの人生の貴重な時間と財産を損なう恐れがあります」と書いてあった。まさにその通りの商売。1988~1995まで制作プロダクションでフォトグラファーのための見習い下積み期間。当初の名刺には、肩書は営業&企画担当。ようはなんでも屋さん。まだしっかりと現場をしきっての撮影なんて出来ないので、フォトグラファーなんて名刺には書けないし、書いたらまわりから笑いものにされてしまう。初めて名刺にフォトグラファーと入れてもいいよと、周囲から言われたのは1992年にある電機メーカーの撮影を丸受けして、はじめてオーストラリアロケに行った時。それから1999年まではフォトグラファーと名刺に入れていたが、代表作も少なかったので、とても恥ずかしく肩身の狭い思いだった。代表作が撮り溜まり、個展も増えていったある時、肩書ではなくあなた個人の名前と作品で勝負するのがこれからの時代、肩書を外した方が良いと思いますよ、とある方からアドバイスを言われて、何も書いていない名詞にしたのが1999年。

確かに名刺に、フォトグラファーとか書いてあるとかっこいいと思う人もいるかもしれない。でもきちんとその道で主たる収入を得る、あるいはきちんとした基礎があり作品を作りあげていなくて、肩書を書くと裸の王様になっていると僕は思う。ただ繰り返すが、よくリタイヤしたのでフォトグラファー、あるいはSNSで少しイイネが増えたからフォトグラファーというのを聞くと、自分たちの商売はそんなに簡単なものになり下がったんだと、悲しくむなしくなってしまう。


今日の記事は、年末に一人のフリーランスの人間が愚痴をこぼしていたと読み流していただければ幸いです

追伸です
やはり主たる収入源をその肩書でやっていない方には、その職業を名のってほしくないです


やはりその商売、職業で生きていくと決めたときは、背水の陣を引く気持ちなので安易に名のってほしくないです


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by masabike | 2018-12-29 00:43 | 写真アート | Comments(6)

やっぱりフィルム

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自分へのクリスマスプレゼントは大人買いでした。買い物はスライドファイルケース 60箱。マウントしたポジフィルムを収納する防湿箱です。えっ?まだフィルム撮っているの?そう思合われる方もいるかもしれません。FUJIFILMさんのX Photographerはしていますが、別にデジタル専業をしているわけではありません。今でもフィルムはきちんと撮影しています。もちろん富士フイルムさんも、まだプロ用フィルムも生産販売しています。

でも実はフィルムがあっても、周辺用品が手に入りにくくなりつつあります。特にスライドマウント 整理用セロハン袋 そして防湿箱。そこで今回はクリスマスなので防湿箱を大人買いしました 

やはりフィルムはとても大切です。デジタルと異なり、その場で見れないので頭の中でしっかり絵コンテを作ることが求められます
そして奥が深いことがたくさんです






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大人買いしたケースは我が家の耐火フィルム保存室に納めます。未使用の物は背表紙を裏にして棚に並べておくと整理しやすいです


この部屋は家内も立ち入り厳禁です。鉄のカーテンの向こう側です 

いつまでもフィルムで作品を撮りたいです。そしてフィルム特にモノクロフィルムで作品を撮れてこそ、個人的にはプロフェッショナルだといえます。

ちなみ防湿箱整理番号は1~1000がオーストラリア 35mm 1001~オーストラリア 中判作品 5000~日本35mm&中判作品で番記しています


永遠のフィルム作品のためには努力が大切です



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by masabike | 2018-12-26 16:41 | 写真アート | Comments(1)

POKO プリザーブドフラワー 展覧会

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FUJIFILM X-T3+FUJINON16mm 35mm


昨日は麻布十番のパレットギャラリーで開催されている、西オーストラリアのワイルドフラワーを使ったプリザーブドフラワーの展覧会にお邪魔しました。主催のPOKO代表渡邊さんは、この世界の第一人者です。長年西オーストラリアに通われています


昨日は西オーストラリア州政府観光局 日本代表の吉澤局長も見えていました。室内はまさに西オーストラリアの香りにあふれておりました

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でもやはり集まると、花より団子で、麻布十番にあるスーパー成城石井の運営するレストランでお食事会。もちろんオーストラリアのワインでいただきました(お肉は残念ながらトランプさんの国のお肉でした。カウボーイの味がしました爆)
オーストラリアフリーク 3人集まると話題はもちろんオーストラリア。昔話や情報交換、フェイクニュースなどいろいろありました



しこたま食べて飲んで、そのあとちょいと1杯立ち寄って、終電でご帰宅でした。終電まで飲んだの久しぶりでした。でも朝お腹が重いです。歳かな~~~



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相原正明




by masabike | 2018-11-30 10:35 | 写真アート | Comments(0)

三沢厚彦展 富山県美術館

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LUMIX LX100Ⅱ

今日、仕事でお伺いした、富山県美術館。仕事の合間をぬって、三沢厚彦さんの作品展を拝見しました
くすっと笑ってしまう、温かさがありました

ぜひ素晴らしい美術館と展覧会です。次の三連休、足をお運びください






by masabike | 2018-11-19 21:30 | 写真アート | Comments(0)

ワンダーフォトショップ 原宿 with チェキ

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今日は夕方から、12月の鉄道写真展のご案内ハガキを置いていただきに都内のギャラリーとSSめぐり。リコーイメージングさんの新宿、Nikon Gallery新宿、FUJIFILM Imaging Plaza丸の内 富士フォトギャラリー 銀座と、そして一番メインが原宿ワンダーフォトショップ。久しぶりに20台女子とお話したので緊張しました



せっかくなので、皆さんチェキで記念写真。ワンダーフォト、いつも元気で楽しいお店です!!




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by masabike | 2018-11-09 20:02 | 写真アート | Comments(0)

2019 FUJIFILM カレンダーの表紙になりました









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FUJIFILM X-T2+FUJINON10-24mm
Deviles Marveles Northern Territory Australia









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オーストラリア ノーザンテリトリーで撮影した作品が2019FUJIFILM CALENDERの表紙になりました

ここで撮影した、別の、フィルムで撮影した作品も今年、ドイツフォトキナの富士フイルムブースで展示されました。これで今年は2冠です。めちゃくちゃうれしいです。応援していただいたみなさん、撮影を支援していただいた富士フイルムのスタッフ エンジニアの皆さん。そして現地での撮影のためのロジスティツクをサポートしていただいた、カンタス航空の皆さんに心より御礼申し上げます











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お家で、撮影したx-T2+FUJINON10-24mmとカレンダーで記念写真 photo by Okusama


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FUJIFILM Velvia100 PENTAX 645NⅡ+SMC35mm

でも実はここは、僕にとってラッキープレイス。2003年  Velvia 100/100Fの撮影の時、このデビルスマーブルを選び、見事velvia100/100Fのメインビジュアルとしていただき、フィルムの販売も好調となりコダックと商戦に勝てたみたいです

そんな思い出深くラッキーな場所でした。最近は落語や鉄道に少し浮気していますが、。本妻のオーストラリアの大地も忘れていません。これからも、この第2の故郷を、大自然のスタジオとして、より精進して作品を生み出していきたいと思います。これからも皆様どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いいたします




 

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by masabike | 2018-11-07 21:23 | 写真アート | Comments(0)

Photokina 2018 Aihara Work

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Photo by Takashi Ueno FUJIFILM

作品撮影 PENTAX 645NⅡ+SMC35mm Velvia50

今年のフォトキナ、相原作品が2つのブースで展示されております。1つ目はは富士フイルムブース。


2006年に個展をさせていただいて以来、4回目の展示です。そして今回は王道のフィルムでの作品です。Velvia50で撮りました,オーストラリア ノーザンテリトリー デビルズマーブルズの作品です。


ここは富士フイルムさんには特別の場所かもしれません。


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2002年 Velvia100&100Fを発表した際に、ここでメインビジュアルを撮らせていただき、全世界キャンペーンとなりました。おかげさまでキャンペーンは大成功で、富士フイルムさんはフィルム売り上げで世界TOPシェアを確立できたと聞いております。


そんな思いもあり、王道のフォトキナ最後の展示はフィルムでこのシーンを富士フイルムさんにプレゼンさせていただき、展示していただきました
昨晩、この写真がドイツから送られてきた時は、思わず目の前の景色に雨が降ってしまいました






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LUMIX G9Pro+LEICA100~400mm

又兵衛桜 奈良

もう1点はパナソニックブースです。今回のフォトキナ台風の眼 LUMIX S1Rで話題のパナソニックさんですが、そこで展示あるいはイメージ映像で使用していただいております。マイクロフォーサーズの利点、焦点距離がフルサイズに比べて倍になりコンパクトな大きさなので、又兵衛桜を独特のアングルで撮ることが出来ました

又兵衛桜での撮影では奈良の写真家 HarQ氏のご尽力のおかげだと思っております。



フォトキナは単に新製品発表会ではなく、写真文化を楽しむ場所であり、世界中のTOPフォトグラファーが2年間ごとにしのぎを削る場所です。ある意味写真界のワールドカップです。初めて出させていただいた2006年の時に、同行していた広告代理店の方に「この展示と個展をステップにもっと大きな仕事が来るといいな」というと、「ここが世界の頂点なのでこれ以上大きなことはないです」と言われたときにフォトキナの凄さを感じました


来年から、毎年開催になってしまうフォトキナ、正調フォトキナは今年で最後です。そのターニングポイントに作品を選んでいただき、また撮影をサポートしていただいた、富士フイルム様 パナソニック様 カンタス航空様  多くの関係者クライアントの皆様 そして写真家 HarQ様  ありがとうございました

作品は独りでは出来ません、本当にありがとうございました

今回は撮影と出版準備等でドイツに行けなかったのが残念でした







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by masabike | 2018-09-27 08:32 | 写真アート | Comments(0)

最後のPhotokina

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FUJIFILM S5Pro +SIGMA12~24mm 2006年 フォトキナにて


今ドイツ・ケルンでフォトキナが開催されている。2年に1度開催される世界最大のカメラ映像ショウだ

初めて作品が展示されていったのが2006年。富士フイルムブースでの個展 photo is だった

当時 販売されていたFUJIFILM TX1パノラマカメラを使い、5メートルの縦長掛け軸風の作品を中心に約50点の個展だった


毎日世界中の人が見てくれた人生最高の写真展だった

期間中、富士フイルムの方と、広告代理店の方に、「なんでこれだけカメラメーカーが日本にありながら、あるいは世界の情報発信はニューヨークやパリなのに、フォトキナは世界最大の写真映像イベントをドイツでやるんですか?」と尋ねたら、「写真文化の発祥はドイツであり、今でも写真文化の中心はドイツ。カメラメーカーの売り上げや、メディア企業の数だけでは測れない、だからフォトキナなドイツでなければならない」と教えてくれた

そして5日間 ケルンメッセの会場にいて解ったことは、フォトキナが単に新製品の展示やプロモーションの場所ではなく、2年ごとに全世界のカメラ映像メーカーが、自社の機材を使ったトップフォトグラファーのトップクォリティーの作品を見せ、お互いに写真文化を楽しみ、メーカーの垣根を越えて、2年ごとに挨拶を交わす場だという事がわかった



実は来年からフォトキナは毎年開催 しかも規模を縮小して5月か6月に開催するらしい。いくつかのカメラメーカーが2年ごとでは商品サイクルに合わないから毎年開催しろと、駄々をこねたらしい。駄々をこねたメーカーはフォトキナの本当に意味を理解していないと思う


ドイツで列車の中で写真を撮っていると、「日本人か?写真が好きなのか?えっ!フォトグラファー!取材なのか? えっフォトキナに作品を出す!しかも個展!すげえな」とドイツ人の乗客の間で大騒ぎになった。ポートフォリオを見せると、写真展の成功を祈ると、みんな握手してくれた。その時、フォトキナの偉大さをしみじみ感じた。

そんなフォトキナも今年限り。来年もフォトキナはあるけど、それは本当のフォトキナではないと思う。都合今回も含めて4回 フォトキナに作品は展示された。その思い出は心の中の大切な宝物

ありがとうフォトキナ、そしてさようならフォトキナ




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by masabike | 2018-09-26 17:49 | 写真アート | Comments(0)

カメラは写真を撮る道具

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昨夜 ドイツ ケルンで行われているフォトキナでこれからの写真業界を変えるようなカメラがいくつか発表された。新機種発表は世界最高峰の映像イベント フォトキナならではと思った

これでニコン キヤノン ソニー パナソニックと4大メーカーのフルサイズミラーレスが出そろった。そしてFUJIFILMからは中判デジタルが雲の上の存在ではなく、身近な必需品となるようなGFX50Rも発表された

いよいよミラーレス戦国時代の幕開けだと思う。またあらたなるハイスペック競争のはじまりも感じた。新しいカメラあるいはフラッグシップモデルワクワクするが、こんな時だからこそもう一度立ち止まりどんなカメラが必要か考える時だと思う。人はそれぞれ持っている予算や時間に限りがある。何でもかんでも買うわけにはいかない

新型カメラを買いたくなるのは解るが、カメラを購入する人は2つの流れがあると思う。1つはカメラ好き。カメラのメカやあるいは操作することが大好き、あるいはもつことが無上の喜びの方。この場合はどんどん買っていただくしかない

そしてもう1つが写真を撮る道具、作品を撮る道具としてカメラを買う。この場合は冷静に考えてほしい。最終的には作品を作り、それを個展あるいはイベントで発表すること。つまり作品がゴールでカメラは単にプロセス。この場合はカメラにあまり投資すると、作品がおろそかになってしまう。カメラやレンズを買ったばかりに、作品にかける時間やお金がない。これでは本末転倒。作品を作りあげてなんぼ、あるいは作品を撮るための感性や眼力を養わなくては、カメラはただの箱に成り下がってしまう。

うちにもGFX50SD5と言う2つのフラッグシップモデルがある。かなり良い金額だ。でもこの2つを買い揃えたのにはわけがある。作品作りにどうしてお必要だった。僕の作品制作のためのOnly oneの存在だった。GFX50sは高画素でかつ25:64のパノラマアスペクト比がとれる唯一の存在。掛け軸風の縦パノラマを撮るためにはこのカメラ以外存在しなかった

Nikon D5 比類なき高感度性能とAF性能 ISO6400~20000を常用として夜の鉄道の世界を表現するにはこのカメラの存在なくしては不可能だった。そしていずれもカメラを買う前にこうゆう世界観を撮りたいという、コンセプトとイメージ絵コンテが心にあった。心の中を具現化するためにこの2つの最高峰機材を買った。高い機材を買ったら自分の不足分をカメラが補ってくれると思い買ったことはない。良い機材を買ったらよい写真が撮れるかもしれない。それは大きな間違えだと思う。撮るのは人でカメラではない。

 50万円機材を買うのと、50万円かけて作品撮りの旅あるいは、写真展を行う、あるいはしっかりしたポートフォリオを作りあげるどちらが、写真力がのびるか?答えは後者だと思う。カメラやレンズは撮ることの手助けをしてはくれるが、撮ることの視点や感性、コンセプトは与えてくれない

特にプロを目指すならば、何が必要か見極めるべきだと思う。もしこの記事をドイツで読んでいる方がいたら、フォトキナの会場も素晴らしいが、ぜひ時間を作りベルリンに行ってほしい。ベルリンはやはり欧州のアートの中心に戻りつつある。フォトジャーナリズムや写真文化の多くがベルリンから生まれた

多くの美術館もある、ヘルムートニュートン写真美術館、CO BELRINなどの写真関係も多い。そうゆう感性が研ぎ澄まされた地であるからこそ、それを表現するためにライカやツアイス ローライ コンタックスが生まれてきたと思う。もういちどカメラが生まれ写真文化が生まれた背景を見て学んできてほしい。

撮るためにどうしてカメラが必要か?ミラーレス戦国時代の幕開けの時だからこそ、もういちど自分の心と対話してほしい。









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by masabike | 2018-09-26 10:51 | 写真アート | Comments(0)