カテゴリ:写真アート( 261 )

荒野のモーテルでテレビを見ていて思う事

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オーストラリアでテレビを見ると、多民族国家 マルチカルチチャー主義というのがよくわかります。SBSという局では、世界各国のドラマや映画をしています

またスポーツでも国民的スポーツのクリケットやオージーボールもON AIRしていますが、モータースポーツやサーフィンもかなり報道しています。また新聞の競馬欄では、府中や阪神競馬の結果も報道されています

そして通常のニュース番組では、こんなことが世界であったの?というぐらいの日本では報道されていない、ニュースがたくさんやっています。特に中東 イスラエルと近隣国とのトラブルは、ほぼ毎日報道されています。日本だと、中東はあまりニュースにのぼりませんが、当たり前のようにたくさんニュースが流されています。あとはアジアのニュースです。特に香港のニュースは日本より、より詳しくかつ、かなり確信の映像を流しています

いつもオーストラリアから日本に帰ると、日本はほんとにFar Eastと感じます。これは地政学的だけではなく、文化的にも感じます。そしてメディアの取材力と粘り強さ、そして映像や写真のクォリティーの高さを海外に出ると感じます。

一人一人のメディアのスタッフがまさにプロフェッショナルで働いている感じを受けます。日本では大手新聞社では、新人一括採用で、その中で体力ありそうだからカメラマンに配置というのも、うそのような本当の話です。それでは良い写真は撮れないです。執念がそこには不足すると感じます。そしてやはり、記者クラブ等でのぶら下がり、囲み取材かもしれません。貿易も金融も、護送船団方式をやめて自由化しているのだからメディアも自由化するべきではないかと感じます。 実はだいぶ前にテレビ朝日が、オーストラリアのメディア王 マードック氏に買収されかけたときに、意外と局の現場のスタッフが、反対すると思いきや、現実は賛成して喜んでいたのが、驚かされました。理由は昔からの、悪しき慣例と天下りがなくなりそうだからとのことでした

また1999年にオーストラリアに滞在しているときは、チモール紛争が勃発し、オーストラリアは国家非常事態宣言で、テレビもラジオも大騒ぎでしたが、日本に帰国すると、チモール紛争はまるで報道されておらず、一番のニュースはサッチー&ミッチー騒動でした

ぜひ日本のメディアの幹部の方々に、真剣に海外の番組作りあるいは報道を見ていただきたいです



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by masabike | 2019-09-14 13:36 | 写真アート | Comments(0)

ランドスケープを考える

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LUMIX GH5+LEICA8-18mm


これから2週間 西オーストラリアの荒野で大地と空と対話しながら、地球のポートレイトを撮らせていただく。日本では信じられない、強烈な色と光がある。そしてフラットな大地は、太陽が地平線のかなたに、逃げるまで、素晴らしい斜光をレンズに投げかけてくれる。

写真展ではしばしば「これ本当に撮ってだし?」と聞かれるが、ほぼ撮ってだしである。若干だけプリントの時に、濃淡や明るさを調整するが、微調整のレベルだ。カラー作品に関しては、ガンガンに画像処理は使わない。良い光や色を、待つ、探す、降りてきてもらう。この3つが大切だ。現実にない色やトーンを作品にして、ランドスケープフォトと呼べるのかどうか?心象色が逆作用した悪い例かもしれない。

ではコンテンポラリーアートはどうかというと、彼らは頭の中でこうしたいという、絵コンテと設計図が出来上がり、それに合わせて撮った作品を素材として加工している。ただやみくもにいじったり、あるいは撮れなかったから色を乗せかというわけではない。そこを勘違いしないで欲しい。夕陽を待ったけど、あまり色が変わらなかったからPSで赤くしましたとは、次元が異なる話だ

あとではモノクロームはどうかというと、モノクロの時点で現実世界とは異なるので、これをいじるというのはフィルム時代から当然だった。色がある世界を黒から白のグラデで表現すること自体が現実ではない。だから加工するのは当然。カラーとは違う世界観だ。カラーで撮った作品をモノクロにする場合、よほど視点を考えないとh難しい

いま、あるカメラ雑誌で写真家・米未知子氏が過剰なレタッチをしてよいのかという記事が話題になっている。それはとてもうなずける。フィルム時代、こう撮れたらよいなと、言う作品がとれるまで粘る、あるいは何度も通うが当たり前だったが、今は撮れなかったら後で画処理しようになってきた

これでは残念ながら、心に残る作品は難しい。目先のネットの「イイネ」を優先として、作品性が後になっている気がする。目立たせる写真ではなく、20年後 30年後も心に残る作品にしたい。


せっかく大地が見せてくれる地球のポートレイトを、ぼくはなるべく加工しない。素材の良さ、鮮度の良さを生かしたい。寿司と同じだ。もしかしたら僕のEarthraitSushiテイストかもしれない。風景撮影、待つこと耐えること、これが基本だと思う



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by masabike | 2019-09-04 22:19 | 写真アート | Comments(0)

ミュゼふくおか再訪





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今回の旅の目的の一つ、ミュゼふくおかで開催されている「絶対風景」に作品を1点 出展しています




その見学と、写真展のお礼も兼ねての再訪でした。偶然会場で人気風景写真家 辰野さんにも再開できました。辰野さんから「バイクでここまで来たんですか?遠いのにご苦労様です」と言われたので「片道500kmぐらいなので、オーストラリアの移動に比べたらたいしたことないですよ」とお答えしました 爆





ミュゼふくおかは、安藤忠雄氏設計の富山県唯一の作品です。広い吹き抜けが、印象的でこれをいかに使いこなすのかが、この美術館での写真展の一番の味噌です。東京や大阪など大都市ではなかなか、これだけ天井の高い美術館は少ないです、この高さ広さを使い切れる作品をこれからも作りたいです。そのためには撮影時点で、どこにどのようなコンセプトの作品をどう展示するかを考えての撮影が求められます。「撮れちゃった」そして綺麗な写真がたまりました だから写真展ではだめです。最終形を想定して、撮影に臨む。それが美術館での作品展のカギとなります



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Nikon F2+Nikkor35mm+FUJIFILM RDP

大台ケ原 満月の夜の稲妻 (奈良県)

今回のミュゼふくおかで展示しています、ぼくの作品です。ぜひぜひ生のプリントでご覧ください。「絶対風景」展9月1日まで開催です。お待ちしております




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by masabike | 2019-08-29 07:38 | 写真アート | Comments(2)

モノクロームに思う

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僕はモノクロ写真が好きだ。デジタル、フィルム問わずだ。特にポートレイトはフィルム時代からほとんどモノクロ。なぜならばその人の生き生きとした表情が表現できるからだ。カラーだとどうしても、洋服や背景の色にも目が行ってしまう

表現したかったのは、生き生きとした人物像とその人にあった時の空気感。そして基本的にはモノクロで重いドロドロした作品は個人的に好みではない。ただ間違えないでいただきたいのは、力強い作品と、重いどろどろした写真は違う。良い例がセバスチャン・サルガド。とても重厚で力強いが、ドロドロしていない。どちらかと言えば「宗教画」にちかい清廉さが存在する

デジタルになり、モード切替でモノクロが選べる、インスタ映えの反動でモノクロ あるいは各カメラメーカーがモノクロモードに力を入れているので、モノクロの波が来ているのはとても良いと思う。富士フイルムも新しいアクロスⅡを発表したし。ただドロドロ 重い写真=モノクロと短絡的に考える方が多い気もする。光と影とグラデーションが整理されていないと感じる作品が多い気がする。単にカラーから色を抜いただけ。どうしてモノクロで表現しなければならないかが、抜け受落ちている気がする作品がSNS上やあるいは新人のプロの方に多い気がする。つややかなものトーン、光と影の大切さがどこかに忘れれれている気がする

僕も学生時代に、ドロドロの被写体、高感度素粒子現像もしたので、あまり人のことをとやかく言えないですが。特に学生時代は北井一夫さんのアサヒカメラ連載の「村へ」へ憧れて、素粒子+廃屋 廃墟 限界集落的なものをよく撮りました。ただある時からぱったりそれを撮らなくなりました。それは出来た写真の表面しか見ていなかった。撮影者の内部宇宙 コンセプトを見ていなくて、今で言うとこの"スペック”しか見ていなかったことに気がついたからだ。それは広告代理店に入り、広告のコンセプトワークを徹底的に仕事でやらされて、被写体の裏に潜むものをいやというほど教え込まれたからだ。その時点で、僕はどろどろの重い世界ではなく、もっと違う元気が出る世界、人が作品を見て、微笑んでくれる世界を追い求めようと考えたからだ。そしてもう一つが光と影の美しさ

ただこの結論に達するためには、たくさんの名作あるいは一流のプロの作品を見たから、写真美術史 あるいは写真の流れでどの立ち位置にするか、考えることが出来たからだ。ぜひいま新しいモノクロの波が来ている。モノクロ好きな方、ブームで終わらせないために今一度、過去の作品を見て なぜモノクロか?考えてほしい。カラー写真から色を抜いたのがモノクロ作品ではない。重く撮ること、ドロドロに撮ることだけがモノクロではない。光と影だけだからこそ緻密な構図の整理が必要と感じる



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by masabike | 2019-08-13 12:00 | 写真アート | Comments(0)

コシナ 本社 Otus作品展示 7月30日

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Nikon D5+Carl Zeiss Otus28/1.4
FUJIFILM XF10(最後の1枚)


以前ミュゼふくおかでの写真展の時に展示した、Otus55mm+Nikon D800Eでの作品群KatachiをZeissさんのレンズ製造をされているコシナ様の長野本社に展示することとなり、お伺いしてまいりました。長野は涼しいと思いお伺いしましたが、超猛暑 涼しい工場に入ると生きかえりました笑

今回は長辺1.6メートルのモノクロ作品(写真弘社 ラムダプリント イルフォード銀塩バライタ紙)6点の展示です

工場の広い廊下ですと見栄えが良いです



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今回はミュゼふくおかで展示した5点 プラス予備の1点の合わせて6点の展示です
撮影のタイトルを兼ねたテーマはKatachi


オーストラリア撮影25年のタイミングで、もう一度写真の原点に戻り、標準レンズ+モノクロームで、物のフォルムの美しさを表現するという事で、Katachiと言うシリーズを撮り始めました。この流れは今年のNikon Z7での個展 SPIRITやLUMIX GINZA TOKYOでのEarhtraitのモノクロ作品にもつながって来ています。

次のステップの僕の写真の方向性です。otusがなければ、この原点回帰の作品制作は無かったと言っても過言ではありません
その作品を飾っていただいてうれしいです


今回はコシナ 長野工場の事業所長の関様と広報の佐藤様にじっくりとご案内していただきました

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またコシナさんの工場にはFUJIFILMさんのGF670で撮影した、僕の作品も飾られていました
タスマニアの夜明けの作品です



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見学とお打合せの後は、会社の近くで、美味しい長野のおそばとシメジの天ぷら &笹寿司ご馳走になり大感激でした
やはり自分の使う機材が生産される現場と現場の方々にお会いする大切さを改めて、認識させられた今回の長野訪問でした

コシナの皆様 またお伺いさせていただきます



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by masabike | 2019-08-03 15:34 | 写真アート | Comments(0)

写真の読み方 

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撮影 ソニーサイバーショット

天気が悪いので古いデーターの整理をしていたら2002年のタスマニアロケのデーターが出てきた。撮影はソニー サイバーショット 1コマ 約300kb.
初めて使い、持っていたデジカメだ。当時、このカメラでソニーのHPでオーストラリア旅日記的なことをUPしていた。データーも小さいが写っている僕も痩せている



でもこの写真を見て皆さんどう思いますか?次に2つのキャプションあるいはタイトルを書きます


1)撮影はいつも山のなか、予算がないので自炊で慢性的な野菜不足。缶詰ばかり、生鮮品はない。しかも撮影のあとへとへとに疲れているいるのに、炊事と雑務でアシスタントは休む間もない。食べた後はフィルムと機材の整理、しかも寒いキャンプで料理を作るときも防寒着は手放せない。アシスタントは疲れて笑いもない。しかも夜はまた星景撮影。寝る時間はない。考えただけでも、暗くなりなおさら言葉数が減り暗くなる

2)撮影は大自然を満喫するために、キャンプでみんなでご飯を作り家族同様で楽しく過ごす。しこたまに肉の缶詰、疲れた分のカロリーはしっかり補充。さらにタスマニアはリンゴが名物、この日はリンゴのデザート。この日の撮影も超ドラマチックなシーンで、アシスタントもその感動で言葉を失い、撮影の余韻をかみしめ黙々とお料理。夜は森の中で星を見ながらたき火を囲み旅の話に花が咲く。この日も夜空にはマゼラン星雲が輝く


同じ写真でもキャプションでまるで異なる印象だと思う

写真はキャプション次第で読み解き方がまるで異なる。これは大学時代 授業の写真編集で、名取洋之助氏の「写真の読み方」を教科書にして、当時の読売新聞社 写真部長 福嶋先生からしつこく丁寧に教えられた

実は今これと同じようなことがたくさんある。一番注目が吉本でもめている芸人さんの宮迫さんのフライデー報道。ここであれが真実だったかどうか、どのようないきさつか、背後関係はと、延べるつもりはない。ただあのような写真があった事実だけを言いたい。
だが、誰も見ている読者は、撮影時の真実と事実関係はわからない。ただ雑誌のキャプションだけが頼りだ

現場の真実と事実関係は僕にはわからないけど、ご本人はお店の人から頼まれて、こちらのお客さんと写真とってよと言われて撮っただけ。あり得る話だと思う。僕程度の写真家でも、飲食店やイベントの打ち上げて飲み屋さんで、「すいません、こちらのお客様と記念写真お願いします」と頼まれるときがある。その時は、だいたい相手の方が、もう大の仲良し状態的な雰囲気で写真を撮ることが多い。その後僕自身は、その人が誰だったか、さらに記念写真を撮ったことすら忘れてしまう。ましてや、撮るときに、いちいち「あなたは反社会的勢力ですか?」なんて聞くわけがない
そうゆうことが年間何十回もある。テレビに出ている有名なタレントさんだったら、なおさらで、撮ったことも覚えていない、あり得ると思う。普通の人と違い、年間 何千人もあっていればいちいち覚えていないと思う。普通の人の日常の感覚だけで判断するのは酷だと思う。真実と事実は解らないけど、僕なりの解釈でそう思う。



つまり世に出るメディアのすべての写真や記事は、すべて写真家 ライター そして編集者 あるいはディレクターのフィルターにかかっている。事実のRAWデーターではない。写真展でも自分の世界観を表すための、セレクション レイアウト キャプション 写真展のタイトル 会場構成で、いくらでも異なるイメージになる。あるいみ写真展でのオーストラリアは、本当のオーストラリアではなく、相原正明のコンセプトと心の中で見えたオーストラリア。これは他の人の作品でも同じだ。だからそのフィルターとなる、写真家の世界観 哲学 コンセプトが必要。では広告とか編集物はというと、アートディレクターなるものをたてる。そうしないと、写真家 コピーライター デザイナー イラストレーターが好き勝手なフィルターを使うと完成形にならないから、アートディレクターと言うみんなの共通のフィルターが必要となる。編集長も同じだ


だから個人の写真展や写真集では、自分の世界観を出すために自分のフィルターを使わなければならない。それで観客に自分の写真を読んでもらう

こんな視点 観点で いまいちど、この氾濫する写真の洪水の中から、きちんとした写真の読み方をしてほしい


そして真実と事実も異なることも知ってほしい






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by masabike | 2019-07-22 14:48 | 写真アート | Comments(0)

カタログ

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ただいま部屋の大整理&掃除中。写真展と写真集も終わりかつ、3連休雨なのでじっくり部屋の整理。
実は部屋の中に大量にあるのが広告用パンフレット。カメラ&写真は当然だが、それ以外にバイク オーディオ 車(少しだけです) 住宅 旅行関係 。これは趣味で集めたものもありますが、元々 仕事のスタートが広告代理店だったので、眼につくパンフレットを仕事の資料用 あるいは何かプレゼンの勉強用に集めた。


業種にかかわらず、企業が伸びている時 あるいは商品がぶれていない時(売れる売れないは別の話)はパンフレットの質も良く、ビジュアルの素晴らしく、コピーも切れが良い。逆に迷走期に入ると、やたらスペックを説明し、それもマスターベーション的な説明になっていく。もともと広告代理店時代は不動産広告が多かった。不動産の場合は3部作のパンフになっている。イメージパンフ 図面集 価格表&ローン 高額物件になると1部 数万円のパンフレットにになる。バブルのころは販売価格の3~4%が広告費だったからなおさらだ。そして広告はチームワークで英知を出し合って作る。アートディレクター、デザイナー コピーライター マーケティング リサーチ イベント担当 AE(営業)そして時にはイラストレーターやフォトグラファー。ブレスト~コンセプトワーク~ストーリー展開~キーワード&メインビジュアル設定の流れで詰めて、プレゼンをして勝ち取ったら、その流れで行く


だからクライアントと代理店側が息が合うと良い広告あるいは記憶に残る広告が作れる。


現在のカメラ&写真業界で見ると、スペックやカメラの良しあし、価格などは別にして、カタログと広告展開を見る限りキヤノンとSONYがダントツだと思う。残念ながら、どちらのメーカーもカメラ&レンズを使用していないし、所有していないので機材については解らない。でもパンフレット見る限り、もし僕がセンサーサイズや画素あるいはミラー式とミラーレスの違いも分からないぐらいの初心者で、カメラ店あるいはCP+等に行き、カタログを手に取ったら迷わずこの2社を買うだろう。それはスペックよりも買う気にさせる写真とコピーが並んでいる。「もし自分がキヤノンを買ったら、野町さんみたいな写真が撮れそう」そう思い込ませる勢いがある。そして印刷等のクォリティーも良い。悔しいけどとてもこの2社よくできている

でも個人的に今までで一番印象に残っているカメラメーカーのカタログはCONTAX。ビジュアル、コピー、デザイン、印刷どれをとっても素晴らしく、部屋にインテリアで飾っておきたいぐらいだ。特にRTSやAriaの広告は素晴らしかった。企業のコンセプトがぶれていないのがよく分かる。それとKodakとガチンコでバトルしていた時のFUJIFILMの海外向けパンフレット。めちゃくちゃお金と時間がかかっている。まさにミニ写真集。(別にいまのXシリーズのパンフがだめという意味ではない、誤解のない用意) これを見たら家にあるKodakを全部VelviaとProviaに買いなおすぐらいの勢い

あと写真集ではないですが、昔はニコンを買うと、お客様カードをニコンに送ると「ニコンの世界」というカタログ兼写真集がいただけた。これが内容がすさまじい。アベドン、ダンカン など当時の世界の巨匠の作品がずらりだった

つまりパンフレットはお客様に夢と未来を売るツール。そしていつの世でも好奇心の玉手箱であってほしい。20年後、今のカメラのパンフレット見てドキドキするものを作ってほしいし、使われるフォトグラファーも仕事ではなく、自分の魂と命を削って撮る作品を作りあげてほしい



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by masabike | 2019-07-15 06:52 | 写真アート | Comments(0)

モノクローム

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LUMIX S1R+LUMIX50mm/1.4


















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LUMIX G9pro+LEICA8-18mm
























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Nikon D800E+Carl Zeiss Otus 28mm
























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Nikon D800E+Carl Zeiss Otus28mm























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FUJIFILM X-T1+FUJINON18-135mm






















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Nikon F2+Zeiss 50mm+FUJIFILM PREST400













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Nikon F2+Nikkor28mm+FUJIFILM ACROS



歳を重ねるごとにモノクロ作品の大切さ 楽しさ 奥深さ そして難しさがよく分かりかつのめり込んでいく

最近はデジタルカメラでも各メーカーモノクロモードのバリエーションや開発に力を入れている。そして富士フイルムにおいては、モノクロフィルム ACROSの再生産を発表した。スペックに偏る噺が多い中である意味とても楽しいし明るい話だと思う


今回のLUMIX GINZA TOKYOの写真展でも、最初と最後の締めくくりはモノクロ作品だった。写真展でしばしばお客様から「カラーで撮った作品をモノクロに返還はフォトショップとかでするんですか?」という質問が多かった。答えは最初からモノクロで撮っていますです


なぜならカラーとモノクロでは基本的に表現が違う。つまり当然露出も異なるので、RAWさえ撮っておけば、同じデーターからカラーモノクロどちらでも大丈夫という事は、僕は納得できない。(どうしても撮った後にカラーからモノクロ あるいはその逆もある。シャッターチャンス等の問題 あるいは最悪現場でコンセプトが煮詰まっていなかった。つまりポジティブな状態ではないこと)さらに言うならばカラーとモノクロでは同じ被写体でも、構図やシャッターチャンスも異なると考える

だから現場で判断つかないから後から考えるでは、本当の意味でのモノクロの世界は表現できない。考えて見れば、アンセルアダムス ブレッソン ラルティーグ ナジの時代にはデジタルはおろか、カラーフィルムすら珍しいかあるいは存在しなかった。肉眼でみた現実世界を、頭の中でいかにモノクロームの世界に変換して、脳内絵コンテを描き作品を撮るかが写真家のスキルだったと思う

つまりカラーから色を抜いて、モノクロにした作品ではコンセプトと哲学が不在だと思う。撮るときにこの光をこのトーンで再現したい、表現したいという、カラーよりもより強く光とトーンにこだわりが必要だと思う。そして光と影とトーンを美しく見せるあるいは、印象づける構図も必要だ



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FUJIFILM ACROSⅡ+PENTAX645NⅡ+SMC45-85mm+Y2フィルター

ただカラーから色を抜いて、モノクロにしました。あるいはただドロドロしたモノトーンの世界にしましたでは、インスタ映えや女子カメラ的な写真と同じように、ブームで終わってしまう、あるいは単に画像処理のテクニックで終わってしまう危険性を数多くはらんでいる。そうならないためにはどうするか?答えは過去の素晴らしい作品をたくさん見ること。名作と呼ばれる写真だけではなく絵画、映画も見ること。自分の頭の中にきちんと写真美術史を描き、自分はどんな位置関係で作品に臨むのかそれがとても大切だと思う

そして10~20代 写真を始めたころは僕も粗粒子作品やソラリゼーションにはまった。テクニックとエフェクトに没頭する季節。ある意味誰もがモノクロを始めると通らなければならないルーティーかもしれない。そして若いころは土門拳氏や植田正治氏の素晴らしさが良く理解できなかった。でも誰もがそれらすべてを経験し、通り越して初めて見えて来るものがあることも事実 。ぜひモノクロを楽しみたい方先は長く深い 写真の大きな沼にようこそ






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by masabike | 2019-07-08 17:07 | 写真アート | Comments(0)

琵琶湖 FUJIFILM ACROSⅡ

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FUJIFILM ACROSⅡ+O56フィルター+PENTAX 645NⅡ+SMC45~85mm



新生 ACROSⅡ、旧ACROSに比べてやや硬めの諧調。個人的には大変好みの諧調です
とくに建築 金属物 風景などに向いています

上の作品でも画面右下の山並みが重なり、湖に落ちるあたりの諧調が、硬めとなったことでぼやけずに綺麗なグラデーションで出ています

富士フイルム 古森会長がおっしゃる通り「写真の神髄はモノクロです」の言葉通り、まさに22世紀に作品を残すため、デジタルとは異なる、フィルムならではの諧調と奥行き感がまさにアクロスⅡです

これでいつかオーストラリアを撮影したいです

ぜひ皆様も復活するACROSⅡを祝って、モノクロフィルム作品挑戦してみてください。銀塩フィルム文化を残すのは、写真好きひとりひとりの熱い気持ちと、好奇心です。どうか皆様よろしくお願いいたします


写真家 相原正明










by masabike | 2019-06-19 10:29 | 写真アート | Comments(0)

富士フイルム ACROSⅡ 発表 in Photonext

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ACROSⅡ  120サイズ  150~300mm 645サイズカメラ
富山県 高岡市 瑞龍寺


















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ACROSⅡ 120サイズ  75m 645サイズカメラ
富山県 高岡市 瑞龍寺


本日 Photonext 富士フイルム ブースで新フィルム ACROSⅡの製品発表がされました

今回はその新生 ACROSⅡの撮りおろしの撮影をいたしまして、本日皆様にお目にかけます
従来のACROSよりやか硬めの階調ですが、個人的にはこちらの方も大好きな諧調です

特に風景 建築 金属物等に向いているフィルムです



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朝一で会場でプリントチェックをいたしました。Provia400F以来、久しぶりの富士フイルムさんからのフィルムでのプロモーション撮影でした。でもやはりデジタルとは違うとても良い緊張感。自分の撮影スタイル 作品はフィルムに育てられ助けられたことを実感しました

ブースでACROSⅡの発売に頑張っていただいた、富士フイルムさんのフィルム開発 プリント担当の皆様と思い出の記念撮影です。皆様本当にありがとうございました。素晴らしいフィルム作品撮りたいと思います















by masabike | 2019-06-18 10:52 | 写真アート | Comments(0)