2019年 09月 04日 ( 3 )

ランドスケープを考える

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LUMIX GH5+LEICA8-18mm


これから2週間 西オーストラリアの荒野で大地と空と対話しながら、地球のポートレイトを撮らせていただく。日本では信じられない、強烈な色と光がある。そしてフラットな大地は、太陽が地平線のかなたに、逃げるまで、素晴らしい斜光をレンズに投げかけてくれる。

写真展ではしばしば「これ本当に撮ってだし?」と聞かれるが、ほぼ撮ってだしである。若干だけプリントの時に、濃淡や明るさを調整するが、微調整のレベルだ。カラー作品に関しては、ガンガンに画像処理は使わない。良い光や色を、待つ、探す、降りてきてもらう。この3つが大切だ。現実にない色やトーンを作品にして、ランドスケープフォトと呼べるのかどうか?心象色が逆作用した悪い例かもしれない。

ではコンテンポラリーアートはどうかというと、彼らは頭の中でこうしたいという、絵コンテと設計図が出来上がり、それに合わせて撮った作品を素材として加工している。ただやみくもにいじったり、あるいは撮れなかったから色を乗せかというわけではない。そこを勘違いしないで欲しい。夕陽を待ったけど、あまり色が変わらなかったからPSで赤くしましたとは、次元が異なる話だ

あとではモノクロームはどうかというと、モノクロの時点で現実世界とは異なるので、これをいじるというのはフィルム時代から当然だった。色がある世界を黒から白のグラデで表現すること自体が現実ではない。だから加工するのは当然。カラーとは違う世界観だ。カラーで撮った作品をモノクロにする場合、よほど視点を考えないとh難しい

いま、あるカメラ雑誌で写真家・米未知子氏が過剰なレタッチをしてよいのかという記事が話題になっている。それはとてもうなずける。フィルム時代、こう撮れたらよいなと、言う作品がとれるまで粘る、あるいは何度も通うが当たり前だったが、今は撮れなかったら後で画処理しようになってきた

これでは残念ながら、心に残る作品は難しい。目先のネットの「イイネ」を優先として、作品性が後になっている気がする。目立たせる写真ではなく、20年後 30年後も心に残る作品にしたい。


せっかく大地が見せてくれる地球のポートレイトを、ぼくはなるべく加工しない。素材の良さ、鮮度の良さを生かしたい。寿司と同じだ。もしかしたら僕のEarthraitSushiテイストかもしれない。風景撮影、待つこと耐えること、これが基本だと思う



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by masabike | 2019-09-04 22:19 | 写真アート | Comments(0)

Heading to Perth

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昨晩 成田を出て今、西オーストラリアのパースに居ます。今回はワイルドフラワーと塩の湖の撮影です。
成田では、ラウンジが使えたので、日本を出る前の事務作業をかたずけ、オーストラリアワインを楽しみました

カンタスラウンジ オーストラリアワインの品ぞろえが素晴らしく、もう成田から気分はオーストラリアです
今回は成田~カンタスQF80便~メルボルン~パースというルートです。運よく、メルボルンまでのフライトは、後ろの席が誰もいなかったので、3席占拠して横になれました ラッキーです

メルボルンでは毎度おなじみの、ボーダーセキュリティーのお部屋でカメラのカルネ通関です。毎回ひやひやです





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国内線のチェックインが終わり、やっと朝ご飯。ハングリージャックのハンバーガ、某M社よりもジューシーで美味しいです。それにしてもでかかったです。
メルボルン~パースのフライトは偏西風が強くて、50分ぐらい遅れました。対地速度もB737で600km/hと遅めでした





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今回のレンタカーはトヨタカムリ。まっさらの新車です、当初は小型車でヒュンダイでしたが、レンタカーのカウンターで、1日プラス500円で、中型車の新車にアップグレードできますがどうしますか?ときかれて、思わずyesと言いました









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今回は空港に近いモーテルです。Cityでないと、安いのと車が停めやすいです。部屋の前まで車がつけられるので、モーテルが便利です。1泊8000円です。今回も荷物が6ケース カメラバッグ 3つ スーツケース キャンプグッズのダッフルバッグ 三脚ケースなどなどで、総計60キロです

部屋に着くと、三脚の組み立て、カメラとレンズの点検と

  撮影しやすいように再度。その他雑用盛りだくさん。でもオーストラリアのモーテルでは当たり前の電気ポットですが、うちの奥さんがフランスのプロバンスに行ったとき、「今度のホテル高級だったんだよ、部屋に電気ポットがついてた」と自慢するのですが、なんのこっちゃと思ったら、フランスでは電気ポットは、高級ホテルでないとついてこないそうです。オーストラリアでは地の果ての、バラックのようなモーテルでも。
、電気ポットはありますよ


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夕飯はモーテルの近くのパブで、ステーキ&ビール。今回はWild Yakという初めてのブランド。パブでステーキ食べてビール飲んで、テレビでクリケットとフッティを見ると、オーストラリアに来たなと実感します


by masabike | 2019-09-04 21:46 | アウトバック | Comments(0)

FUJIFILM Face bookから転載 出会いの色と光

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「出会いの色と光」岐阜県 神岡町
FUJIFILM X-X-Pro2 + FUJINON XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR

今年の紅葉シーズンに備えて、長野、岐阜、富山の3県にまたがるエリアにロケハンを兼ねてバイクツーリングに出た。山の中で、細かい林道やあるいは農道を走り撮影場所を探す時、バイクの機動力はとても便利。車だとこの先、Uターン出来なかったらどうしよう、と迷う場所でも行ける。そして僕の乗っているアドベンチャータイプと呼ばれるバイクは視点が高いので、被写体を捜すのにはとても便利。車に例えるならばマイクロバスの運転席ほどの高さ。そして何よりも体に当たる風がダイレクトなので、気温、湿度、そして森や海や雨の匂いも分かる。五感を総動員して、大自然の中を移動して捜すので良い被写体に巡り合いやすい。今回もそんなわけで、山奥の林道に分け入り、最後は富山県有峰湖に出て、北アルプスの撮影場所を捜し、日本海の夕日も見るつもりだった。ところが途中、富山に抜ける林道の分岐で数日前の台風で通行止めの表示。「あちゃ~~」と思ったのだが、これはこれで迂回して別ルートに行くと何か素晴らしい出会いがあると思い、逆にワクワクしてバイクを走らせた。

高原の牧場に出た。森を背にして大きなコテージがあった。だが眼は、その森に留まった。森の中で何かカラフルなものがこちらに合図をしている。バイクを止めてよく見ると、色とりどりの雨傘が森につるされていた。晩夏の高原を走り去る、風によって踊らされていた。空は夏最後の力がみなぎる青空。でも空の端には、夏との別れを悲しむような入道雲が湧き立ち、この光景を見物していた。予想外の光景、しかもランドスケープではない被写体。でもこの偶然の出会いに、写欲スイッチが入り、気がついたら200枚ぐらい撮影していた。旅先での予想もしないシーンや出会い、オールラウンドに対応してくれるのにXF18-135mmほど強い味方はいない。特に手ブレ補正は、バイクを降りた直後は息も切れているのと、ライディングで手の筋肉がパンパンで、手ブレしやすくなっている時に強い味方だ。これは自転車旅やウォーキングでも同じこと。そして意外と寄れる最短撮影距離など、まさに決定的瞬間を逃さないためのレンズ。もし今の時代、ブレッソンが生きていたらXF18-135mmを見てどう思い、そしてどう使うだろうか?そんなわけで僕はこの偶然の出会いの光と色を楽しんだ。普段はコンセプトを立てて撮影している。でも注意しないと、コンセプトにとらわれすぎて、絵として素晴らしい一瞬、写真として二度とない決定的瞬間を逃してしまう。20代のころはそんなこともしばしば。だが色々と経験し、感動したり、好奇心がくすぐられたらまず1枚撮ろうとマイシューティングルールを作った。そしてそのマイシューティングルールに、今回もX-Pro2 + XF18-135mmはとてもよく答えてくれた。ぜひあなたのXとあなただけのシューティングルールを作り素晴らしい秋の光と色を捕まえてほしい。そして捕まえたなら忘れずに!!お店でプリント。光と影は鮮度が大切だ




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by masabike | 2019-09-04 20:54 | 日本風景 | Comments(0)