2018年 12月 05日 ( 7 )

白花初冬図

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「白花初冬図」東京 新宿御苑
FUJIFILM X-T3 + XF60mmF2.4 R Macro

日本の自然を撮る時にいつも難しいと感じるのは緑の表現。新緑、真夏の濃厚な緑、そして初冬の少し凛とした緑。それぞれの季節の空気感の影響を最も受けやすい色が緑ではないかと思う。12年前、初めてFinePix S5 Proをテストした時は5月だった。今でも昨日のように覚えている。新緑あふれる近所の公園に行き、シャッターを押した。そしてモニターに出てきた色を見たとき、それまでのデジタルカメラの常識を打ち破る、緑の色再現だった。思わず僕は笑ってしまった。当時はデジタルカメラを進んで使いたくない状況だった。なぜなら、あまりにも自分が思う日本の自然の色が再現できなかったからだ。だからS5 Proのモニターを見たとき、嬉しさが極まり笑いが止まらなくなった。自分の思うままの色が撮れるデジタルカメラが出来たからだ。

それから12年、S5 ProのDNAはXシリーズに受け継がれ、進化そして熟成し続けた。X-T3になり、外見はX-T2とさほど変わらないが、センサーそしてエンジンが新たに見直された。当然のごとく色も進化した。初冬の日陰に咲く水仙。白い花を引き立たせてくれるのは、凛とした緑。濃厚で深みのある力強い緑。これを撮るのにASTIAモードにしてColorの設定を+1にした。落ち着いた色の中に少しだけ華やかさをトッピングした。そしてASTIAは白の抜けるような色再現に向いている。また葉と葉の重なった、陰になる部分の緑の諧調表現はASTIAならではの味わいだ。シャドー部が粘ってくれる。そしてこの深みのある緑を最後に完成させてくれるのが、Xプリントなどの富士フイルムのプロラボのプリントシステム。ぜひ味わいのある色が撮れたら、色の匠たちが仕上げてくれるプロラボに頼みたい。勘違いしている方が多いので、あえてここで説明するが、プロラボは、プロの写真家でなくても、アマチュアや一般の方でもプリントオーダーができる。ぜひ素晴らしい1枚が撮れたらプロラボの扉を開けて欲しい。

あっという間に12月。新しい年を迎えるにあたり、部屋に飾る作品を新しくしたい。僕はこの作品データーをもって、プロラボの扉を開けるだろう。今からどんな額装にしようかとても楽しみ。新たなXで撮れた新たな作品が、2019年の我が家のリビングを飾るだろう。
ぜひ皆さんも新しい年、新たなXで写真を部屋に飾りませんか?



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by masabike | 2018-12-05 23:21 | 日本風景 | Comments(0)

晩秋紅葉図


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「晩秋紅葉図」長野県 戸隠 鏡沼
FUJIFILM GFX 50S + FUJINON GF32-64mmF4 R LM WR

11月14日にここで書いた、アメリカのf/64のグループも含めた作品展を東京・六本木の富士フイルムスクエアで開催されている。「アメリカ近代写真の至宝ギルバート・コレクション展」だ。生のプリントは、生でしか味わえない、ディテール等も解るのも当然だが、プリントから来るオーラも感じ取れる。オーラがある作品、それは撮影時の作家の魂と強い気持ちがプリントから放たれている証拠。だから素晴らしい作品展は見ていてとても疲れる。疲れが大きいほど、良い作品展だったと思う。

丁度、富士フイルムスクエアでギルバート・コレクション展を拝見したあと、近くの新国立美術館で開催されている東山魁夷展も拝見した。とても個人的感想だが、東山魁夷氏の作品はとても写真的だと思う。その理由は2つある。1つはタングステンフィルムの色温度に近い色の世界。3800-5000ケルビン周辺の青い色温度の世界でも、時として8000ケルビンぐらいのトーンも使う。この色温度をコントロールするような世界観、写真を学ぶ上でとても勉強になる。もう1つは遠近感。時として東山魁夷氏の作品は200-300mmぐらいの望遠レンズで切り取り、圧縮した効果が感じられる。特に北欧の白夜を描いた作品で僕は強く感じた。まさにアウトプットを印画紙ではなく、紙に筆で描いた、アウトプットの方法の違いだけ。とても作品を作るための勉強になる。そして何よりも濃厚なこってりした力強いオーラを、やはり東山魁夷氏の作品から感じた。

数時間で2つの力強い展覧会からたくさんのオーラを受けて帰りの電車はヘロヘロで眠りこけていた。GFX 50Sはその高画素で、大自然から来るすべての情報を受け止め表現できる。今回の作品では、主役は画面右隅と左の小さな紅葉。この2つがこの大自然の力強さを表現する。そして小さなポイントを強く訴求できるのがGFX力。高画素の力を借りて、僕も常にオーラがある、見ると力強く、そして疲れる写真(笑)を目指したい。






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by masabike | 2018-12-05 23:19 | 日本風景 | Comments(0)

ここに我あり

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FUJIFILM X Sereis Facebookより

「ここに我あり」北海道 三国峠付近
FUJIFILM GFX 50S + FUJINON GF250mmF4 R LM OIS WR

晩秋の峠道、次なる被写体を探して車のハンドルを握っていた。その時、視界の片隅に何かを捉えた。時間はわずか0.001秒ぐらい。視界の隅の何かが「ここにいるよ」と話しかけてきた。
車を停めて、バックする。そして見つけたのが、主人公であるこの葉が散りかけた紅葉。朝の斜光が、この1本を浮かび上がらせてくれた。向き合った瞬間に頭の中に絵コンテが生まれた。あとは木と語り、命ぜられるままにシャッターを押すだけ。これが僕の撮影スタイル。

自分の撮影スタイルに、流れを作るためにとても大事なことがある。手に持ったカメラ、ファインダーを覗いたカメラが、そこにあることを実感しない。さらには存在を感じないくらいに自分の体の一部になってくれること。そして操作している実感すらなく、心で感じたときにカメラがすでに反応してくれる。それが撮影の時に大事なことで、カメラに求めること。その答えがGFXであり、Xシリーズでもある。心のセンサーが被写体を感じた時、瞬時に心に浮かぶ絵コンテ。カラーかモノクロか?グラデーションは?アスペクト比は?そんなイメージへの問いかけが、心の中を光速で駆け巡る。そのすべての瞬時に反応してくれるのがGFX。特に7種類のアスペクト比は、最後の被写体の切り取りにとても重要だ。こころの中で見たフレーミングが、どれだけ無駄なく映像化できるか?ここが僕のGFXを選ぶ大きな理由の一つ。そしてそのクリアーなEVFは、撮影時に、自分の絵コンテが間違いなかったことを確証してくれる。それだけで撮るときのテンションが300%ぐらいUPする。
体の一部になってくれて、気持ちを阻害しないカメラは被写体との対話に集中できる。自然界から来るほんのわずかなシグナル。もしかしたらそれは銀河系の彼方から来るシグナルに等しいぐらい繊細。それとコンタクトするためには自分の心のセンサーを最大にしなければならない。1%でもカメラの操作には神経を使いたくない。だから存在感を忘れるカメラが必要。この朝も大雪山の木々と対話して、気がついたら1時間近くたっていた。更に気がついたことは首からGFXをぶら下げていたことだ。存在を感じさせないGFXがあったからこそ、木とシンクロ出来た。

 


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by masabike | 2018-12-05 23:16 | 日本風景 | Comments(0)

決定的瞬間

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FUJIFILM X-T3+FUJINON18-135mm


何気なく、散歩するオジサンをレンズで追いかけていたら、なぜか立ち止まり手を水平にした。そしてまた歩き出した。なぜだかはわからない。


でも偶然の面白さ、二度と出会えない面白さ。久しぶりにファインダーを覗きながら、笑ってしまった。

偶然は最高のエフェクトだと思う。ブレッソンは偶然を引き寄せる、歩く時間の重力だと感じた




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by masabike | 2018-12-05 22:44 | | Comments(0)

SUDI 写真展 The Life Of Things

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LUMIX LX100Ⅱ


今日、表参道 ピクトリコギャラリーで開催されている、SUDIさんの写真展を拝見しに行って来ました。SUDIさんは、僕の好きな作家の一人です。そして心に残る写真を撮り見せてくれる方です。ブログを始めた最初のころ、彼女の作品を見て驚愕しました。日常の中で、こんな非日常のシーンを見つけるのかと。今でも心に残っているの、洗濯バサミを撮った作品と、ゴミ袋を撮った作品です。思いきり頭を殴られた感じであり、心に刻みつけられた写真でした。まさにうまい写真ではなく心に残る作品でした。彼女の作品は、触ったら割れてしまいそうな繊細な彼女の心でしか捉えれないのではと、感じます


ブログを始めたころは、今までのマスメディアには出ないど、こんなところにすごい人がいるなと思う方が多かったです。もちろん玉石混合でしたが、すごい人がいるなと、思ったTOPが彼女の作品でもありました。当時は他に驚かされたのがNATUREAさん(現HaeQ氏)あるいはBrasilさんなど、今のSNSよりももっと面白かったです。ほんの10年まえですが。


今回も彼女の繊細で独特な世界を十分堪能し楽しむことが出来ました。久しぶりに良い作品を見た気がします。そして今回一番のお気に入りになったのが、ブックカバーを撮った作品でした。今回もSUDIさんの洗濯バサミを撮った斬新で繊細な作風が息づいていてとても楽しかったです。必見の写真展です


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by masabike | 2018-12-05 21:54 | 写真展 | Comments(0)

1日遅れの命日

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LUMIX LX100Ⅱ

昨日はうちのオヤジと夕飯を食べました。本当は12月3日が命日でしたが沖縄に行っていたんで1日遅れの命日です

父が亡くなったのは1988年の12月でした。ちょうどその年の1月に僕は会社を辞めて、オーストラリアへ行き写真家としての小さな未熟な第1歩を踏み出したところでした。もともと父は昔の日大の専科の夜間で映画の勉強をしたと聞いていました。映画のカメラマンか脚本家になりたかったみたいです。そのご大船撮影所の下積みか何かしていたみたいですが、徴兵と戦争でその夢はかないませんでした

だから会社を辞めて、写真家をやはり目指すといっても、反対はありませんでした。「なれるものならなってみろ」と言われただけです。

オーストラリアから戻り小さな制作プロダクションでハウスカメラマンをしていました。(写真家にはまだかなり遠い存在でしたが) 会社にいる時に母から父が倒れたと連絡がありました。12月3日の午後一ぐらいでした。くも膜下出血でした。その晩父は帰らぬ人となりました。ただこの業界に入る時、何人の先輩たちからも、「撮影になったら親の死に目には会えると思うなよ」と言われていましたので、最期をみとれてよかったと思っています


父はなぜか昔の人なのに(大正6年生まれ)ケンタッキーフライドチキンとマックシェイクが好きでした。あとは小肌とか光物とキリンの瓶ビールのラガーが好きでしたので、機能は仏壇にお供えして、父と家内と食事をしました。

孝行したい時に親は無し、昔の人は大切な言葉を残してくれたと思います




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by masabike | 2018-12-05 09:28 | イベント | Comments(0)

FUJIFILM X-T3 新幹線に挑戦

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FUJIFILM X-T3 AF-C AFエリア ゾーン 設定2 FUJINON100-400mm 一部1.4コンバーター使用  ISO1600-6400



沖縄でのXセミナーの際に、富士フイルム社員の方(当然アマチュアです)が撮影した、岐阜・各務原基地でのブルーインパルスのデモフライトの写真を見せられて驚いた。ほぼ確実に3次元機動のアクロの飛行機のコックピットのフォーカスが合っている。しかもかなり追いかけて食らいついている。T2から進化した映像はいくつか見たが、アマチュアの人でも初体験でブルーインパルスが撮れるまで進化したのは驚いた

そこで昨日、等速直線運動の新幹線ならばどうか?と大宮駅へ行って撮影した。ただここでかなり意地悪な条件を付けた、夕方日没近くでコントラストが弱い条件が多い。いわばAFが一番苦手をする条件だった。しかも新幹線は空気抵抗を減らすために車体がフラット。なおさらAFは合いにくい

試撮りの結果は合格。すごいです。ほぼ全部AF合致していました。駅の近くでフルスピードではないですがかなり良い結果です。しかもさらに嫌味な条件がここにあります。遠ざかる物体でもAFが追いかけて、合致しています。新幹線の車体に赤いテールランプが灯っている写真は遠ざかる新幹線です。すごいです!!
年末ジャンボが当たったら、GFX50RにするかX-T3にするか迷いどころ満載です。

ぜひ鉄道 飛行機など動体撮影の方、Xの色彩ポテンシャルと動体性能で新たな作品作りが出来ます。お試しあれ






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by masabike | 2018-12-05 08:43 | 鉄道写真 | Comments(0)