2018年 11月 26日 ( 1 )

湖北 FUJIFILM GFX

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FUJIFILM GFX50s+FUJINON32-64mm

日本の原風景とも言われる湖北。夜明けのクライマックスの時間が終わりかけたころ、朝の柔らかい光が岸辺の奥に届きだした。何気ないところに、静かな素材を見つけた。日常の中の見逃してしまう一瞬や点を見出し、作品にするのがプロの仕事だと思う。誰もが見出す場所を、より綺麗に見せることも大事だが。小さなシグナルを出す被写体とシンクロして見出すことに、作品造りの喜びを感じる。マイナーと言われるところには、実はマイナーではなく、誰も気がつかない宝箱だと思いう。写真家のHarQ氏が「奈良のマイナー紅葉ポイントワークショップ」を、開催したたがとても大切なこと。

30年前のオーストラリアノアウトバックと呼ばれる荒野も同じだった。当時の日本はバブルで、写真はアメリカ西海岸やヨーロッパ、あるいは宮沢りえさんのサンタフェの影響で、にわかヘアヌードブーム。あとはバブル的なハデハデ作品がメイン。当時、オーストラリアの砂漠や熱帯雨林は、世界中のフォトグラファーはほとんど撮らなかった。毎日、バイクで荒野を走り、自分だけの宝物を見つけていく気持ちだった。そしてその作品を日本で発表し、仕事にしたいと言うと、多くのメディア、写真関係の人が「こんな砂漠や熱帯雨林の作品誰が買うの?悪いこと言わないからヘアヌード撮れ」とか「ロスやシスコに行って一般受けする、わたせせいぞうさんみたいな雰囲気の写真を撮れ」とか言われました。エコなんていう言葉は、まだ微塵も存在していませんでした。でも30年たって、自分の考えはまちがっていなかったと思いました。

意志を貫き通すと頑固偏屈は、とても紙一重。どこに線引きをするかとても難しい。
びわ湖の湖北で、自分の宝物の視点を見つけた時、ついつい30年前のことを思い出した






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by masabike | 2018-11-26 07:35 | 日本風景 | Comments(2)