2018年 05月 03日 ( 3 )

和の風景

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FUJIFILM X-H1+CarlZeiss Touit 32M &50M
京都 平八茶屋


良く写真コンテストや写真雑誌のイベントでお題を「和」にするととてもつまらなくなる。その訳は、僕も依然応募作品を拝見させていただいたが、8割が竹林 お寺 鯉あるいはお神輿になってしまう。確かにそれも話ではあると思う。でもとても表面的なものしか見ていないと思う。

和と言うのは、物ではなく、精神性やそのものの奥に潜む、美意識あるいは表現方法だと思う。鯉=和であれば、ヨーロッパの鯉を撮るだけで和になるかと言えばそうはならない。逆に違う被写体でも「和」の表現方法を撮れば「和」の雰囲気が漂う。先月拝見した、横山大観展で驚いたのは、「ナイアガラの滝」。でも大観が描くと、深山幽閉の滝みたいになる。和とは視点でありその人の心のありようかもしれない。ともかく被写体の表面ではなく、1歩奥を開いてえぐりだす。それが大切だと感じる。ある写真展の審査をされた方が、「和」の世界は、ご飯を撮っても、玄関で脱いだ下駄の鼻緒を撮っても、それは和の世界と表現する方法があると、おっしゃられていた。
GW多くのアマチュアの方が撮影に行かれていると思う。ぜひ自分の足で探し、こころで被写体の衣をはいで、被写体の奥にひそむものを表現してほしい。それはあなたの心の中でもあるからだ


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by masabike | 2018-05-03 12:46 | 写真アート | Comments(0)

桜香列車

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FUJIFILM X Series FBより転載

【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「桜香列車」千葉県 小湊鉄道
FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR

僕が、写真を始めたきっかけは鉄道写真、今でいう撮り鉄。初めて家にあるハーフサイズのカメラで近所の駅の蒸気機関車(SL)を撮ったのは確か1968年ぐらい。それからしばらくして、もう1台家にあったスプリング式の蛇腹カメラ6×4.5で撮りだした。当時はすべてモノクロ。富士フイルムネオパンSS。カメラには露出計がないので、フイルムのパッケージに晴れたら1/125 F11、曇ったらF8、雨が降ったらF5.6。それだけが頼りだったので、なかなか上手に撮れなかった。特に被写界深度とか解らなかったので、どうしたら手前の花と列車が綺麗に撮れるかとか悩んだ。でも鉄道雑誌や撮影に行き、撮影している大人たちからいろいろ教えてもらった。

高校1年生の時に、半年間郵便トラック助手のバイトをして一眼レフを買った。ファインダーで被写界深度が解るのと、ピントがよく解る(蛇腹式カメラは距離形式 しかも連動ではなかった)なによりもTTLが付いているので撮影の露出ミスが格段に減った。その嬉しさは今でも忘れない。
今でも鉄道写真を撮っていると、その当時を思い出し、その当時の気持ちに戻る。そして今X-H1で撮影していると、ゼロ戦から最新鋭のジェット戦闘機に乗り換えたぐらいの気持ちだ。X-H1、実は一番気に入っているのはシャッターフィーリング。撮影の時はシャッターが一番大事なカメラと自分との接点。このソフトでかつレスポンスの良い入力。撮影の時に、心が被写体に反応したそのタイミングでシャッターが切れる。だから鉄道写真の時はとても楽しく、且つストレスがない。この日も桜の花の中を列車が通過して行った。撮り終わった時に、1970年にX-H1があったら、撮影の帰り道、うなだれずに僕の鉄道写真の名作が撮れたのにと思ってしまった。

 
5月31日(木)まで、東京・丸の内のFUJIFILMImaging Plazaにて、相原正明さんの作品が展示される「写真・X・そして私」展を開催中です。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
https://imagingplaza.fujifilm.com/gallery.html


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by masabike | 2018-05-03 12:30 | 鉄道写真 | Comments(0)

黎明入月図

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FUJIFILM X Series FBより転載

【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「黎明入月図」北海道 屈斜路湖
FUJIFILM GFX 50S+FUJINON GF23mmF4 R LM WR

氷点下20度。凍結した屈斜路湖がさらに朝の冷気で、氷が膨張し「キューンドーン」とうなり声を上げる。まさに地球が生きている証。そんなドラマチックなシーンを、空気の原子の一つ一つまで再現したくて、僕はGFXを選んだ。超高画素は単に細かく写るだけではない。肉眼で見た遠近感、奥行きのある世界を表現できる。手を伸ばしたら、そのまま作品の世界に吸い込まれるよう奥行き感。その奥行き感こそが風景写真に最も欲しいところ。

今回は風景写真の基本中の基本の撮り方、近景~中景~遠景と言う視点の流れの撮り方でGFXの底力を感じてほしい。手前の氷の質感、中景の湖の例目の光が照り返すところ、そして山の稜線に月が沈む遠景。これを一列に配置することで、手前から奥まで、自然な視点の流れを作っている。そして山の稜線に沈む月の背景は夜明けのパープルの空。この色再現こそ一番欲しかった色。フィルムの中判カメラで撮っていて、いつも狙っていた色と質感。これがGFXではある意味フィルム中判をしのぐ形で可能になった。そしてミラーレスと言うミラーショックの無いカメラは、この世界観を見事に大型プリントに再現してくれる。プリントが大きくなればなるほど、質感の良さを表現できる反面、微細なブレもわかってしまう。GFXはそれがない。安心して巨大プリントにして奥行き感のある、THE LANDSCAPEと言う世界を表現できる。

4月28日に東京・丸の内に新たに誕生するFUJIFILM Imaging Plaza galleryで開催される写真展「写真・X・そして私」展に僕も、多くの著名な先輩方の末席にて出展させていただくことになった。ぜひゴールデンウィークは新たなギャラリーでプリント力を見てほしい。

4月28日(土)から5月31日(木)まで、東京・丸の内のFUJIFILM Imaging Plazaにて、「写真・X・そして私」展を開催します。ぜひお気軽にお立ち寄りください。詳しくはこちら




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by masabike | 2018-05-03 12:27 | Comments(0)