2016年 08月 05日 ( 3 )

コンストラクション

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FUJIFILM X-T2+FUJINON100~400mm
富山県 神通川 神一ダム

ダムはその機能美が好きだ。機能だけのそれ以外何もない作り。被写体としてとても魅力的だ
今回は、三脚が立てられないポジションだったので、手持ちで手振れ補正で使用した。5段階補正の手振れ防止はさすがだと実感した
ただ、基本的にはきちんとした撮影は、しっかりしたフレーミングをしたいので三脚を使用する。よくティーチングプロの方が生徒さんに「デジタルになりISO感度も上がり、手振れ補正もついているので三脚いらないですよ」という間違ったレッスンをする方が多い。三脚は手振れ補正だけでなくきっちりしたフレーミングに大事。特に風景や建築ではmustに近い設定だと思ってほしい。長年、建築&不動産の広告撮影をしているが、三脚なしで建物を仕事で撮ったことはない





by masabike | 2016-08-05 08:24 | 建築土木 | Comments(0)

荒野色彩図by FUJIFILM X-T2

荒野色彩図by FUJIFILM X-T2_f0050534_08072001.jpg

FUJIFILM X-T2+FUJINON16~55mm


オーストラリアの荒野に燃えるような夕日が落ちて行った。その色を心で見たままに再現してくれるのは、velvia modeしかできない。フィルムの撮影で出来上がった世界観を、Xシリーズは見事に引き継いでくれた。フィルムからデジタルへ移行の壁や谷はなくなった。X-T2やpro2はまさにデジタル式フィルム内蔵カメラだと思う

撮影協力 カンタス航空





by masabike | 2016-08-05 08:10 | アウトバック | Comments(0)

鳥海山 by FUJIFILM X-T2 FUJIFILM X series Face bookより

鳥海山 by FUJIFILM X-T2 FUJIFILM X series Face bookより_f0050534_08021493.jpg

【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

『夏の夜明け』 秋田県 鳥海山 祓川付近より
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR  
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド


いま発売前のX-T2で撮影している。プロモーション用の撮影も大事であるが、まだまだ発売まで詰めなければならないテストや、あるいはもっと未来のモデルに生かすための何かを見つける作業もしている。

1999年、初めて富士フイルムの新製品PROVIA 100Fの全世界プロモーション撮影のフォトグラファーとして抜擢していただいた。それ以来、数々のフィルムのプロモーションの撮影をしてきた。そしてそののちFinePix S5 Proさらに現在のXシリーズの原点となるFinePix X100のプロモーションにも参加し、その流れがそのまま今回のX-T2まで続いている。実は毎回、プロモーション用の作品を撮るのも大事だが、もう一つ大事な役目がある。テストパイロット的な仕事だ。もちろん製品の長所を引き出すことも大事だが、テスト段階で問題点を洗い出し、それを企画スタッフやエンジニアスタッフに伝えることだ。

ほめるだけのテストパイロットでは製品が売り出されたときに、初めて失敗に気付く、つまり墜落してしまう。だからありとあらゆる問題点を洗い出す。フィルム時代は色とか乳剤の安定性などだったが、デジタルカメラになると、色、操作性、耐久性、システム、レンズ、などなど数え上げたらきりがない。

ただ問題点を洗い出すときに注意しなければならないことがある。あまり主観的、感情的にならないことだ。問題点を、良い点、悪い点に分けた後、主観的な部分と客観的な部分にまず分ける。主観的な部分でNGなこと、例えば操作性などでは個人的には良くない、でも他のフォトグラファーや一般の人が使ったらどうか?自分は男性なので、男性の体力や手の大きさだとOKだけど、女性やあるいは年配の方だとどうか?ほかのデータを取ってもらいたい。あるいは風景ではNGあるいはOKだけど、ほかの撮影分野ではどうか?もう一つは客観的に、このスイッチやモードはどう考えてもNGあるいは必要ない、だれが使用しても違和感を覚える。この色はおかしい。などなどでまず問題点を主観的な部分と客観的な部分に分ける。

そしてそれを企画開発や設計のエンジニアの皆さんに伝えるのですが、その時は、写真家の間でわかる言葉ではダメで、企画開発設計のエンジニアの皆さんに解るエンジニア語にして伝えます。それでも解りづらい場合は、問題個所のラフスケッチを書いたり、問題が起きた撮影場所の見取り図や、やはりラフスケッチを描きます。あるいは撮影状況写真をお見せしたりします。さらに場合によっては、似たような撮影の現場にエンジニアの方に来ていただいて、問題点あるいは自分では気がつかないが、疑問点を感じる何かを見つけてもらいます。このような気が遠くなる時間と手間をかけて新製品を生み出します。この中で一番難しく、かつ神経を使うのが、疑問点や問題点をエンジニア語に置き換えることです。

以前あるオートバイメーカーで聞いた話ですが、2人のMOTO GPライダー(バイクレースの最高峰 世界グランプリ)がいます。シーズン初めは同じコンディションのマシンを与えます。そしてシーズン終了後、ひとりは世界チャンピオン、もう一人はランキング10位以下となり、成績の不振な選手は翌年の契約はもらえないです。運やテクニックの差もありますが、この2人の一番大きな差はマシンのセットアップ能力だとメーカーの人は言い切ります。たとえばカーブでマシンが暴れて操縦がうまくいかない時、チャンピオンになったA選手は「左コーナーは大丈夫だが、右コーナーに行くと暴れる。エンジン回転が5000回転の時は暴れないが、6500回転を超えると暴れる。その時は最初にハンドルのこの部分に、縦の振動あるいは横の振動が近揺れ幅で出る。あるいはサスペンションが、こんな感じにねじれる感じがある」などまるでドクターが患者を診察するように冷静にかつ客観的にみて、エンジニアがわかる数値的な言葉に置き換える。逆に成績が悪かったB選手は「ともかくマシンは暴れる、曲がらない」だけしか伝えない。エンジニアはどこが問題かを探すのに、ものすごく時間と労力がかかる。結果マシンは仕上がらない。それが1レースごとに積み重ね、シーズン後半はマシンの調子が同じチームでまるで別物になってしまう。それがシーズン終了時に二人の運命を分けることになる。

長くなりましたが、カメラも同じです。開発設計する研究所では出ない問題を洗い出し、それをエンジニアに解る言葉で正確に伝えることで、より速く正確にXシリーズを熟成進化させることに日々努力しています。だからXは僕の分身であり、僕の子供だと思っています。夜明けの鳥海山、自分のパッションをつぎ込んだX-T2が新しい1日のはじまりの地球のポートレイトを捉えてくれました。多くの人に使っていただくために情熱と経験値をXに注ぎ込んでいます。ぜひX-T2ご期待ください。そしてすべてのXはX-Photographerたちの熱い心で作られています。皆さんもその熱い心をシェアしてください。

 
《トークショーのご案内》
9月10日(土)・11日(日)、福岡の「FUJIFILM X-T2」体験イベントにて相原正明さんのトークショーを開催します。ここでしか聞けないスペシャルトークショーをどうぞお聴き逃しなく。詳しくはこちら。

https://www.facebook.com/FUJIFILMXseriesJapan/photos/1033572173430810/







by masabike | 2016-08-05 08:04 | 日本風景 | Comments(4)