2015年 11月 08日 ( 4 )

相原正明 写真展 Double Portrait はじまりました

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PENTAX 645NⅡ+400mm+FUJIFILM 64T 45分露光


      Double Portraitごあいさつ

オーストラリア大陸を初めてバイクで旅したのが1988年。当時はランドスケープの作品を撮るとは考えもしなかった。オーストラリア大陸中央部に広がる、無限の砂漠と空はまるで宇宙だった。アウトバックと呼ばれる荒野でテントを張っての撮影。連日想像を絶する夜明けや日没のドラマ、火の玉のような月の出。闇が見えないほどの星空。そこで見て感じたことは、自分の目の前に広がっているのは風景ではなく、46億年生きている一生命体としての地球の表情だと感じた。そして私は、撮影するのは単なるランドスケープではなく、この46億年の生命体が笑ったり、泣いたり、怒ったりする一瞬の地球の表情「アースレイト(Earth+Portraitの造語)」だと。    

海外で仕事をするようになり意識させられたのは、自分の日本人としてのDNA。オーストラリア人のキュレーターから「あなたが撮ったオーストラリアはとても『和』のオーストラリアだ」と評価をいただいた。特に掛け軸風の日本ならではの縦長の構図。オーストラリアで、アメリカで、ドイツで展覧会をしたとき、そのコンセプトは欧米のアート界に好評だった。このとき、それは単に日本古来の表現形式を用いたからというだけでなく、日本人である自分のDNAに刻まれた空間把握の独自性なのかもしれないと、「和」の視点を強く認識させられた。

さらに、長年オーストラリアの大地で撮影することで気が付かされたことがある。外から日本を見ることで「わが祖国はこんなにも美しかったのか」ということ。独特の湿度感と四季の折り合い。これほど美しい国は世界にまれな存在だと実感した。今回の展覧会では、外国にいることで発見できた「和」の観点から捉えた富山県の姿を、パノラマの縦長構図という「和」の空間表現によって発表いたします。皆様の郷土・富山の新たなる美しさをご覧いただければと思います。そして故郷・富山を世界の誇りと思っていただきたい。

そして、アウトバックでキャンプをしていて心動かされることがもう一つある。それは人間の命の短さとはかなさ。それでもみんな一生懸命生きている。キャンプから町に戻ると、とても人恋しくなる。何日も人との会話がないからだ。そんな時に人間の笑顔の素晴らしさ、人の表情からくる力がどんなに素晴らしいか、教えられた。今回の写真展では46億才の地球と100年にも満たない短い生命体・人間の表情とのコントラスト、まさにDouble Portraitを見て感じていただければと思う。

加えて、今回の写真展では究極の人間の表情表現として落語を撮影した作品も入れている。落語家・桂花團治師匠の高座を通して人の表情の豊かさ、そしてその後ろにある「和」の世界―伝統的な芸能の世界―を感じていただければ、という全260点近い盛りだくさんの展覧会である。

最後に、1995年に自分の作品を突き詰めるために写真家として独立した。今回の展覧会はこの20年間のすべての集大成でありエッセンスであり、お世話になった皆様への御恩返しだと思っております。

そして1996年から僕の仕事を見続け支えてくれた、妻でありキュレーターでもある相原美佐にこの写真展をささげます

そして次なる高みへの新たなるステップだと考えております。

相原正明



by masabike | 2015-11-08 08:09 | 写真展 | Comments(2)

相原正明 写真展 Double Portrait Special Thank,s




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昨日から始まりました、相原正明 写真家20周年写真展 Double Portrait

オーストラリアの風景、富山の四季、オーストラリアのモノクロポートレイト 桂花團治師匠の世界の4つのパートで構成されます。20周年の集大成と次への扉を開ける写真展です。そして20年皆様の多くの皆様のご支援に支えられました。

この場をお借りして皆様ありがとうございました

Special Thanks

カールツァイス ニコンイメージングジャパン

富士フイルムイメージング 富士フイルム

リコーイメージング

カンタス航空

オーストラリア大使館

オーストラリア政府観光局

タスマニア州政府観光局 

西オーストラリア州政府観光局 

ノーザンテリトリー政府観光局

南オーストラリア州政府観光局

クィーンズランド州政府観光局

ニューサウスウェールズ州政府観光局

ビクトリア州政府観光局

写真弘社 CPLDigital service

The Wilderness Gallery

小学館 玄光社 Echell-1WAVE出版

テレビ東京ミュージック

クランプラージャパン

セールズアップデザイン

本田技研工業

落語家のみなさま

天満天神繁昌亭 東西屋(ちんどん通信社)

AdamPike Warwick &Jane Blacker 

BillPaterson Terry White Patricia Sabine

BarryJohnston Janice Johnston

MeghanLownds Brett &Cameron Johnston Graham Carter Tracy Thomas Kevin Cooper Darren Rokahr Terry White Barry Worall

渡井裕子 大池純子 山下裕之 大濱由佳子

橋元美加子 猪俣(武知)真理子

甲斐(古川)みずき 高木直之 武内 剛 田中義春

堀井洋史 森 卓也 村松俊介

桂花團治(桂蝶六) 藤井百々(ende)

菊地賢介(トーカン) 宇佐美百合子

Mick Uranaka 平野和司 長谷川純一

相原美佐

敬称等略


相原正明イベント
11月7日~1月11日 ミュゼふくおかカメラ館 で写真展開催
11月7日 ミュゼふくおかトークショウ
11月8日 ミュゼふくおか ニコンフェロー 後藤哲朗氏とのスライドトークショウ
12月12日 桂花團治師匠をお呼びしての、落語の世界 スライドトークショウとFUJIFILM Xシリーズイベント
12月13日 富士フイルム Xシリーズを使用しての撮影セミナー
12月19日 Zeiss Otus 55/85mmを使用しての撮影セミナー
以上お問い合わせはミュゼふくおかカメラ館までよろしくお願いいたします。月曜日は閉館です


11月14日東京・中野フジヤカメラさんにてFUJIFILM Xセミナー開催いたします




by masabike | 2015-11-08 08:02 | 写真展 | Comments(0)

Katach 

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Carl ZeissOtus 55mm+Nikon D800E

今回のDouble Portraitで惜しくも最後展示できなかった、Katach作品です

いつかOtus+D800EでKatach個展を開催したいです


相原正明イベント
11月7日~1月11日 ミュゼふくおかカメラ館 で写真展開催
11月7日 ミュゼふくおかトークショウ
11月8日 ミュゼふくおか ニコンフェロー 後藤哲朗氏とのスライドトークショウ
12月12日 桂花團治師匠をお呼びしての、落語の世界 スライドトークショウとFUJIFILM Xシリーズイベント
12月13日 富士フイルム Xシリーズを使用しての撮影セミナー
12月19日 Zeiss Otus 55/85mmを使用しての撮影セミナー
以上お問い合わせはミュゼふくおかカメラ館までよろしくお願いいたします。月曜日は閉館です


11月14日東京・中野フジヤカメラさんにてFUJIFILM Xセミナー開催いたします




by masabike | 2015-11-08 07:52 | Comments(0)

20年目の結論と次なる歩み Double Portrait写真展より

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Carl Zeiss Otus 55mmf1.4+Nikon D800E


今回の展示最終展示室の作品です
写真はプリントで勝負をした作品です.Power of Photography

作品コンセプト

Katachi

今回の写真展の最終展示室に、写真家生活20周年の節目に、もう一度撮影の原点に戻る作品を展示いたしました。写真撮影の原点は、標準レンズでモノクロームの撮影です。これは世界中の写真学校の基礎カリキュラムで今も変わりません。絵画で言えば、木炭デッサンであり、スケートに例えるならば規定演技です。写真家として基礎力が試されます。昨今、デジタル全盛となり、写真があまりにもお気軽すぎて、基礎と言うのが、蔑ろにされていると感じ、そのアンチテーゼとしても制作いたしました。

 そして使用機材はドイツ・カールツァイス社が世界に誇る標準レンズOtus55mm/F1.4。その描写力は神の眼と言われるぐらい、被写体の本質を見抜くと同時に、写真家が何を見ているかを鮮明に浮き出します。さらにその鋭く繊細な光の表現力をNikon D800E3600万画素で余すところなく、捉えました。撮影はフィルムの8×10で撮影するがごとく、神経を使い、1カット1カット、モニターで映し出された映像を大型カメラで撮影する時に使う、ルーペでピントを確認しながら行いました。Otus55mmは写真家にとり、己の哲学を表現できるレンズです。その反面、手を抜いたら手を抜いたこと、己の撮影の粗雑さも表わしてしまう、両刃のレンズです。

この2つを持って、植物という地球上で最も長い生命体の一つであり、地球が自ら作り出した作品。そのKatachiの美しさをシンプルにお見せするコンセプトです。名も無い木々や草、そしてかって木であった岩をモチーフに、そのものが持つオーラとシンプルでかつ繊細なKatachiを感じていただければと思います。  

そして、さらに踏み込んでいえば、それぞれの木を、僕のイメージの中では擬人化してとらえています。1つの木が一つの生命体、いえひとりの人間として見ていただければと思います。今回の写真展タイトル「Double Portrait地球と人間の表情」を最終展示室で、ダブルからシングルとして合体させたものを、イメージして制作しました。人も地球もリンクしあう同じ生命体として感じていただければと思います。

最後に、この5枚の作品群が、写真家生活の20年の答えでもあり、次の2030年への新たな課題の扉を開けるカギだと思ってください。そしてKatachiあるものはいつか滅びます。滅び去る前に、僕自身の、そして皆様の、さらに皆様の次の世代、さらにまたその次の世代、未来まで語りつなげる作品に地球のポートレイトに昇華させたいと思います。

撮影制作協賛 

カールツァイス株式会社

カンタス航空

相原正明イベント

11月7日~1月11日 ミュゼふくおかカメラ館 で写真展開催
11月7日 ミュゼふくおかトークショウ
11月8日 ミュゼふくおか ニコンフェロー 後藤哲朗氏とのスライドトークショウ
12月12日 桂花團治師匠をお呼びしての、落語の世界 スライドトークショウとFUJIFILM Xシリーズイベント
12月13日 富士フイルム Xシリーズを使用しての撮影セミナー
12月19日 Zeiss Otus 55/85mmを使用しての撮影セミナー
以上お問い合わせはミュゼふくおかカメラ館までよろしくお願いいたします。月曜日は閉館です


11月14日東京・中野フジヤカメラさんにてFUJIFILM Xセミナー開催いたします








by masabike | 2015-11-08 07:49 | 写真展 | Comments(0)