2008年 08月 30日 ( 1 )

広告のお仕事 FUJI FUILMさん編

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 今週は海外ロケが一つ延期になったので少し時間の余裕が出来、過去の仕事作品やプリントの整理をうちでしています。そこで今日お見せするのは、4年ほど前の富士フイルムさんの海外向けフィルム商品広告のブロシュアー。僕が担当させていただいたのは当時の「プロビア400F」。3点構成です。コンセプトは「4億年の時間も8000分の1秒の世界も、富士フイルムなら最高に表現できます」というもの。4億年はオーストラリアの大地をTX-1で空撮、8000分の1秒は、マウンテンバイクのジャンプシーンを、阿蘇山で当時のF90Xで高速シャッターで止めたもの。そして夜の時間もお任せと言うことで、タスマニアの原生林で長時間撮影(といっても1分ぐらい)したもので、ちがう3種類の状況、光をフィルムの特性に合わせて再現した物です。




特に大変だったのがマウンテンバイク。クライアントの担当の方が「ナショナルジオグラフィック」のマウンテンバイクのジャンプシーンを持ってきて、「せめてこんな感じをだしてもらえば」と言われ絶句です。天下のナショジオの写真で「せめてこんな感じ」と言われると・・・。しかも自転車のスポーク、1本1本がクリアーに写る事という命題がかせられました。そこで考えたのがプロのスポーツフォトグラファーと同じ土俵では不利なので、スポーツの人は長タマレンズを使うのでその逆で14mm、流し撮りで止めるのではなく8000分の1秒を使用。当時デジタルは無かったので、本当に8000分の1秒で動きが止まっているのかと大不安でした。カレンダーで月例をちらべ、阿蘇山の草千里でで、友人のプロのマウンテンバイクライダーに100回ぐらい3日間毎日飛んでもらい撮影しました。14ミリなので頭ギリギリ、時には頭にライダーの足がぶつかるぐらいでした。でもうまくバックに月も入り大成功。実はこのときバイクライダーの友人に「阿蘇で撮影したいのだけど、九州に一緒に行けるかな?」と携帯で電話したら(彼の所在が分からなかった)「僕は今阿蘇山に住んでいる」と言われビックリ!!「お~~神も味方している」とおもいました。もう失敗したら次の仕事は無いです。次ぎ頑張れば良いよ~~というのは「もう次は呼ばないからね」ということです。僕らにはNEXTはありません。NEXTは次の新しいフォトグラファーが控えています。


このときクライアントの担当のかたに「どうして動く物を僕に頼んだんでしょうか?」とたずねると「世界で通用するプロは、なんでもとりあえず一通り撮れるよ、風景だけではうちの仕事は難しい」というコメントでした。もうはらはらドキドキの撮影でした。こんな風にいつもは広告の仕事をしてお金を頂戴しています


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by masabike | 2008-08-30 10:22 | 写真アート | Comments(7)