フェルメール展



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昨日東京都美術館でフェルメール展を見てきました。しかもオランダ大使館ならびにオランダ系企業主催の特別内覧会でしたので、一般の方にはとても申し訳ないのですが大変ゆっくり静かに見れました。
今年は日本オランダ年ですので、オランダ系イベント目白押しです。絵画展もよかったのですがオランダ大使とてもジェントルマンでかっこよかったです


フェルメール展、満員御礼でもう80万人ちかい方がご覧になりました。只今入場1時間待ちです。彼の絵はとてもライティングというか光と影の使い方が微妙で巧みで、写真を筆で書いたというぐらい、とても写真的な感じがする絵画でした

でもフェルメール絵画を眺めていると写真のはかなさを感じてしまいます。多くの絵画が300年400年たっても愛でることが出来ます。写真は数百年後はどうなのでしょうか?愛でることができるのでしょうか?考えてみれば銀とコラーゲンの化学変化や、電子信号の配列を楽しんでいるというとても切ない物なのかもしれません。特にデジタルでPhoto Shop等でいじりまくるなら、いっそうのことカメラを捨てて筆にもちかえて絵画に転向してしまったほうがとフェルメール展見ながら考えてしまいました

写真の未来考えてみようかなという方クリックお願いいたします



by masabike | 2008-12-04 09:50 | 写真アート | Comments(5)
Commented by aricom at 2008-12-04 14:01
コニャニャチハ!
フェルメールはやっとこの数年でメジャーになりました。
小さいサイズの絵・・・いいですねぇ。
どうも日本の画壇はこけおどし的に大きいサイズが好きですから。
日本人写真家では余り絵画から写真に転向した人って聞きませんね。
あ!取りあえず年賀状用の絵を書かないと(笑
ヒトラーやゲーリングも愛したフェルメール。
不思議な絵です。久しぶりに映画「真珠の首飾りの少女」を観たくなりました。
Commented by 上海狂人 at 2008-12-04 18:14 x
相原様
いつも更新を楽しみにしております。

写真の持つ力を信じましょう!
いまでも田舎の仏間に行けば先祖代々の遺影残っているではないですか。
ナチス侵攻で大量のネガを廃棄したというプラハに戦前あったLANGHANSという老舗写真屋跡のビルが民主化後の改装時に大量のネガが発見され、現在整理中とのことで、その中のいくつかコレクションを見ましたが、素晴らしい写真が数多く残っています。
絵画と違って写真は意図しないで撮った何気ない写真が後々素晴らしい写真と評価される可能性もあります。
相原さんの写真で感動を貰っている人たちがたくさんいますので、カメラを筆に持ち替えないで今後もご活躍ください。
チェコに撮影においでの際は是非声をお掛け下さい。
Commented by yumimi61 at 2008-12-04 22:55
かつて、光学も絵の世界に衝撃を与えたそうです。
フェルメールは、光学の影響をかなり受けているだろうと言われていて、
一説によれば「カメラ.オブスキュラ」を使用したのではないかということです。
>写真的な感じがする絵画
さすが!御目が高いですね。

誰もが容易にそこそこの写真が撮れてしまう時代の「写真」って
いったいなんだろうなぁなんて、私も時々思ったりします。
記念写真なのか、表現なのか、ブームなのか。
いずれにしても飽和気味な感じはしています。
子供の記念写真なんてありすぎで、滅多に見ません(笑)。
デジタルは手軽に撮れますけど、意外に撮りっぱなしだったり・・・。
プロの方にしたら尚のこと感じられるものがあるのではないかと推測致します。
でも、写真は好きなので(絵も好きなんですけど、笑)
絵の世界に再び影響を与えるような写真をぜひぜひ撮り続けて下さい。
今日はとっても真面目なコメントで終わります。(いつも真面目です)
Commented by masabike at 2008-12-05 13:11
aricomさんへ
妙に不思議な絵です。家に飾りたいです
Commented by ゆうこ at 2008-12-06 09:20 x
映画 ”Girl with a pearl earing" ーVermeerの”光”の世界を見ることができます。(最近オランダひいきの私。。。)
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