ロジスティック

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PENTAX K20D Macro35mm jpeg




お蔭様で福岡での3回のスライドトークショウも無事終わりました。福岡の皆様大変お騒がせいたしました。また来年食べに、じゃなくてスライドトークショウしにお伺いいたします。そのときはまたご贔屓よろしくお願いいたします

今は飛行機の中です。実は飛行機乗るのが大好きです。以前もブログに書きましたがあの離陸する瞬間の緊張感と加速がたまらなくキャビンアテンダントの方がいなければ「ウォー」と声を上げたいぐらい毎回感動しています。いろいろな乗り物は大好きで、一番バイクでその次が飛行機に乗ることかもしれません。もし子供のころに飛行機に乗っていたら本気でパイロット目指していたかもしれません(本当の気持ちです。そうしたら1t同盟に入っていなかったかもしれません(笑)

そして飛行機は自分にとって感動するだけの乗り物ではなく、だいじな後方支援の乗り物でもあります。最近はいろいろと仕事が忙しいのでいっちょまえに、機内でPCで仕事なんかしていますし、いまもブログを客室乗務員の方々に囲まれて作っています。でも一番大事なことは撮影に行くときのなくてはならない足です。海外撮影と言うのは敵前降下作戦みたいなもので、まさにメディアの戦争的な感じで撮りに行きます。とくに自分の作品だけでなく、広告の仕事が絡んでいたりしたらなおさらです。まさに適切なときに必要な機材を持っていかに早く撮影フィールドに展開できるか!とても大事なことです。

いくらいいカメラを持っていてもいくらいい腕を持っていても、きちんと現場に到着できなくてはお話になりません。根性や精神論ではどうしよも出来ないです。お蔭様でこの12年間カンタス航空さんに僕はお仕事サポートしていただいています。とても大事な撮影、人生のターニングポイントになるような撮影のとき、いつもサポートしていただきました。おかげで現場に着いたときはまさにOn timeで必要な機材を持ち展開できました。そして撮影すると言う行為に100%以上集中できました。現場にたてさえすれば作品の9割は出来上がったようなものです。だから僕の作品の半分はカンタスさんのご協力のおかげだと思っています。プロとアマの大きな違いはいろいろありますが、大きな違いはロジスティックのことだと思います。毎度撮影のプランを立てるときこのロジスティックを最優先に考えます。

たぶんそれをあまり考えなかったのが失礼な言い方かもしれませんが敗戦に追い込まれた太平洋戦争だと思います。いくらゼロ戦を作ってもいくら戦艦大和を作っても後方支援がなければどうしようにもありません。今日福岡で買い物に行ったとき国内にいてこのロジスティックを感じました。クライアントさんに写真のサンプルDVDを急に送ることになり、郵便局に行きました。パッキング材を買いそのままDVDを発送しようと思いました。でも売っていないので大手文具店に行きました。でもパッキング材は売っていましたがDVDは売っていないので大手家電ショップに行きました。それから宅急便の取り扱いのあるコンビニを探しました。最初に送ろうと思い、郵便局に行ってからDVDを発送するまで1時間10分(データーをDVDにコピーするのに8分でした。)なれない場所だからと言うこともあります。



でもオーストラリアで同じことをしたらどんな田舎町でも、どんな地の果てみたいなところでも10分で出来ます。なぜならオーストラリアの郵便局ではDVDディスクもパッキング材も売っています。だから一つのところで全てが足り時間節約になります。ユーザーが一つの場所で自己完結できるようにシステムが作られています。あの途方もない広大な大陸で生きていくにはロジスティックなくしては生きていけないと思います。それは同じことがカンタス航空さんにも言えます。カンタス航空さんは過去80年間創業以来、死亡事故がない優れたエアーラインです。以前カンタスの方にそのわけをお聞きしたら、創業時他の大陸、土地からあまりにも豪州は遠いので、自分たちの特別な安全基準とロジスティックを作らなければならなかった。ここでなんかあったら誰も助けに来ないのでというようなことをおっしゃっていた。オーストラリアの郵便局と同じ基本のところをよく考えられていると思う




いくらPCの書き込みそう度が早い、DVDの焼付け時間が短いソフトを使用してもそのあと送る効率が悪ければ、どうにもなりません。日本は太平洋戦争であれほど痛めつけえられているのに後方支援があまい感じがします。これからいよいよ洞爺湖サミット。福田さんがいくらでいいアイデアを出しても、そのあとのロジスティック(後方支援)は大丈夫なのでしょうか。日本政府の皆さんいかがでしょうか?

またまた話が脱線してスイマセン。それでもなにか感じていただけたらクリックお願いいたします



by masabike | 2008-07-05 22:41 | | Comments(20)
Commented by NATUREA at 2008-07-05 23:04 x
おっしゃるとおりだと思います。m(__)m
Commented by narugami_626 at 2008-07-06 00:10
本当に、その通りだと思います!
Commented by burg at 2008-07-06 01:38 x
クリックです。
Commented by march_2008 at 2008-07-06 01:57
ポチです。
雲海すごいです!
Commented by Capucci-mm at 2008-07-06 08:10
確かに日本軍は何も考えてなかったですね(^^;;) アセアセ
相原さんの後方支援はお任せを!・・・・あ・・・おんぶは不可能です(大汗)
Commented by NATUREA at 2008-07-06 08:51 x
誰か私を運んでください。(願)
Commented by un-chat at 2008-07-06 09:36
相原さんのこういうお話とても好きです。
下手な本を読むより心に残ります。



Commented by masabike at 2008-07-06 18:12
カプチサンヘ
カプチさんのお家の従軍看護婦さんお貸し願えればと思います(爆)
Commented by masabike at 2008-07-06 18:13
NATUREAさんへ
なっとくありがとうございます。でもどんなロジスティックが整っても世の中には運べない物もあります。ご理解ください(笑)
Commented by masabike at 2008-07-06 18:14
ナルガミサンヘ
ご理解感謝いたします。
Commented by masabike at 2008-07-06 18:16
burgさんへありがとうございます
Commented by masabike at 2008-07-06 18:16
マーチさんへ
飛行機の旅は最高の空撮です
Commented by masabike at 2008-07-06 18:17
ねねさんへ
ありがとうございます。今度絵本を作ります
Commented by サトシ at 2008-07-06 18:20 x
また拝見させていただきました。
次の更新も楽しみにしています。
応援ポチッ!!!
Commented by pretty-bacchus at 2008-07-07 01:19
「心に響く風景を求めて」本日拝聴いたしました。
生の声とお人柄にふれて、ますますファンになりました。
掛け軸感覚ステキでした、
10年も眠っていたTX1を使いたくなりました。
ありがとうございました。

益々のご活躍をお祈りいたします。


Commented by handachin at 2008-07-07 04:15
相原さんの写真絵本、楽しみにしています^^
でも影絵はやめてくださいね(爆)
Commented by sayapowa at 2008-07-07 05:19
飛行機いいですよね~~!!飛行機に限らず私も乗り物全般好きです☆☆

雲のお写真、広角レンズで撮ったらいいのかなぁ~なんて思いきや
マクロで撮られてるんですね!!
ちょっと意外でびっくりしました!
私が飛行機から雲を撮るとぼやぁ~っと何となく白くなる感じですが
こんなにはっきりとモクモク雲を撮れるんですね!
Commented by Pombo_Brasil at 2008-07-09 04:53
本当にその通りです。

南米では、依頼の撮影では、万が一のことを考えて2重・3重のセキュリティを整えます。
撮影済みファイルはDVDに焼いて別々のバッグに保管をします。
それでも、何かあったら・・・・

南米は、日本以上に後方支援もロジスティックも何もない場所です。
ポスポートに記載されている邦人保護など、役人の建前。
海外で真剣に生きる日本人を大切にしないのが、ロジスティックのなさの現われです。


昨日、国境沿いの街でパスポート、カード、現金全てを盗難に会いました。
ポケットの中に家までのバス代が残っていなかったら・・・と思うと”見知らぬ”国境の街で「ぞ~っ」としました。
これは僕の「甘さ」です。

Commented by Pombo_Brasil at 2008-07-09 05:09
ちなみに、フランスでは、海外に住むフランス人にはとても厚いバックアップがあります。
貧困地区支援のNPOを立ち上げているフランス人の知人は貧乏そのものですが、子供は現地のフランス人学校へ無料で通っていました。
大使の息子や、一流企業の幹部の子女らと同じ机で勉強し、とても素晴らしい経験をしたそうです。

子息は結局、フランス本国のトップクラスの大学から奨学金を得て入りました。

日本は貴重な人材を育成する機会を失っていると思うこのごろです。
Commented by ようじ at 2008-07-12 00:55 x
こんにちは。
おじゃましました。
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