デイブさん

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PENTAX K20D 21mm jpeg

デイブさんは僕が写真展を開催しているタスマニア・クレイドルマウンテンのThe Wilderness gallery(TWG)のスタッフ。でも写真家でも。彼の作品のいくつかはTWGに飾られている。でも彼の本職は風景自然カメラマンではない。もともとはコンバットフォトグラファー。元オーストラリア国防省の広報カメラマン。飛行機や戦車、軍艦なども撮り、ときには湾岸戦争などの戦地に赴き軍隊の活動も撮影したといっていた。よくギャラリーでお茶の時間に軍隊でのいろいろな特殊撮影の話をしてくれる。こんかいもエアリアルコンバット(空中戦)の撮影の話をしてくれた。かれはイーグルと呼ばれる戦闘機の後部座席に乗り空中戦の(実戦ではないです訓練です)様子を撮影するという。カメラ真hNikonF4とハッセル503.Gスーツ(加速Gで血液が足にいってしまい意識がブラックアウトするのを防ぐための特殊なジャケット)をきてその両ポケットにハッセルのマガジンをいれ離陸すると言う。離陸すると戦闘機は一気にアフターバーナーを点火し一気に高度12000メートルまで数十秒で駆け上ると言う。それは上昇ではなくロケットが宇宙に向かうように垂直離陸をするという。



 ふんふんと話を聞いていると「ジャー明日ブログに載せないと言う条件で写真見せてあげる」と言い翌日ごっそり持ってきた。そのなかに垂直上昇するイーグルのコックピットで彼がNikonF4に魚眼レンズをつけてヘルメットを被る自分を撮ったセルフポートレイトがあった。そしてその背後には真っ赤なオーストラリアの大地がうっっていた。まさに戦闘機が地面から垂直上昇している証拠。戦闘空域に編隊で達するとブレイクして編隊をとき空中戦が始まるという。最大6~6・5Gの重力(自分の体重が6~6.5倍の重さにナル)がかかると言う。構えているハッセルが重くて支えられなくなりそうにナルといい、視界がものすごく狭まると言う。1万メートルから一気に3000メートルぐらいまで降下したり、もうそれすさまじいと言う。そして空中戦の旋回次ぐ旋回の合間に高速水平飛行に移ると、体にかかっていたGが抜ける。その瞬間に一気に胃袋の物が逆流してくると言う(お食事中のかたごめんなさい)そのために必ずフォトグラファーは胸ポケットに「ギフトバック」と呼ばれる汚物袋を入れておくという。でも中には間に合わなくてというかGでポケットまで手が届かず自分の飛行手袋の中に吐いてしまうフォトグラファーもいるといっていた。


そんな彼の飛行機や戦車の作品の中にビックリしたのがポートレイトや商品撮影の作品があった。そして今は彼はブライダルのフォトグラファーも行っていると言う。「エ~人物や、物撮りできるの?」と聞くと「プロだから当たり前だよ、人物やスナップもしっかり撮れてそれでなおかつ自分の得意分野が無いとプロトしてはやっていけない」という。そういえば今回のアドビアドベンチャーに参加した風景自然系ならびに水中写真家もいちようにかなりハイレベルなポートレイトやスナップ、物撮りをしていた。そして同じく参加したブライダルやコンテンポラリー、マキサンのようなファッション系のフォトグラファーもかなりのレベルの風景自然写真を撮影していた。デイブにもアドビ参加の風景写真家たちに日本の風景写真家の多くは人物ポートレイトを撮らないし、撮れないしというといちょうに「信じられないと!」と言うコメントが帰ってくる。なかには「アンセルアダムスだって素晴らしいジョージオキーフのポートレイト作品残しているじゃないか!」という

やはりオールラウンドに撮れてかつ自分の得意分野がある、それがプロであると言うのが海外の写真家の共通した意見。僕もそう思う。そのためには物撮りなどをもう少し何とかしナイトと切実に思う。

最期にデイブに人物撮影で思い出にあるの1枚はあるの?ときくと「あるさ、1枚それは空軍のトップガンスクールの卒業生パイロットのポートレイトを撮影したとき。2時間かけて飛行機をいい角度で滑走路に並べ、飛行機の前に何十人もで搭載武器を全部並べパイロットにポーズをとってもらい撮影したんだけど、現像が上がってビックリしたよ、バックにうっつているもう1機の輸送機のコックピットの中で別のパイロットがこちらに向かってズボンを下げてお尻を見せているのがばっちりうっていて、修正に苦労したよ。当時はデジタルなかったんで。といっていた。多分今日もデイブはギャラリーの仕事もしながらブライダルやタスマニアの風景を撮っているに違いない。そして僕は写真の基本はスナップか花の写真かなと最近考えるこのごろです

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by masabike | 2008-05-12 07:18 | 写真アート | Comments(14)
Commented by Capucci-mm at 2008-05-12 07:41
自分の得意分野・・・実はそれがわからない私(_ _;)…パタリ
相原さんもGスーツ着て撮ってくださいよ~~、音速超えの世界、
見たいです~~!(^^)!
Commented by masabike at 2008-05-12 07:50
カプチサンヘ
何で写真が好きになったのか、絡まった紐を解くようにひとつひとつ考えてください。答えは身近にあると思います。もし見つからなかったらしばらく写真から遠ざかってきてください、答えが湧いてきます。生意気な要でスイマセン
Commented by ishizawa at 2008-05-12 10:35 x
最後のエピソードには笑いました!
トップガンスクールの生徒が、まさかそんなことを?!(笑

なんというか、そういう話をきくと
どこか「遊び心」を持っていような感じがしますね~w
「悪ふざけ」と「ジョーク」の違いなのかな。
Commented by mohtakec at 2008-05-12 14:32
Gスーツを着た相原さんを想像中( ̄ω ̄;

カタール空軍にいる知人が「急降下する時は体中の血液が頭に上って、目の前が真っ赤(レッドアウト)になるんだ」と言っていました。
コンバットフォトグラファー...私には到底無理です(汗

Commented by narugami_626 at 2008-05-12 15:16
なるほど…と、色々と勉強になります。
Commented by mamunia at 2008-05-12 16:46 x
あ~~~、お会いしてますよね!トレーシーさんとごいっしょにお仕事してらっしゃる方ですよね。
まあ、まあ、まあ。そうなんですか。
スゴイ体験されてるんですね・・・・ 読んでいて、とても興味を覚えました。きっとデイブさんとうちの次男、話が合いそうです・・・(空挺にも行ってたしな~~~ ^^)
Commented by gonzour at 2008-05-12 17:20
初めまして。
相原さんの素晴らしい作品堪能させて頂いてます。
またプロの現場を垣間見れることにも感謝しております。
リンク頂いて行きますね。また遊びに来ます^^
Commented by ボボブラジル at 2008-05-13 06:15 x
とてもそんな方には見えないのですが、かもし出すオーラを感じます。
Commented by masabike at 2008-05-13 08:05
ishizawaさんへ
けっこうオージーはお茶目ごころがあります
Commented by masabike at 2008-05-13 08:06
mohtakedさんへ
ぼくもだめです、ジェットコースターもだめなので
Commented by masabike at 2008-05-13 08:06
nargamiさんへ
十八番をもつというのは大変です
Commented by masabike at 2008-05-13 08:07
mamuniaさんんへ
本当は彼が撮った写真おみせしたいです
Commented by masabike at 2008-05-13 08:08
gonzourさんへ
リンクありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします
Commented by masabike at 2008-05-13 08:08
ボボブラジルさんんへ
意外と本物はさりげないものです
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