PENTAX K20D 21mm 40mm 70mm
今回のPENTAX K20Dのテスト撮影にタスマニア、クィーンズランドを選んだのには理由がある。K20Dの画像の売りは1400万画素の緻密な映像。特にモノクロの優れたグラデーションとカラー、特にグリーンの再現性。もともとK10Dでもグリーンに対しての優れたグリーンの再現性には好評を博していたが、今回K20Dではそれをさらに推し進めた形になっている。だから真冬の北半球では無理なので、(タスマニアのSLも車体がグリーンなのでいい対象になっている)夏真っ盛りのタスマニアと雨季のクィーンズランドでみずみずしい大自然の緑を狙うことになった。
毎回フィルムやカメラ等の新製品のプロモーション&広告用撮影はかなり集中力を必要とする。ほとんどの商品のターゲットがプロカメラマンならびにハイアマチュアなので、彼ら彼女たちが見て納得し、ア~これならこの商品買おうかな、今の機材から変更しようかなと、考えさせられるだけの写真を撮ってこなければならない。おまけにそのような商品製品は各メーカーの一大プロジェクトでもあり多くのスタッフがかかわっている。「いい写真、撮れませんでした」では済まされない。だめだったら自分を指名してくれた担当の方に大迷惑くどころか、その人の仕事人生を左右しかねない。まさに最低最悪でも100%が求められる。必ずターゲットをしとめなければならない、まさにゴルゴ13の世界(これからはデューク相原と呼んで頂ければありがたいです(笑))撮影終了して担当者が商品のプロモーションや広告をスタートして「今回はご苦労様でした」と笑顔を見せてくれるまで気が抜けない。だから撮影中は朝、目覚まし時計がかかる前に大体起きてしまう。
今回も帰国してもまだ自分の中のテンションが下がらず、身体の中はまだ撮影戦闘モードのままで、毎日夜明けの東京を見ている。それだけ撮影のときはテンションを上げます(美味しい食べ物を見つけたときはもっとテンションを上げます(笑))
今回お見せする植物は割りと労せずして山の中で撮れた。前出のウエストコーストレイルウェイの列車が山の中でお昼ご飯休憩で停車したとき駅の周りが大原生林だったので撮影することが出来ました。でも撮影していると他のお客さんが「何撮影してるの?」「カメラのぞかせて?」とか聞いてくるので新製品の秘密撮影でしたのでどきどきでした。もちろんK20Dとか書いてあるところはテープを張って見えないようにしてあります。もちろんPENTAXさんのロゴマークも。「何でテープ張っているの?」と聞かれたら「窓ガラスに映りこみ防止のため」と説明しています。
そんなこんなの苦労をして撮影した作品が皆様が広告やサンプル画像で見る写真です。そしていよいよ明日2月2日PENTAX K20Dが皆様にお披露目されます。明日は僕も1番でペンタックスさんの発表会、秋葉原のUDXホール伺います。是非お声掛け下さい。入り口に僕の作品群が皆様をおで迎えいたします。
See you tomorrow and welcome to PENTAX K20D World
撮影協力 タスマニアウエストコーストレイルウェイズ、フェデラルリゾートグループ タスマニア州政府観光局 カンタス航空
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