夢

ＰＥＮＴＡＸ６４５　３５ｍｍ　Ｖｅｌｖｉａ５０　南オーストラリアシンプソンデザート

　この数日先週講演した高校の皆さんからメールやブログのコメントが寄せられています。昨日もやっぱり写真をやってみたいというコメントを女子高生の方からいただきました。やはりどうしても自分の夢に向かいたいということです。とても素晴らしいことだと思います。先日も小平高校で話しましたが「一番好きなことは仕事にするともっと素晴らしいです」ということを話しました。よく「一番好きなことは仕事にしないほうがいい、逃げが出来ないから」という人がいます。でも一番好きなことであったら逃げないと思います。それはひょっとしたら一番好きなことではないのではと思います。夢は挑戦するため、実現するためにあると思います。よく仕事でＨＯＮＤＡさんにいきます。社内で「Power of Drem」という言葉のＣＭやポスターを見かけます。凄くいい言葉だと思います。

以前サラリーマンだったときに自分の直属の上司も含め会社のほとんどの人が「カメラマンになるなんて君の才能やキャリアじゃ無理だよ、大変だよ、この広告業界にいればわかるでしょ
、子供じゃないんだからいつまでもそんな夢みたいなこと言っていないで、数字を上げなさい」といわれていましたし、友人のカメラマンも「無理無理辞めときなさい」というアドバイスでした。でもとりあえず口では「解った」といっていましたが「心の中で絶対なれる」と思っていたし、なれる気がしていた。そしてカメラマンになって写真展のオープニングパーティーはどうゆう段取りでやろうか、そんなに言うと招待しないよぐらい思っていました。

そのサラリーマン時代にHONDAウエルカムプラザでパリダカの２輪の優勝者オリオリ選手の優勝会見を見に行きました。かれは優勝候補ではなくサポート的な存在でした。でも優勝してしまいました。そのとき「どうして優勝できたと思いますか」の問いに「信じていたのは自分の力と夢」という趣旨の発言をしました。まさにこれだと感じました。自分を信じることそれが一番夢に向かうのに大事だと思います。昨晩ご連絡いただいた「写真をやりたい女の子さん」是非今の気持ちをあと１０年２０年持ち続けてください。２０年後の今日きっと世界のどこか素晴らしいところで写真を撮っていると思います。
僕も撮影の前テンションを上げるときQUEENのＷｅ　ａｒｅ　ｔｈｅ　Ｃｈａｍｐｉｏｎと平原綾香さんのジュピターを聞きます、そこには自分を信じられなくなったときが一番悲しいという趣旨のフレーズがあります。
　ぜひ写心を楽しんでください。エールをお送りしたいと思います
相原正明