FUJI FILMS5pro (ただ今ねねさんも使っています) F2モード SIGMA12~24mm
朝の大仏殿と向き合うと、飛鳥天平奈良時代に戻ったみたいだ。朝一番7時半に大仏殿に入る。人っ子一人いない。朝のお勤めのお線香の香りが漂う。広大な敷地に大仏殿がそびえる。まさに柱の影から都人が出てきそうな感じだ。1000年以上の昔の人がこの大仏殿を見たときの衝撃はものすごかったとおもう。現代でさえも驚くのだから、その当時高いビルなんてなかった時代の人が見たら本当に腰を抜かしたに違いないし、仏教の力を畏怖し帰依したに違いない。どんな説得や説教よりもこの大仏様を見せたら全ては一瞬にして解決してしまうとおもう。
朝の静寂と1000年前のままのような空気に包まれた大仏殿の中にはいり再び大仏様と対面する。荘厳と言う言葉さえ陳腐に感じるくらいの凄さだ。同行のバリーさんも日本に来て初めてポカンと口を開けて見ている。この世界の全ての心理を司っているような感じすら受ける。そしてこれが数千年前に作られ(実際には何度か再建されていますが)その当時の技術の賜物であるのが凄い。今の技術で作った建物やオブジェが果たして1000年の時を超越して人々に何か訴えかけられるのだろうが?そしてそれは自分の作品にも言えることで、こん巨大な時空を超えて存在の前には、果たして自分の作品は何年残るのだろうか?それどころか何で、何のために果たして写真を撮るのか考えさせられてしまった。何のために写真を撮るのか、その答えは奈良よりはるか遠いギリシャの地まで続くシルクロードよりも長く遠く難しいかもしれない。
でも今出来ることは一つだけ、心にしたがって写心を撮るだけ。答えが見つからない、わからないと言うのも答えかもしれない。
とりあえず写心を撮りなさいとお感じいただけた方そうでない方も何か感じていただけたらクリックお願いいたします
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