FUJI FILM S5pro SIGMA12~24mm F1 or F2 mode jpeg
クレイドルマウンテンのキャンプ場から山が見えるダブ湖のほとりまでほんの7キロ。でもこの7キロですら天気はめまぐるしく変わる。そして10分ごとに変わる。先日もギャラリーにお越しになった日本人のお客様から今日の午後の天気はどうなんでしょうかと聞かれたが「正直言って10分後の天気はここのレインジャーですら判断がつかないほど難しいですよ」と言ったら信じられないといった顔つきで帰られてしまった。それほどここの天気は難しいです。
前日降った大雪が夜中にやみ、朝4時ぐらいにはには満点の星空になった。
機材を担いでダブ湖に向かう。おりから全豪写真家協会の総会がThe Wildernss Galleryで開かれており、ギャラリー併設のホテルには100人近い写真家が宿泊している。カメラマンは考えることはみな同じ。空が晴れたら寝てなんかいられない、皆夜明け前に空をチェックすると一目散にカメラを掴み車のハンドルを握りダブ湖に向かう。湖に向かう山道はカメラマンの車でラリー状態。
湖のほとりにはカメラマンがわんさかいる。でも皆僕のほうを見ている。なぜなら今、ギャラリーで個展を開催している上に、僕の個展が総会の幹事役の富士フイルムさんのメインイベントになっているので、はたしてこいつがどこで、どのアングルで、どのカメラで、あるいはフィルムで撮るのかデジタルも使うのか皆、虎視眈々とこちらを注目している。ここで「写るんです」か写メールで撮影したら大うけになるのだがかなり条件がよいので、パノラマTX-1とペンタックス645とデジタルS5proで撮影する。撮影終了後はしつっもん攻めで大変だった。是時樽とフィルムの使い分け方、パノラマカメラ縦位置での構図の決め方などなどもう大変でそれをしかもつたない英語でしゃべらなければならないので撮影以上にたいへんです
今日は刻々と変わるクレイドルマウンテンの朝の様子を見ていただければと思いほぼ同じアングルからのを並べました。オーストラリアの光の変化をお楽しみ下さい。
そしてこの夜は全豪写真家協会のミーティングとディナーパーティーに出席させていただき、おまけにゲストアーティストとして紹介までされた上に、スタンディングオベーションまでいただいてしまい緊張しまくりました。結局僕も全豪写真家協会の会員になることになり。カメラマンになって初めてどこかの会のメンバーに属することになりました。なんか大きなページを一つめくったみたいな感じがします。
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