桂 歌丸師匠の怪談落語(改定文)

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家にいても暑くて体の置き場所が無い、プールに行こうと思ったけれどプールサイドも暑そう。そこで考えたのが怪談話。しかも落語の。今ちょうど国立演芸場で桂歌丸さんの恒例の夏の怪談落語をやっているので、それを見て心のそこから涼しくなろうと思っていったのだが、なんと大入り満員。熱気ムンムン。でも1時間近い大ネタ「乳房榎」ですっかり笑いながらも干上がってしまった。

 じつは僕は結構落語が好きでオーストラリアにも落語のCDもって行きますし、時間があれば上の鈴本なんかにも落語を見に行きます。落語は話芸だけで怖がらせる、SFXもCGも音響効果も無い。噺家さんの話芸だけ。しかも今回歌丸師匠は噺家さんの小道具扇子も手ぬぐいも使わない、ご自身の話芸と表情のみ。本当に名人芸だった。本当に名人の師匠が演じるとその場に光景が現れてくる。10年前にみた柳家小さん師匠の「飲みくらべ」という話は僕は一生忘れない。高座にあがった師匠が酒を飲むまねをしながらどんどん酒で顔が赤くなっていく(もちろん飲むまねだけなので感情移入だけで赤くなる)もう脱帽でした。見終わったときほとんどの観客の人が「帰りにお酒が飲みたいね!」と話していたのが印象的でした。依然ある噺家の人とお会いしたときに、何でテレビに出ている若いお笑いの人はつまらないのだろう?とたずねると「あれは笑ではなく笑われているんですよ、芸人が先ににお客様より笑ってはだめです。噺家は決して自分から先に笑わない」とおっしゃっていたのが印象的でした。僕もそんな名人芸と言う高みまで自分の作品を頑張って作り上げたいと思います。でも最近どの世界でも名人と名人芸そして十八番(おはこ)が少なくなってしまったのが悲しいです。

そして落語を着ていて感じるのですけど、名人になればなるほど話のリズムがゆっくり落ち着いていて、間が上手いです。それは写真にもいえると思います。何もない「間」が対象を引き立ててくれたり、風景の雄大さをだしてくれます。無が有を造り生かしてくれます。あまりぎっしりした構図や、写真展ではあれもこれもで何が言いたいのか分からなくなります。日本は「間」の文化かなと言うのも落語を見ると感じます。話は脱線しますが家もそうです、縁側なんていうのは個人的には「間」の文化かなと感じます。

いま、いろいろな人が中国を撮影すると儲かりそうだから中国撮影しなさいよとか、
ハワイアンブームだからハワイのフラを撮りなさいよと沢山のアドバイスを頂くことが多いのですが、最後にやっぱり僕は僕の十八番オーストラリア長く大事に撮り続けます。是非応援して下さい。僕の写真も見た人が落語みたいに楽しい気持ちになっていただければありがたいです

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by masabike | 2007-08-18 23:02 | TOKYO下町 | Comments(2)
Commented by aricom at 2007-08-19 11:11
私も落語大好きです!
「間」・・・そうですね。日本映画も「間」が多いですね。
ハリウッド映画に見慣れてしまうとスピード感がない・・・と感じてしまいますが、最近はいい映画も増えました♪
Commented by masabike at 2007-08-19 23:00
aricomさんへ
落語良いですよね。あと僕は桂 米朝さんが好きです。ケーブルで落語チャンネル出来ないかな~なんて思っています
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