今回北海道に旅したのは仕事もあったのだけど、もう一度自分の原点を見に行く旅でした。最近色々イベントが多く、忙しいのと色々行った先で皆さんが浴していただくのと、スポンサーさんにもいろいろお褒めを頂いているので、少し心が浮ついたり、驕っている部分もあるので学生時代撮影で放浪していた道東北浜原生花園から根釧原野をうろついてしっかり自分の原点を考え直したかったので・・・。
学生時代は鉄チャンカメラマンでした。よく冬の北海道に行き撮影していました。ユースホステルに居候したり、駅で寝たり、お金がなく白鳥のエさを食べたりして撮影していました。カメラは今も使っているNikonF2、フィルムはコダックのトライX<フジフィルムの人には内緒ですが・・・)それも普通のパッケージ品が買えないので100フィートの長巻を自分で暗室でパトローネにつめて使っていました。それでも撮るのは楽しかったです。そのころ一緒に撮影していた友人の半分ぐらいはプロカメラマンになりました。皆どんなにお腹がすいてもどんなに寒くて震えて疲れていても、どんなのみすぼらしい身なりをしても夢を捨てずに 石にしかじりついてでもカメラマンになりたかったのです。
お金が出来て仕事がうまくいくと、ちやほやされてそんな時のことを忘れてしまいます。そんな時北海道をキャンプで旅しているとふと今の自分に忘れかけていることを思い出させてくれます。これからも北海道を旅します。どうか北海道の方よろしくお願いいたします。
写真は釧網本線 北浜付近で1979~80年(大学3~4年生の時)ぐらいの2月の流氷の時に撮影しました。当時防寒着もたいしたものが東京ではなく、だいぶ探し回りました。今と違いオホーツク海に目一杯流氷が入っています。あらためて現在の地球温暖化を実感させられます。当時記録だと思って撮っていなかったのですが、いまみると大事な記録と記憶の写真になってしまいました。またいつか冬のローカル線を撮影にNikonF2を持って旅したいです。
Nikon F2 80~200mm レフレックス500mm トライX D76現像
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