![]() ![]() FUJI FILM S5pro ZEISS50mm フィルムシュミレーションモード jpeg ホバートのウォータフロント、サラマンカプレイスに行くといつもどこでお昼を食べようか迷ってしまう。中華、ベトナム、ギリシャ、和食、オーストラリアクイジィーヌ、インド料理、そしてイタリアン。まさにオーストラリアがマルチカルチャー国家だけあってこんな人口40万人ぐらいの街でも充分世界の味が堪能できる。そして今日はちょっぴりお財布に余裕があるのでシーフードパスタをオープンテラスのイタリアンレストランでチョイス。これで22ドル(いま為替レートが悪いので2200円ぐらいします、でもシーフドどっさりです) 同じくらいの人口街の規模で日本で同じことが味わえるかといったらかなり難しい。そのかわり日本のちょっとした地方都市にはどこにでもあるような家電や、PC.大型書籍店、車の量販店などはない。でもそんなものはインターネットで頼めばよいし、もっと大事なものがあるのではとタスマニアの人たちは思っている。それはもともと移民できたオリジナルの国の文化。マルチカルチャーのルツボの中にいると否が応でも自分のオリジナルの国のアイデンティーを自覚させられる。タスマニア政府によると人口僅か70万人のタスマニアでしゃべられている言語の種類は400種類に上ると言われている。そんな中で暮らしていれば否が応でもオリジナルの国の精神、風習、食材、そして国歌や国旗に自分のオリジナルのアイデンティティーを認めざるをえないし、自覚させられる。表面的に捉えるならば隣の人はちがう国から来た人、違う肌や目や髪の毛の色をして、違う言語を話し、違うものを食べて、違う風俗習慣をする。それをお互いに認め合う。そんな感じがマルチカルチャーの国だと思う。 以前タスマニアのパブでバイクの世界GP500ccクラスを見ていた。ものすごいデッドヒートでパブ中盛り上がった。オージー、イタリアン、日本人でトップ争いだった。最終的にホンダの日本人の選手が優勝した。レース終了後表彰式の模様がTVに映し出された。画面に日の丸が大写しになった、するとパブのレースを見ていた全員が規律し、胸に手をあてTVから流れ出る君が代に静かに聞き入っていた。思わず目頭が熱くなりそうで、自分が日本人であると言うことをいやがおうにも意識した。またタスマニアのINCAT造船所前にも日の丸が翻っていた。こんかい撮影で訪れたINCAT造船所も日本の船を作っているし、日本人のカメラマンが来るというのでわざわざ日の丸を揚げていてくれた。 そして逆に2003年タスマニアの最果てのキャンプ場でキャンプ場の住人たちと日本からライブで送られてくるパンパシフィツク水泳横浜大会を小さなTVで20人ぐらいで見ていた。決勝でオーストラリアの期待の星イアンソープが優勝できるかどうかの大一番だった。結果はイアンのぶっちぎりの優勝。表彰式のときTVから流れ出るオーストラリアの国歌(アドバンスド オーストラリア)にあわせてみんなで大合唱した。そのあとTVの中継は終わったがビールでみんなで乾杯をしオーストラリアの第二の国歌と言われるウォルシング マチルダをみんなでまた歌った(昔建国200年祭のときオーストラリアをツーリング中のよくこの歌が流れているのを聞いたが曲名が分からなかった、どうしてもCDが欲しくなりぶり図弁のCDショップに行き店員さんを店の隅っこに連れて行き今からメロディーラインを歌うからその曲のCDを売って欲しいと頼んだ、もし違う曲がきたらとか、店員さんがお前の歌唱力では分からないといわれたら同省とハラハラドキドキで歌った。歌い終わるとなぜか店中のお客さんが拍手してくれて、店員さんは「ハイ、ウォルシンシングマチルダ」といいCDを手渡してくれた。という思い出の曲)そのときオリジナルの国も、肌の色も年代もことなるみんながオーストラリアという国の国旗と国歌の元にひとつになったこと実感した。 たしか日本国内では国旗と国歌に関してはたくさんの意見があり、簡単にいえないと思う。ましてやブログで簡単に取り上げ言い切れる問題ではないと思う。でも僕自身としては海外に出て企業や団体に属さず(それはもちろんその庇護もうけられないということで)一匹狼的にやっていると、自分の母国のアイデンティティーを感じざるを得ない。日本にいると分からないがたった一人で海外で生活し活路を開いていく状況にあるとだれでも自覚すると思うし。現に海外で出会ったフリーカメラマン、スポーツ選手、自営業もしくはオーナー企業のビジネスマンはほとんどみんな同じ思いを持っていた。もし日本でブログを見てホントかなとおおもいでしたら全ての肩書き、所属団体をポイして海外に出て仕事し生活してみてください、何かが見えてきます。 (今日はブログでは少し重くそしてタブーかもしれない話題ですいません) 何かお感じになっていただければランキングクリックお願いいたします) ![]()
by masabike
| 2007-07-06 08:09
| タスマニア
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Comments(12)
ブラジルに住まれる日系一世の方の日本への思いはそれはすごいです。
多分、僕の10倍ぐらい凄い(笑)。 一世の方と接していると「日本人の原点」を感じ、「ああ、日本人は素晴らしいなぁ」と強く実感します。 ブラジルでお会いした「小野田さん」もまさにそのような方でした。 日本人はもっと世界に生活の糧を求めて出るべきです。 すみません、相原さんの熱にあてられて勝手なことを言いました。 ただ一つ言いたいことは、愛国心は決して民族主義ではなく、世界を愛する心に通じるということです。自分の国や民族を愛せない人間が他の国の人や民族を心から理解できるとは思えないのです。
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相原さん、勝手なことを書いてしまい申し訳ありませんでした。
読んでいて、おもわず熱くなるものを感じました!
日頃の生活環境が、日の丸を掲げる環境から次第に離れているのを、 今まさに強く感じさせれて、自分はほんとうに日本人か?国を考えたことあるの?・・・自問です。 大きな声で君が代を歌ったこと・・・いつだったのだろう・・・ ぬるま湯の中でピンブレの生活、恥ずかしいです。
はじめまして。
多国籍な社会にいると、自分が何者であるかについて自信と誇りを持てない人間は全く相手にされないと感じます。 そして、誰もが自国への愛着と、その文化に精通しているのを見るにつけ、羨ましいと感じると同時に、自分がいかに自国のことに疎いかを知り、恥ずかしく感じます。 ![]()
ずいぶんと前になりますが、私の会社がサンフランシスコにある会社と技術提携をするために渡米したとき、かなりの長期間滞在していました。
そのときに、初めてと言っていいほど自分の国を意識しました。 基本的に単一民族(実はそうじゃないけど)である日本国内にいると意識する必要の無いものなのかもしれませんが、一歩外へ出ると国というより民族としてのアイデンティティを求められるように思います。 サンフランシスコで一番役に経ったのは、下手な英語ではなく、飛鳥時代~奈良時代の日本の歴史であった事を書いておきます。 自分の国の歴史を知らないヤツは、バカにされます。
全ての肩書き、所属団体をポイして海外に出て仕事をして、世界を風来坊しています。
前にこのことで、雑誌の取材で自分は世界人だからといったことがあります・・・ といった反面、自分に帰る故郷、日本という国があるということ・・・ それは心の根っこ、安堵感に値すると思います。 相原さん、無事帰国、お疲れ様でした。また、楽しい時間をありがとうございました。 またシドニー、もしくは、メルボルンに来られることを楽しみにしています。
自分の国を愛するのは自分の親や兄妹を愛することと同じことだと思います。自分の家族を愛せない人は他人を愛せるだろうか?と100%信用できません。海外で生き抜くためには自分のアイデンティティをしっかりと意識していないといけません。僕たちは世界に誇る素晴らしいものを持っているし、同様に全ての国の人たちが世界に誇る素晴らしいものを持っていると思います。
Pombo_Brasilさんへ
2つのコメントありがとうございます。熱くなっていただきありがたいです。昔テレビで小野田さんを拝見したとき「あーこの人本当の日本人だ」と思いました。
skimamaさんへ
自分の国を考えていただければそれで充分だと思います。考えないで過ごしてしまう人が多いですから
mohtakecさんへ
多国籍の中にいると本当に自分はだあれということを考えさせられます
NATUREAさんへ
歴史は本当に大事です。よくオーストラリアでどうやってサムライ政府から西洋式近代政府になったか教えて欲しいと言われ、坂本竜馬などの話をします
まなぶさんへ
同感です。自分たちの誇れるものをしっかり認識し、同じように恥ずべきところもしっかり認識するべきだと思います
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プロフィール
1958年東京都出身。日大法学部新聞学科卒。7年半のサラリーマン生活の後、パリダカールラリーを目指し、そのステップとしてオーストラリアへバイクでの砂漠縦断に行くが、そのままオーストラリアの虜になる。
現在はフリーカメラマンであり、フレンド・オブ・タスマニア(親善大使)としても活動中。 メールはこちらにお願いいたします。 masabikejp@yahoo.co.jp 写真のテクニカル的な質問には、クライアントさんとの関係もありお答えできない場合がございます。ご了承下さい。 ※ サイト内の写真の使用ならびに無断転用を禁じます。 Copyright©MASAAKI AIHARA ![]() ↑ブログランキング参加中。是非クリックして下さい。よろしくお願いします。 ◆相原正明オフィシャルHP New Photography coming Masaaki Aihara Official HP Masaaki Aihara Face book Face book 友達申請の時は必ずコメントお願いいたします。コメントがないと商人いたしまねます。 *相原正明作品収蔵のタスマニアクレイドルマウンテンThe Wilederness GalleryのHP http://wildernessgallery.cart.net.au/cat/2047951.html ◆相原の大型作品が 4点展示されています。 2007.4.27 OPEN モダンオーストラリアン レストラン「Salt」 http://www.pjgroup.jp/salt/ 新丸の内ビル6F (東京駅丸の内北口) ◆ご希望がありましたら、下記『ライフログ』より相原の作品をご購入いただけます。 タスマニアの四季を9万カットの中から厳選した写真集「静かな場所」と、13年間のオーストラリア撮影の総決算DVD写真集「虹大陸」がございます。 ライフログ
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