写真展巡礼ツーリング 名古屋~東京 帰還

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ホテルの物置戸泊まりのわがバイク
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(距離計上が行きの諏訪湖、下が家の前。2000キロ走りました。少しへろへろです)

京都から再び名神高速道路を一気にワープスピードで走り名古屋へ向かう。途中覆面パトカーが恐ろしいので(だったら普通のスピードで走れって??)4ドアセダンのクラウンとか見かけると1台1台中を見ながら抜いていく。特に関が原近辺要注意。1台変に運転姿勢を低くしているクラウンがいてよくドライバーが見えないので横を併走して中を覗き込むと覆面パトカー!!えらい剣幕でにらまれました!!

名古屋到着後昔のサラリーマン時代の会社にご挨拶に行き、そのあと会場に直行してスライド&トークショウ。同じ会場でカメラマンの吉村和敏さんにあう。「え~ひょっとしてまたバイクで来たんですか!!」とあきれられる。彼はどうしても僕と違いまともなカメラマンなので仕方が無いかもしれないです。以前はうちの近くに住んでいたのですが今は儲かったのか庶民の町板橋に愛想をつかしビバリーヒルズに引っ越してしまいました(ジョークです。本当は東京の東部です)

スライドトークショウは砂漠の撮影のファッションで行いました(仲間内ではコスプレスライド&トークショウと呼ばれています)  夜は手羽先、味噌カツなどもちろんMade In 名古屋で盛り上がりました。バイクはその間都会は盗難が怖いのでホテルの物置に隠しておきました。盗られたらまだローンが残っているのでシクシクデス。

最近地方でスライド&トークショウ→宴会→移動→スライド&トークショウ→宴会→移動の繰り返しの寅さん生活になっています。でも本当だったら寅さんみたいな旅先での恋があるはずなんですけどいつもまわりはおじさんばかりです(涙)

翌朝、ホテルを朝はや立ちで出発。午後東京で広告撮影の打合せがあり相手は「どうせのぞみで帰ってくれば名古屋~東京なんてあっという間」と思っているに違いないのですけど、なぜかこの担当の方、僕をストーカーしているのではないかと思うくらい、海外や遠方にロケや遊びに行っているときに限って電話してくるのです。今回もそうです。「え~名古屋?近いね、明日打合せに来てね、明後日撮影よろしく」と言う感じ。以前は札幌で個展をしているときに電話くれて「え、札幌。国内ね、明日の飛行機で東京帰ってきてくれない、撮影頼みたいのでよろしく」でも一番ビックリしたのはニューヨークの郊外にいるとき電話をくれて「そこからまっすぐ名古屋に撮影これない?」と恐ろしいことをのたまわっていただいた。僕は通常こうゆう撮影のことをスクランブル撮影と呼んでいるけど、この某氏がスクランブルが一番多い(いまメルボルンで原稿書いているけど携帯電話が鳴らないことを祈っています)。そしてスクランブルのときに限って要望が富士山よりも大きいことが多いのです。本当にゴルゴ13です。これからうちのクライアントさんには「デューク相原」と呼んでもらうことにしようと思っている。でもフリーランスのカメラマンをしているとどんな大変なときでも仕事の電話がいただけると言うのは実際とてもありがたいことで「うわーまたスクランブルか」と思いながらも紙の思し召しの声に聞こえます。電話が無いのがフリーカメラマンにとっては一番怖いです。特に3日も無かったら眠れなくなりそうなぐらい怖いです。どんなホラーよりも恐ろしいです。

そしてそんな仕事の段取りを考えながら中央アルプス、八ヶ岳、南アルプスを眼の隅で捕らえながらひたすら中央高速のコーナーを浜松製4気筒バイクで駆け抜けます。江戸に戻ったときはメーターは2000キロ近くを刻んでいました。

普段もちろん僕も仕事で四輪車も運転する。だけど四輪車は移動のためのトランスポーテ-ション、もしくは機材や写真展の道具を運ぶための乗り物として考えている。先日ある車メーカーの人から「一人でドライブに行くお気に入りのルートは?」と聞かれ答えに困ってしまった。免許を取得して20数年、一人で四輪車でドライブを楽しむためにドライブに行ったことが無いことに気がついた。1回も無いのです。一人で運転を楽しみに行くときはやはりバイク。ドライブではなくライディング。

僕にとっては四輪車は貨物輸送機、バイクは戦闘機。しかもアグレッシブなのが好きです。50歳60歳になってもトレールバイクやアメリカンバイクは乗れるかもしれない。でも思いっきりアグレッシブな格闘戦闘機のレーサーレプリカは今でないと乗れないかもしれない。それも単なるまたがってだらだら走るのではなく走りこむのだとこの数年が限度かもしれない。
そしてどうせ最後に選択するなら最新鋭のレーサーレプリカ(最近はレプリカではなくモロレーサーです)と考え、2005年タスマニアでの個展が無事成功して自分へのご褒美として買いました(けっこう危ないご褒美です)

写真を撮るのとバイクに乗ることは自分にとっては似たような行為と考えています。一瞬の光と一瞬の動きに集中する。どちらも同じ行動原理。一瞬に集中する。だらだらしていては撮影の決定的瞬間を逃すし、コーナーや路面状況を見逃したら転倒や死が待っている。どちらも一瞬のひらめきで素晴らしい瞬間が得られる。

一瞬に集中しアドレナリンを出し、活動する。そして心の満足を得る。だからこの2つの行為が大好きだ。しかもこの現代で一般の乗り物でヘルメットをかぶらなければならないのはバイクだけ。これだけハイテクの乗り物があるのに自分の身を自分で守りながら乗るへんてこな乗り物だから病み付きなのかもしれない。

だから僕はバイクに乗り、道と大気と季節を楽しみ心を空っぽにし限りなく鉄の馬に打ちまたがり走る。こころが完全に空っぽになったときに、写真がどんどん撮りたくなる。もっと高みを目指して撮りたくなる。写真を撮る行動により空っぽになった心に、どんどん新しいイメージを注入していく。空っぽになった心が写真と言う光と時間の産物を食べたがってくる。そしてそして消化しながら心の中に新しいイメージを育てていく。

だから僕は死ぬまで写真とバイクから離れられないだろう。かの世界的なエロスの写真家ヘルムートニュートン氏も死ぬまで写真とスポーツカーを愛した。
http://www.discovertasmania.com/home/index.cfm?siteid=297&display=&ProductID=&language=japanese
やっぱりこいつはアホかもしれないと思ったらクリックお願いいたします
by masabike | 2007-07-02 17:08 | | Comments(7)
Commented by NATUREA at 2007-07-02 18:35 x
デューク相原さん・・・後ろに立っても良いでしょうか(笑)

バイク中毒に陥ってますね^^
しかし、仕方ないでしょう・・・。私も理解します。
コーナー毎に、まるで日本刀が切れるよう走っておられるのでしょうか・・・。
Commented by masabike at 2007-07-02 21:28
NATUREAさんへ
後ろに立っても大丈夫です。でも右手で握手はしないです。右手はシャッターを押すためにいつでも空けておきますので・・。(アホかもしれないですスイマセン)
Commented by オクラガ at 2007-07-02 21:47 x
こんばんは。写真展巡礼ツーリングを楽しく拝見しました。
相原さんのツーリング中のお話を興味深く拝見!もう25年以上前にな
りますがバイクでの旅を思い出しました。
>4ドアセダンのクラウンとか…
どうしても白のクラウンを意識してしましますよね。助手席に変な影がないかと(笑)
春、車で埼玉の川越に行った時、それに気づき、急遽減速、セーフ!でした。
Commented by bon_bom at 2007-07-03 07:03
>だから僕は死ぬまで写真とバイクから離れられないだろう。
>やっぱりこいつはアホかもしれないと思ったら
とんでもな~い(^^)
勝手に親近感を覚えてしまいました。
でも、私の場合、「戦闘機」ではなく「プロペラ機」ぐらいの「あまちゃん」ですけどもf(^^;
Commented by masabike at 2007-07-03 07:50
bom-bomさんへ
いや~でもうちの戦闘機も恐ろしくてアフターバーナー全開には出来ないです。
Commented by mr_lensman at 2007-07-03 10:51
フジフィルムのベルビア50展と青山一丁目の伝説のビルでの作品展に行って来ました。
念願だった作品にやっと出会えた! これが最初の感想で、相原さんの書かれたブログの初期のコメントを思い出しながら見ました。

「やっぱりこの人凄いや!」

そんな相原さんに少しでも近づきたいと思い、戦闘機に跨ってきましたが、このポジションはレーシング!
回転を合わせてシフトダウン、アクセル開ければリヤを振ってワープだ!  少し近づいたぞ!(笑)
Commented by masabike at 2007-07-04 08:08
mr_lensmanさんへ
ご来場とお褒めの言葉ありがとうございます。CBRかなり前よりに座るとポジション楽です。戦闘機買いますか?もう1枚免許証が必要になります(笑)
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