
このドックの中に何があるのか?メルボルンからタスマニアに戻りそこで見たものがこれです!!

(船体に書いてあるHull064は製造コード番号です、INCATで64番目のフェリーです)
僕の持っていた造船所のイメージは根底から崩れた。巨大なクレーン。そびえたつ巨大な鉄骨。リベットを打つ音やハンマーをたたく音はまったく無かった。
あちらこちらで電気溶接の青い火花と、グラインダーの音。そして何よりもビックリしたのはその巨大なドックの中に横たわっていたのはフェリーボートと言うよりはエアークラフト、いやスペースシャトルに近い外観の銀色の巨大な物体だった。
ここはタスマニア・ホバート湾に面したINCAT造船所。ここは世界トップクラスの高速カタマラン(双胴船)を作る造船所。しかもその船体はオールアルミニューム。いまここで造っている船体は北海道と本州を結ぶ東日本フェリーに納める予定の世界最速の大型フェリーボート。総トン数は優に1万トンを超える。その船体が最高速約48ノット(時速90キロ近い)の驚異的スピードで海の上を疾走する。今日日原付スクーターでも70キロ近くまでなんでそんなにすごいのとお思いの方が多いと思います。(たとえるならば大型トラックが高速道路を時速200kmぐらいで走行しているスピードイメージです)ちなみにアメリカの大型原子力空母ですら35ノット(約70キロ近い)しか出ないので驚異的スピード。
あらためてこの世界最速フェリーのスペックを振り返ると総トン数1万トン超、最高速48ノット、オールアルミニュウムボディー、4基のロールスロイス製ディーゼルエンジンによるジェット水流噴射による推進システム。1000人近い乗客を運べる。そして9月1日より青森~函館を1時間半で結ぶことになります(現行のフェリーボートでは4時間です)
この驚異的なスピードはオールアルミボディーと言う航空機なみの素材の賜物だけではなく、船内のテーブル、手すりにいたるまでこと細かいところまでアルミで軽量化し、かつテーブルにいたってはハニカム構造というF1やレーシングカーに使うような方法で仲をウェハース状に半空洞化して軽量化の極限まで追及している。まさに海の上を走る巨大なレーシングマシーンだ。

(スタッフが持つのはそのハニカム構造のアルミ部品。ものすごく軽く硬く強度はすごい)
(これはその巨大なフェリーの船底です)

(巨大な組み立てライン)
そのパワーを使いスーパーフェリーボート、8月上旬にホバートを出航してなんと太平洋を縦断してたった5日間で東京湾までクルーズしてくるという、しかもノンストップクルーズで。超驚きです。9月になったら是非津軽海峡にこのフェリーボートを乗りに乗ってみて下さい。十和田湖にドライブのついでにちょっと函館でおすしをつまみに行きなんて事が可能になりそう。是非乗ってみてはいかがでしょうか?
それからこのINCATのHPが迫力ものです。英語しかありませんが当たり前ですが是非ご覧ください
www.INCAT.com.au
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そういえばこの船の細かいところや船名どうなっているのと思われた方は次回のブログをお楽しみに!!つづきは明日。すごい船名ですよ~。