ナチュラルハウス立川店 展示作品解説 森編

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PENTAX645 NⅡ 120mmMACRO +接写リング  Velvia100


鳥海山の森の中でキャンプをしているととても心地よい。タスマニアの森ににた空気感と森のリズムがある。よく「山の中でキャンプをしていて怖くないですか?」と聞かれるが、ここ鳥海山の森やタスマニアの森、バングルバングルの渓谷ではぜんぜん怖くない。それどころか大自然の意思に抱っこされて寝ているみたいで、とても良く眠れる。変にコンビニや道の駅で寝ているほうが怖い。今日日おかしな人が多くなり、おちおち寝ていられない。おまけに車の中には高額なカメラ機材が大量に積んであるので山の中のほうが安心です。(やな世の中です)

そして山の中で寝泊りをしているとだんだん感覚が自然のリズムと近くなり、森の中を歩いていると木や小さなコケや葉っぱとアイコンタクトが感じられるようになります。自然のほうから「とって撮って」と呼びかけてくるのでそのご招待に従って僕はシャッターを押すだけです。きざな言い方をすれば映像のシャーマンか語り部みたいなものかもしれません。僕がシャッターを切るのではなく鳥海山やタスマニアやバングルバングルの大自然をつかさどるなにか大きな意思が僕の目と指を代用して写真を撮っているという感じです。ですから写真展に来ていただくとテクニカル的な解説もないですし、どうしてこれを見つけ撮ったかということが説明できないことが多いです。鳥海山に行くと帰り必ず酒田市にある土門拳写真美術館を訪れます。写真はもちろんとても凄いですが、そこに土門拳さんの御言葉で(要約でスイマセン)「狙ったとおりに撮った写真ほどつまらないものはない。写真機の後ろにカメラマンが隠れて小さく小さくなった写真家の存在がわからないぐらいの写真がいい。そしてそんなときは鬼が撮らせてくれる一瞬がある」というようなことが書かれていました。まさに生意気な言い方をすればその通りだと思います。


話は少しそれますが年に1~2回僕はツーリングでこの美術館を訪れます。特に写真展のあとや大きな撮影のあとに訪れます。特に大きな写真展のときは周りの方々にチャホヤして頂き、気がついたら鼻高々になり「おれが撮ったんだぜ」というような、変なプライドだけが強くなっています。そのような時自分の撮影の原点や大事な気持ちを忘れてしまいます。俗にいう変な○○先生ということになってしまいます。そのようなときに鳥海山の森に寝て、ここで土門さんの写真を拝見すると「あ~自分の写真はまだまだもっと鬼が撮らせてくれるようにならないと(タスマニアのマナブサンはそれでも金剛力士像みたいというのですが、まだ仔鹿みたいなもんです)やばいなうぬぼれていました。ごめんなさい」となり次のオーストラリアのロケに再び全力の戦闘モードで向かうことが出来るのです。そんな自分の鼻っ柱を明かしてくれるのが土門拳さんの写真美術館です。話がそれてスイマセン。


そして今回の作品も鳥海山の森と一緒に時を過ごして作り上げたコラボレーションです。点数は少ないですが立川にお越しの切は是非鳥海山の森を感じにお越しください。そして機会があれば酒田の土門拳写真美術館お越しください。酒田はラーメンとおそばと酒田せんべいが美味しいです。

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by masabike | 2007-06-10 06:40 | 写真展 | Comments(0)
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