PENTAX645NⅡ 400mm 200mm 45~85mm NIK ON F3P 300mm
FUJI FILM Velvia100 Astia100F
お米作りには欠かせないのが水。水がお米の味を決めるとも言われている。庄内の美味しいお米を作る大元はこの鳥海山の雪解け水。鳥海山の森深く分け入ると山の体の奥深くをめぐってきた水が湧き出すところがある。まだ雪深い中何度も転びながらたどり着く。そこは水が湧き出していると言うよりも地球の命の一片が湧き出しているかんじだった。森の奥深く、その山の麓に生きとし生けるもの全てに地球がその身を分け与えるかのようにエッセンスが湧き出している。水を飲む。それは水と言うにはあまりにも芳醇な物質だった。何か地球が僕の体の中に入ってきた感じがした。そして流れ出る水は水と言う役目を通り越し、森と大地のエネルギーを運ぶメディアとなる。そして大地の裂け目からエネルギーを大気の中に放ちながらより大きなエネルギーとなって田んぼに向かう。僕たちはお米とともにこの水と空気と山険しい島国から分け与えられた恵みを体に取り込むことができる。
だから昔の人の教えどおり「ご飯粒を残すとバチがあたる」と言われる言いつけどおり大地の恵みを感謝して食べなければならないと感じた。
今悲しいの多くの人が食べ物を粗末にしすぎる。砂漠にいるとそのひとかけらのビスケットが一握りのご飯粒が自分の命を後数時間つないでくれることを実感する。だけどいまの多くの日本人の人たちは食料はベルトコンベアーで工場で作っているのではと錯覚させられるような感じで食に接しているみたいなイメージに僕は感じられる。だから一食一食、一口一口大事に食べなければと・・・。
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