アーヘン 日曜の朝

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日曜の朝のドイツオランダ国境の街アーヘンです。何か国境の街というのはとても憧れがあり行ってみたかったです。日本もオーストラリアも島国なので隣の国と接する国境が無いのであこがれます。

あとひょっとしたら記憶違いかもしれませんが、昔映画で「遠すぎた橋」と言う戦争映画があり
その中にアーヘンという地名が出てきて心に引っかかっていました。連合軍がドイツ軍と戦闘をしながらアーヘンの橋を目指すのですが、作戦に無理があり失敗してしまいます。
そして最後ションコネリー扮する現場の隊長が司令部参謀に文句を言うとエライさんが「橋は遠すぎたんだ (Bridge to far)」言って終わると映画だったと記憶しています。違っていたらスイマセン。

そんなこんなでアーヘンに行きたかったのです。日曜のドイツの田舎町、小雨が降っていてとてもヨーロッパらしくてよかったです

ドイツの町には自転車がとても似合います・
Nikon F2 Nikor14mm 28mm Zeiss 50mm ACROS PRESTO


このごろモノクロでドイツのスナップとかオーストラリアの人物とかブログにアップしていると「風景以外撮るんですね!」とよくアマチュア写真家の方や仕事先で言われたりメールをちょうだいすることがある。 でも個人的には自分では「風景写真家」とは思っていないし、風景を撮影していたら人物やスナップを撮らないと考えるほうが不思議でたまらない。たまたま自分にピンと来たとき撮影したのがオーストラリアの風景だったけれども、その旅の途中で人物や建物や食べ物ピーンと来たら撮るべきだし撮りたくなる。かのアンセルアダムス大巨匠でさえもしっかりとしたポートレイトを撮っている。いわんや僕らぐらいのカメラマンが「僕は風景カメラマンだから、風景以外撮影しない」と言うのは自分で自分の世界を狭めていると思う。

以前バイクで中央道をツーリングしていてサービスエリアで撮影ツアーの団体の人に記念写真のシャッターを押してもらった。彼らはある山を撮影に行くツアーだった「途中のお花とかスナップとかも撮ると面白いですよね」と言うと「わしらはOXOX山しか撮らない」と言われてしまった凄く悲しくなってしまった。どうしてもっと肩の力を抜いて楽しめないのかと・・。

MASHさんのブログではないけど「写真は楽しく!」が基本だと思います。まさに写楽です。そして写真は道楽です。でも本当はプロカメラマンでやっていると道楽苦です。楽の下には苦が隠れています。大変さ苦しさをした乗り越えて苦労を見せないところに楽が待っています。そうなって初めて道が楽しめると考えます。これは多分他の芸事やスポーツでも同じだと思います。でも気持ちはいつもシャッターが押せるのはウキウキ大好きと言う感じですスイマセン少し説教じみた話で週末の朝からごめんなさい。

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by masabike | 2007-04-21 09:22 | ドイツモノクロ | Comments(7)
Commented by skimama at 2007-04-21 10:04
残念なことにこの映画は観ていませんでした・・・
国境・・・この境のために人は、しなくてもいい無益な戦いをしてきていますよね・・・道路挟んだ向こうが違う国・・・
いつの時代も国境はドラマティックな響きがありますね。
私メ、無謀にも昨日、たまたまモノクロでポートレート?(かは未だ分かりませんが・現像未だ出してませんので)・・・見たいな?写真を撮りました。友人・知人を撮りまくり・・・です。
今テキストを読みとても勇気と元気をいただきました!
アンセルアダムスの写真展でこういう写真もあるんだと大きな衝撃を受けたのを思い出しました。
あれこれ難しいことは分からないけれど、美しい!・・パチリ、いいなあ、とても好き、と思ったらパチリ・・・見境ないけれど、そうして撮っています。(出来・不出来・・・なし!・・・)
EF 50mm f/1.8 です。未知の世界は楽しくてワクワクです!
伏見先生の「写真は楽しく!」・・・もう素晴らしい方ばかりの素晴らしいお写真がこうして家にいて拝見できるのです。いい時代です!
自転車・・・小さい姿・大きな存在感!に思えます!
Commented by wajira at 2007-04-21 11:32
私も 「遠すぎた橋」の映画は 覚えが有りませんが
確かに アーヘンは 激戦の有った所と聞きました。
二枚目からの音楽堂は、その時に激しく破壊され、戦後 作り直されてと聞いた様な気がします。

自転車で オランダ ベルギー ドイツと 三国気楽に回れる街ですよね。
アーヘン

私は 趣味としての写真を楽しんでいるので、本当に何でも撮る そして
楽しく撮る を実践しようとしてるのですが、
後から見ると なんでこれ撮ったんだろう? の大量生産です。
Commented by AoimikanM at 2007-04-21 17:11
masabikeさん、こんにちは。
Aachenはベルギーやフランスにも国続きで、ローマ時代から紛争が絶えなかった地域だと聞きました。
フランス語ではAix-la-Chapelleというんです。
シャペルって↓の大聖堂のことですが、語源はここからなんです。
ラテン語って国境と言葉の連なりがとても興味深いです。
Aachen自体は「泉」(水の出る場所)という古い言葉から出来た地域で、ahaと書くのですが、
日本でも確かこんな飲料水があったような気がしました。

写真を楽しむ、とてもいい言葉です。光が多い程、影の部分も濃いはずです。
プロフェッショナルな方々の辛さ苦しさは喜びや達成感という強い光の存在と濃く深い影が在ると思っています。
どの写真も素敵でした。瞬間瞬間を楽しまれている感じが良く伝わって来ましたよ。

*ねね
Commented by masabike at 2007-04-22 08:18
skimamaさんへ
本当にいながらにしていろいろなものが見れるいい時代です。そして色々な人とも知り合えることも大事でとても感謝しています
Commented by masabike at 2007-04-22 08:20
wajiraさんへ
そういえば音楽堂とか街のあちらこちらに戦争で廃墟になった記録写真を見ました。そう考えると京都奈良が破壊されなかったのはよかったと思います
Commented by csunyan2 at 2007-04-22 11:00
相原さん、何度か記事を読んで、感想をまとめようとしました、何度かコメントをかこうとしましたが、やっぱりうまくまとまりません。
でも・・・>「写真は楽しく!」が基本だと思います。
本当にこれのために人生計画立ててきたんだということだけはいえるかな?

ヨーロッパの白黒写真↓↓↓↓、本当に素敵です。
自分では見えないもの、その土地の空気を切り取って見せてもらっているみたいです。
Commented by masabike at 2007-04-22 21:51
csunyan2さんへ
ほんとヨーロッパ何処を撮ってもモノクロで絵になります
オーストラリアからヨーロッパにスイッチしようかな(笑)
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