冨士フイルム ウェブ写真美術館


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月曜日新しい冨士フイルムの冨士フイルムフォトサロンのオープニングに行ってきました。200人の日本の写真家を集めたゴウジャスな写真展です。僕もおかげさまでこの200人に選んでいただき、オーストラリアの風景を展示しています。しかも一番先頭です。じつは訳がありまして「あいうえお」順なので「あいはら」なので一番最初でした親に感謝します。

同時にウェッブ上ででみるバーチャル写真美術館もオープンしこちらのアーカイブにも、巨匠の皆様に混ぜていただきました。約30点の過去の自分のオーストラリアの自信作を展示しております。見るだけではなく作品を購入も出来ます。よろしくお願いいたします。URLはコメントの最後に記載しております。

作品は全てポジフィルムで撮影されたものです。デジタル作品は含まれておりません。多分日本のカメラ写真メーカーでははつのこころみだとおもいます。今回冨士フイルムさんからデジタルアーカイブの御話をいただいたとき、「デジタルカメラブームで写真が使い捨て文化になりつつあるので、それを何とかしたいのできちんとした作品をウェブを使って多くの人に見ていただきたいと言う趣旨に賛同させていただき、作品をご提供いたしました。皆様がどんどんアクセスしていただき、もし気に入った作品(もちろん他のカメラマンの方でも結構です)を買っていただければ(オリジナルプリント)をお金を出して買うと言うことが文化として定着しております。写真展はもちろん写真を見ていただき買ってもらうために開催すると言うのが海外の写真展の基本です。今年僕が再度個展を行うタスマニア州ウィルダネスギャラーでももちろんそうです。日本では写真はまだその点で認知度が低いですし、おまけに最近TVやラジオのCMで「ただでもらったOOOOO情報」とか街頭でフリーペーパーと言うものが氾濫しているので、写真とか映像文化なんてただで手に入るものと言う風潮になりつつあります。そのうちに日本ではタダで手に入るくらいの価値の写真しかなくなりそうな危惧もありますし、それくらいの価値の写真しか撮れないナンチャッテカメラマンばかりになりそうで怖い感じがします。そうならないためにも是非是非アクセスして多くの名作をご覧になっていただければと思います。そしてもし気に入った作品があればご購入していただければ、そのお金が写真家の次の作品を創る糧にもなりますし、新しい写真家を育てる資金にもなります。購入金額は写真文化を育てるため、市場価格よりだいぶ抑えてあります。是非皆様のご来館心よりお待ちしております。皆様の写真を見る目と心を満たしてください。

そして今回の冨士フイルムウェブ美術館が新しい日本の写真文化の幕開けになってくれることを望みますし、皆さんがどんどんアクセスしていただけることを願います。
http://www.fujifilmmuseum.com/pro_artist/artist/list/?id=32&p=3
今週は桜の撮影があるのでお天気とにらめっこです。PIE疲れとGregoly氏写真展ショックも少し落ち着いてきました。
写真 NIKON F3 500mm ベルビア100
美術館行って見たいとお感じになりましたらクリックお願いいたします。あと最近すこしご無沙汰している自分のHPのURLも記載しましたこちらの方もよろしくお願いいたします


相原正明オフィシャルHP

http://www.aihara-australia.ecnet.jp/
こちらもよろしくお願いします。
by masabike | 2007-03-28 08:00 | イベント | Comments(1)
Commented by aricom at 2007-03-29 12:50
プリントにお金を出して買う・・・
欧米では一般的な傾向だし、その傾向を色濃く受けた観光立国のネパール辺りでも「ネガ」、「ポジ」を売っているのを見た事があります。
日本でも写真専門のオークションが始まったそうだし、これから・・・・ですね。
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