深淵の図形



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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
深淵の図形
北海道 糠平湖


FUJIFILM GFX100S FUJINON GF120mmF4 R LM OIS WR Macro


暗黒の闇の中まで続く近未来都市のようなアイスバブルの造形。マイナス20℃を超える寒さが続く北海道・糠平湖の名物「アイスバブル」。前回の記事では同じ場所をX-T4 + FUJINON XF8mmF3.5 R WRで撮影し、アイスバブルのある風景という感じでお見せした。今回はそのアイスバブルのディテールと地の底まで続くような立体感をお見せする。


マイナス20℃の氷の上に寝そべり、アイスバブルが地の果てまで続くような海底都市をイメージする視点を探す。このような視点こそ1億画素を誇るGFX100Sが最も得意とする表現方法。1億画素のラージフォーマット、緻密な表現も得意だが奥行感あるいは立体感を表現するのはさらに得意。ラージフォーマットしかできない表現。フルサイズデジタルカメラでも1億画素近いモデルもあり、ラージフォーマット不要論を唱える者さえもいる。緻密な表現であればフルサイズで充分、ラージフォーマットは不要というロジックだ。だが1つ大きな落とし穴がある。それが立体感&質感描写の表現。今回の作品でアイスバブルが漆黒の世界に建つ建造物のように見える立体感、そして氷の表面の冷やかさの表現。これこそがラージフォーマットの力であり、風景写真あるいは建築写真などの立体物を撮影するとき、必ずGFX100Sを選ぶ理由だ。
実はこのアイスバブルを撮った1週間後、四国瀬戸内海のとある島でGFX100S + GF30mmF5.6 T/S(チルトシフトレンズ)で美術館の建築撮影をした。この時も建物の立体感と、奥行感が出るように撮影してほしいとの依頼だったので、迷わずGFX100Sを選んだ。スマホで見たら違いが判らないという方もいる。でもラージフォーマットで撮った作品はスマホで見ても違いが明確だ。それぐらい立体感&奥行感の表現には絶対的なアドバンテージがある。




今回のロケでは、気温はマイナス20℃、しかも風が強い。そんな環境下でもGFX100Sは確実な仕事をしてくれる。寒さで放電してカメラがストップしたことは、僕の使っている限りではない。(日本国内での条件)特にバッテリーがNP-W235に進化してからは、寒冷地でのバッテリートラブルから解放されている。ただやはり常温エリアに比べてバッテリーの消費は早くなる。そのため必ず予備バッテリーを2つ持つようにしている。そのような状況下では撮影終了後のバッテリー充電作業も大事。この日も撮影が終わり宿に戻り、最初の仕事はバッテリー充電器にバッテリーのセット。予備も含めて3~4個充電する。そのような時には1回で2個のバッテリーが充電できるBC-W235充電器がありがたい。作業時間の効率化と、充電中のバッテリーの充電状態が数字で見えるのでとても安心。ロケの時は撮影に全神経を集中したい。よい作品を撮るためには撮ること以外にはなるべく神経は使いたくない。そのような時2個同時に出来る充電器はありがたい。GFXシリーズはそんなプロの現場での使い勝手の要望をしっかりくみ取ってくれている。




話を元に戻そう。この氷の上での格闘戦、被写体が細かい、そして不思議な形態。撮影はほぼ真俯瞰から。縦位置横位置があまり関係ない。だからこそフレーミングでどのバブルを入れて、どのバブルをトリミングするかとても考える。下手をすると自分の影やカメラの影が入ってしまう。そのため普通の風景を撮る倍から3倍の時間をフレーミングの決定にかける。でも長時間撮影していると、この不思議な小さな世界はGFXのラージフォーマットで撮るためにあるのではないかと思えてきてしまう。この記事が出るころにはアイスバブルも消えてしまっているだろう。今年は無理でもぜひとも来年、GFXでアイスバブルに挑戦してほしい。そして撮ったアイスバブルはぜひプリントして部屋に飾ってほしい。不思議な幾何学模様の世界は部屋に飾っても飽きがこない。ラージフォーマットシステムと、それを活かし切る良い富士フイルムプリント。プリントは富士フイルムの指定のラボでして頂くとカメラのデーターのポテンシャルを隅々まで引き出してくれる。もうすぐCP+2026。多くのカメラメーカーが出展するが、レンズからカメラそしてプリントまでトータルでできる数少ないメーカーが富士フイルム。ぜひラージフォーマットでの底力を見るために、CP+では富士フイルムブースに来てほしい。2月26日と3月1日 僕も富士フイルムブースで皆さんをお待ちしています。では横浜で会いましょう。



Photography by Masaaki Aihara



相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください


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by masabike | 2026-02-23 08:52 | 写真アート | Comments(0)
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