凛とするFUJIFILM X Series Japan より転載

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
凛とする 北海道 藻琴山付近
FUJIFILM GFX50S FUJINON GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR



今年最後のFUJIFILM X Series Japan 相原正明「和の写心」。1年間、僕の作品を見続けていただきありがとうございます。とてもうれしいです。すべての写真は写心であり、自分の心の分身。そして言霊。だから被写体と向き合ったとき、常に自分の心を作品に注ぎ込んで撮影している。
今年最後の作品は北海道のオホーツク海に近い藻琴山で撮影をした。ここはオホーツクの冷たく重い風が、屈斜路湖から太平洋側に抜ける風の通り道。いつも強い風が吹き天気が変わりやすい。この日も藻琴山から屈斜路湖を見渡す地点で撮影をしていた。吹雪いてきたので、別のポイントに移動している途中荒天の雲間から光が射し、1本の木に当たった。僕が来るのを待っていたかのようだった。「こっちを見て、風がすごいけど立ち止まってシャッターを切ってください」そんな乞う感じを木から投げかけられた。
雲間から刺す光が、まるでファッションショーのランウェイを歩くモデルのように木を背景の暗黒の雪雲から、浮かび上がらせた。強風に抗う姿は神々しさを感じる。1分後、ランウェイの光は閉じられた。

わずか1分弱のシャッターチャンス。すばらしいシャッターチャンスは1秒にも満たないことが多い。そしてその1秒もないシャッターチャンスに仕事や、人生や、夢や、希望をかけた写真家、写真愛好家、写真が必要とする人々、そして家族の大切な思い出を撮ろうとする人がいる。そんな人たちの為に、富士フイルムはカメラ&写真などイメージング事業を進化させてくれている。ぼくも末席ながらそのお手伝いをさせて頂いている。




2025年はちょうど自分自身の写真家30周年の年となった。実は学生時代はフォトジャーナリズムを学んでいた。ドキュメンタリーで社会派的な作品を撮ってみたいと考えていた。
当時は公害問題や、紛争などをテーマに撮りたいと考えていた。でもあるときピューリッツァー賞の「兵士の帰還」という、戦地から戻った父親を笑顔で迎える家族の写真を見た。見ていていつのまにか笑顔になっている自分に気がついた。と同時にこんな写真が撮りたいなと思った。その時「自分の写真を見て悲しくなる。心が重くなる。何か問題提起で考えさせられる」そのような作品は自分には向いていないかもしれない。なにか自分の作品を見たら、見た人々が元気になる、笑顔になる、そんな作品を目指そうと考えた。

その後、試行錯誤してたどり着いたのが、今のライフワークでもあるオーストラリア大陸を中心とした、Earthrait(相原造語)地球のポートレート。
元気な地球の姿を作品にしようと思い撮影した。おりしも富士フイルムグループの目標が「地球上の笑顔の回数を増やしていく」。おこがましいが、とても自分の作品造りと共通している。2026年もそのコンセプトを作品に生かしていきたい。「和の写心」シリーズを見たら元気になる、楽しくなる、笑顔になる。そのような作品を撮り続け、見ていただければと考えている。


今年最後の作品の木も、撮り終えたとき笑顔でうれしそうに「ありがとう」と言ってくれた。強風と雪で凍りついたGFX50Sもなぜか嬉しそうに微笑んでいるように見えた。そして車のルームミラーに移るぼくの凍りついた雪だらけの顔も笑顔だった。
2025年皆様本当にご覧いただきありがとうございました。2026年も皆様にとって素晴らしい1年となりますように。そしてたくさんの素晴らしい光とシャッターチャンスと笑顔に出会えますようにお祈り申しあげます。そして来年も相原正明「和の写心」を、どうぞよろしくお願いいたします。皆様よいお年をお迎えください。サヨナラ2025年。ありがとう!!


Photography by Masaaki Aihara


2025年もブログご愛読ありがとうございます


皆様 良いお年をお迎えください




相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください


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by masabike | 2025-12-31 17:59 | 日本風景 | Comments(0)
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