終戦の日に思う

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昨日は終戦の日 (正確に言うならば敗戦の日かもしれない)

わが家には戦争を思い出させてくれるしながいくつかある

この古い結婚式の写真は僕の両親の結婚記念写真。写真の中の両親はとても緊張した表情です。結婚を前に緊張していたのか?答えはNoです。両親が結婚したのは昭和19年。しかも結婚式の日 写真撮影中に空襲警報。ラジオからは29の編隊が帝都に接近中との放送。なので緊張した顔になっています
撮影のあと両親は大急ぎで防空壕に逃げ込んだと聞いています


父と母はお見合い結婚でした。父は徳島の藍づくり農家の三男坊。昔の法律では家は継げません。徳島染色学校を出た後日大の専科で、どうも映画を学んだらしいです。その後松竹の撮影所の見習いをしながら、映画の脚本家かカメラマンを目指していたと聞いています。その後徴兵制で兵役え。父は四国の香川にあった日本陸軍善通寺に入営。しかし幸か不幸か入営して訓練中に肺に病気を発症。その後ずっと陸軍病院に入院。退院後 除隊(家に東条英機陸軍大臣の除隊証明書があります)

再び東京に出て警察関係で車の整備等の事務方仕事をしていたらしいです。そして母とお見合い。

母は大工の棟梁の長女。母の母 つまり僕のおばあちゃんは早くして亡くなったので、母が家の家事雑務をこなしていたそうです。当時家には大工のお弟子さんとまかない付きの下宿をしていたので、母の父は結婚して家にいてくれる旦那を見つけようと考えていました。いまで言うところのサザエさんのマスオさんです。そこで農家の三男坊だった父とお見合いして結婚したということです。そして結婚式の夜は空襲警報が鳴り響いていたとのこと

空襲は日増しに激しくなり、ほぼ毎日 防空壕で生活だったと聞いています。そして昭和20年5月15日 祖父の家(つまり母の実家)はB29の焼夷弾攻撃で全焼。祖父がセメントと鋼鉄の鉄板で作った頑丈な防空壕のおかげで家族全員無事だったと聞いています。家の近くに陸軍の工場(今の東京家政大学)がありそこを狙った焼夷弾が外れて全焼になったとのことです。町内で何人かの方が亡くなったそうです


それ以来、防空壕生活。酒好きだった祖父はどぶろくの密造酒を作り、毎夜 防空壕の端を少しだけ開けて、空を我が物顔に編隊を組むB29を見ながら「軍人のバカヤロー」と言っていたそうです。母は夜空で編隊を組むB29を見て「なんてきれいなんだろう」と思ったそうです。ある夜 B29に向かって日本の戦闘機が近づくと、蚊取り線香に近づき、落ちる蚊のように日本の戦闘機が落ちていくのを見て「あ~日本は負けるんだろう」と思ったそうです。その頃は毎日昼間は軍事教練。竹やりでB29と戦う練習だったそうです。教官は陸軍の軍人。訓練が終わり防空壕に帰り、近所の人たちと「竹やりでB29が落ちるわけないだろう、軍人はバカなんじゃないか」と話していたそうです


そのころ父が買った、軍事切手や軍事預金や証券が家にあります。いまや紙くずです
でも軍事預金の封筒の裏に広告があり、東宝映画の「ハワイマレー沖海戦」の映画の広告です。ゴジラで世界的名監督になった、円谷英二監督の出世作です。皮肉ですが戦争が無ければ円谷監督もゴジラも生まれなかったかもしれません


そして終戦
一度だけ 母に終戦の日はどうしていたの?と尋ねると、ヤミ食料の買い出しで、埼玉に行く途中で赤羽駅にいたとのこと。そこで天皇陛下の玉音放送を聴いたとのこと。でも最初は意味がよく解らなかったと言っていました。
そのうち誰かが戦争が終わったらしいと言うと、どこからともなく万歳が沸き起こったと言っています。母はこれで明日から死ぬ心配がなくなったと言っていました。終戦あるいは敗戦で、泣き崩れる人 土下座する人なんて見たことなかったと言っていました。これが当時の一般国民の日常の姿だったのかもしれません


いろいろ賛否両論あると思いますが、昔の写真や品を8月15日に見直すことが自分にとっての終戦(敗戦)の日です




相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください


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by masabike | 2025-08-17 09:30 | イベント | Comments(0)
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