野町和嘉氏 写真展 世田谷美術館

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昨日8月9日 世田谷美術館で開催中の「野町和嘉 人間の大地」写真展を拝見してまいりました。今回の写真展は2回目の訪問です。1回目の内覧会の時に拝見しましたが、もう1度拝見してじっくり心に刻み勉強したいと思い再訪しました。2回目は運よく 野町さんから作品解説等していただきとても眼福でした

野町さんは最近は日本では数少ない、硬派な写真家の一人です。「祈る」ということに主軸をおかれて撮影したと感じました。いろいろな地域で宗教ではなく、大地に祈るという信仰がとても大切でそれには命もかけることが写真からひたひたと伝わります

1980年代 広告代理店時代に野町さんの作品を初めて拝見したときの衝撃は今でも忘れません。サハラを超えるキャラバンが、出発時に大地に祈る姿、アフリカの遊牧民が朝、牛と共に目覚めて、牛の放尿で体を洗う、あるいは 朝もやの中の遊牧民たち 衝撃でしたが宗教画のような感じすら得ました。大地と共に生きる姿をとらえたその作品は、自分の将来このような作品を撮る写真家を目指したいという、大きな指標になりました。当時始まったばかりのパリダカに行き、砂漠の中で人とマシンがどう戦い生きていくのかを撮りたい、そんな時でしたのでとても大きな存在でした。そして1つのテーマをきちんと時間をかけて追い求めていく。そんなスタイルにも、とても憧れかつ勉強になりました

 いつも野町さんの作品を拝見していて思うのが、構図と光の捉え方がとても美しいということです。得てて、ドキュメンタリーや自然 動物にだと記録としては良いのだけどとか、図鑑的見ると良いのだけど、でも絵造りとしてみると‥‥というのが多いです。記録の枠から飛び出せていない写真が多いですが、野町さんの作品はとてもアート性があり、おこがましい言い方かもしれませんが、広告にもすぐ使えるそんな洗練さがあります。キヤノンさんの広告に、長い間使われているのもわかります。このとても過酷な状況を美しく あるいは宗教画のように見せてしまう力はブラジルの写真家 セバスチャンサルガド氏に通じると感じます

ちなみに日本で僕が尊敬して人生の指標にしている写真家の方は野町さん 藤原新也氏  北井一夫氏 それと鉄道写真の廣田尚敬氏 の4名です
海外だとアンセル・アダムス氏 セバスチャン・サルガド氏です 

ともかく2回目の写真展訪問も、作品のパワーがすごく全点見終わるとヘロヘロです。見るのにものすごく体力が必要です。前にもブログで書きましたが、見て疲れる展覧会こそ本物だと思います。これは多くの学芸員の皆さんも言っています。作家が作品に込めるエネルギーが強ければ強いほど、それが作品から鑑賞者に伝わり疲れます。見て綺麗だった 見て癒されただけでは作品が弱すぎます
ぜひ皆さんもヘロヘロになる写真展を見てほしいです

 








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会場でお客様に説明される野町さん 背中が大きいです


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最後に記念写真をお願いしました。ミーハーですいません






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by masabike | 2025-08-10 18:15 | 写真展 | Comments(0)
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