FUJIFILM GFX100s リフレッシュ オーバーホール



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僕のメイン機材のなかでも特別なFlag Ship GFX100Sをオーバーホールしました


富士フイルムさんが最近 GFXシリーズのオーバーホールを始めたのでお願いしました。
まだ発売から、それほど発売日から立っていませんが(2021年2月発売)この4年間フルに使い倒しています。うちにある機材群で稼働率は一番高いです。それは同時に一番苛酷な環境で働いている証。気温50度近いオーストラリアの荒野から、マイナス30度近い北海道のオホーツク海や内陸まで。更に熱帯雨林などなど苛酷すぎる環境です。それと今回、昨年の11月のタスマニアロケでセンサー内部に付着した、ゴミが取れないこともあり、内部の結露等のチェック 砂漠の砂などの除去もありオーバーホールをおねがいしました

この4年間で、僕のGFX100sが見てきた環境をご覧ください



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西オーストラリア州 キンバリー
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF32-64mm


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西オーストラリア州 キンバリー
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF100-200mm






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西オーストラリア州 キンバリー
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF32-64mm





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ノーザンテリトリー デビルズマーブルズ
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF32-64mm











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クイーンズランド州 グレートバリアリーフ
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF32-64mm









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タスマニア州 セントラルハイランド
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF100-200mm



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大分県 竹田市
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF45-100mm
三和酒類様 カレンダー











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大分県 耶馬渓
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF45-100mm
三和酒類様 カレンダー















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北海道 春国岱
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF23mm

















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北海道 十勝
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF23mm









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北海道 道北
FUJIFILM GFX100s+FUJINON GF23mm


このようなあらゆる地球環境の中で酷使したカメラは普段使いではわからない故障の原因となる時限爆弾を内包する場合がある。それが運が悪いと最高のシャッターチャンスの時に現れる。実戦で使う戦闘機では数千時間に1度はフルオーバーホールするという。ならばGFXは僕にとって光と影を追い求める戦闘機 4年も使えばやはり心配という訳で今回オーバーホールをした。
オーバーホールをする理由が実はもう1つあった。かなりしつこいゴミがセンサーに付着して、通常の清掃ではとれない部分もあったためだ。

今回のオーバーホール後 驚いたのはオーバーホールをしましたと言う富士フイルムの認定書が発行されることだ。これはとても安心
別紙の、オーバーホール項目は詳細に書いてある(こちらは個人情報等がたくさんあるので、お見せ出来ません。ご了承ください)

ではオーバーホールをしてどう変わったかというと、1番は安心感。1回のオーストラリアのロケでは1.5~2TB撮影する。なのでシャッターや回路等が不安があったが、今回はシャッターユニット交換。そのため今撮影していると、とても動きがなめらか。こころなしかシャッター音、あるいはシャッターフィーリングも軽やかで、撮影の流れがとてもスムーズ。各コマンドダイヤル ファンクション ボタン&レバーの動きもしっくりくる。オーストラリアの荒野での撮影、酷暑の中では体から出る汗等の不純物や塩分がカメラに付着し、ゴムパッキン等が劣化することも多い(事実、フィルム時代あるメーカーのカメラは熱帯雨林で、大汗をかきそれがカメラに降り注ぎ、全損になったことがあった。ほんとの話) なので今回のオーバーホールは全体に動きがスムーズと安心感が手に入ったことが最大の利点

ちなみに今回はシャッターユニットも交換になった。シャッター回数等問題はなかったが、念のために交換した

ただし外観は全部、オーバーホールに出す前のまま。傷や塗装のハゲは、歴戦の証ということでそのままにした。自分が使い込んだという雰囲気は残しながらも、内部は完全リフレッシュ。オーバーホール代は約9万円からだがこれを安いとみるか高いとみるか個人の主観でだいぶ変わる。僕は安いとみる。なぜならば以前使用していたフィルム時代の中判カメラ シャッター調整と簡単なオーバーホールでもプロ割引きで8万円だった。そう考えれば安い。またあらたなGFXを買うと100万円近い出費となる。

GFX100Sも購入したときかなりの高額。いままでデジタルカメラは家電製品。古くなった 使い込んだらドナドナに出すのは当たり前だった。だがフィルム時代、気にいった愛機、信頼がおける愛機はオーバーホールして10年 15年と最前線で使い続けていた

新型モデルが出たから買いかえましょう その流れに富士フイルムはアンチテーゼを投げかけたと思う。撮影の相棒 愛機 戦友は、オーバーホールして長く使いましょう。そしてまたともに旅しようと。そしてオーバーホールをして使いづつけても、性能的には最前線で使い続けられる、富士フイルムがGFXシリーズにもつ絶大な信頼感と自信の裏付けだと感じる。


僕もリフレッシュした愛機GFX100sと共に、GWが明けたらオーストラリアの大陸に再び旅に出る。そして思い切り酷使するだろう。カメラはそれに答えてくれるはずだ。

最後に、うちに戦友をリフレッシュしてくれたエンジニアの皆様ありがとうございました

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相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください


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by masabike | 2025-04-14 16:56 | Comments(0)
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