心の中の絵コンテ スイレン カカドウ国立公園

心の中の絵コンテ スイレン カカドウ国立公園_f0050534_08120875.jpg
FUJIFILM X-T4+FUJINON XF100-400mm

カカドゥ国立公園  ノーザンテリトリー オーストラリア

撮影協力 カンタス航空



今回の写真展 Katachiで、お客様の質問が多かった作品。「これはスタジオでの撮影ではないおですか?」
この作品は紛れもなく室外で自然光。朝、日の出から1時間半近くたった時に撮影している

背景は沼地。全日 この花にだけ光が射す時間を確認して撮影した。ACROS+Rフィルターモードで撮影した。プリント時にはコントラストを少しUPして、シャドー部をしめてもらうように写真弘社さんにお願いした。プリントは透過光のPC画面と違いシャドー部がかなり黒々としてくれる

ただ一番この作品で大切なことは、スイレンをこう表現したいという絵コンテが、心の中に描かれた。そして描かれた絵コンテに合わせて構図を考えライティングを考えた。レンズを通して被写体を見つけるわけではない。カメラもレンズも心の中に描いた絵コンテを現塚するための通過点の道具の1つでしかない。小学生のころから中学生まで油絵を習った。練習で花を描くのが多かった。その時に自分は、花をこんな感じの視点で見る、こんな感じの光と、光の線が好きだということを意識していた
カメラ機材もテクニックも、すべては心の中に描いた絵コンテんを具体化する1通過点の道具に過ぎない。それを逆にとらえ、まずは機材、まずはテクニックとなるとよい作品は撮れない。写真教室で表面的なテクニックだけを学んでも、アマチュアで撮る、趣味で撮るにはよいが、もっと上のフェイズを目指すのならば被写体に向かう哲学と、フリーハンドで絵を描けることを学ばなければならないともう。

なぜならば作品作りで一番大切なのは、心の中の絵コンテ


正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください






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by masabike | 2024-08-22 08:28 | アウトバック | Comments(0)
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