2つの写真展に共通すること

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エッフェル塔 写真展 Paris:INDEXより















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パリカフェ 写真展 Paris INDEXより




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ル・コルビュジエ サヴォア邸 パリ 写真展 Paris INDEXより







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ル・コルビュジエ 国立西洋美術館 東京  写真展 Katachi In &Outより







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ジャガイモ 写真展 Katachi In &Outより











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大地 バングルバングル 写真展 Katachi In &Outより




7月19日より8月14日まで2つの写真展を連続して行う。どちらもモノクロが主体の写真展。そしてもう1つ、2つの写真展に共通する大きなことがある。オーストラリアの超絶するランドスケープの作品ではないこと。自分のライフワークのコンセプト 地球のポートレートを封印した作品展であること。2つの写真展はどちらも日常あるいは誰もが目にする、日常のシーンにおいて自分の世界観 あるいは自分の視点で撮影した。絶景も 世界遺産も 真っ赤に燃える地平線も 大地を覆う天の川も 4億年の原生林も出てこない。気がつかなければ、見過ごしてしまう 通り過ぎてしまうかもしれないシーンが中心だ。

1000人の写真家が訪れる風景の中で、999が通り過ぎてしまうが、たった一人だけ立ち止まり撮影し作品にする。それが私が求める写真家。

この言葉はArt of Victoriaのメンバーでもあり、オーストラリアナショナルアートギャラリーのメインキューレーターでもあるPatrica Sabineからプレゼンテーションで投げかけられた言葉

2004年 オーストラリアのタスマニア クレドールマウンテンにあるオーストラリア最大の写真ギャラリーThe Wilderness Galleryで個展を開催させていただいた。個展の前には大きな壁、プレゼンテーションがある。キュレーターによる審査。審査は作品のクォリティーは当然だが、コンセプト 哲学 内面世界への内観などが問われる。そしてさらに美術史への造詣。奇麗だからシャッターを押したでは「あなたはシャッターマン?」になってしまう。

そんあプレゼンテーションの最後に言われたのが、「次に会うときはモノクロの作品が見たい。できればポートレート・日本ではわからないが、相原さんがオーストラリアあるいは世界を舞台に活動したいのであれば、モノクロ できればポートレートが撮れないとここでは通用しない」と言われた言葉が大きい。更には常に日本とオーストラリア 日常と非日常を繰り返し行ったり来たりすること つまりInとOutを繰り返すこと。それが新しい視点と作品を生み出すと言われた。その具現化が今回の2つの作品展。Sabine氏は、オーストラリアナショナルアートギャラリーで日本の出光美術館展を開催しているほどの実力者であり審美眼。キュレーターとして、哲学とコンセプトを追求する目は厳しい。その彼女の教えがあったからこそ制作できた作品群が今回の写真展


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 2点とも タスマニア クレドールマウンテン
PENTAX 645NⅡ+SMC43-86mmFUJIFILM PROVIA100F


上の2点がタスマニアのプレゼンでSabine氏が写真展を決める、決定打になった2点


絶景や驚くべき色と光のランドスケープは、すべてが被写体頼み。自分で色や光はコントロールできない。今回の写真展 自分でコントロールできる光で狙ったものが多い。曇天や夜間あるいは室内での人工光源。そういえば夜の鉄道写真の名作を生み出したアメリカのO Winston Link氏も夜の撮影にした理由は、人工光源を使用することで、自分の光の世界でコントロールできるから。昼間だと太陽に依存しなかればならないからということだった

写真は風景写真 しかも絶景と思っている方にこそ今回の写真展を見ていただきたい



パリ写真展 情報

写真展タイトル  相原正明 Paris  Index -思い出の選び方-
会場  富士フイルム ワンダーフォトショップ
    東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 1F
    電話 03-6427-9703
会期       2024年7月19日~2024年8月7日 会期中無休 入場無料
開館時間     11:00am~19:00pm
展示作品     FUJIFILM Xシリーズで撮影したパリのスナップ



Katachi In&Out写真展 情報


開催場所 ポートレートギャラリー 〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地12
 日本写真会館5階 電話 03-3351-3002   


アクセス ・JR「四ツ谷」駅→四ツ谷口より徒歩3分 ・東京メトロ・丸の内線「四谷」駅→1番出口より徒歩5分 ・東京メトロ・南北線「四谷」駅→2番出口より徒歩3分
開催日時 2024年 8月8日~8月14日      
平日10:00~18:00 (最終日15:00) 土日 11:00~18:00  会期中無休 入場無料

会期中 ギャラリートークを予定しております
予約不要 参加費無料です

8月9日  金曜日   1700-1800

8月10日 土曜日    1200-1300 

8月11日 日曜日   1300-1400       

8月12日 月曜日   1400-1500


 
協力   富士フイルム 株式会社      パナソニック エンターテイメント&コミュニケーション 株式会社      ㈱ニコンイメージングジャパン      Carl Zeiss 株式会社 機材協力 富士フイルム イメージングシステムズ 株式会社





相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください





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by masabike | 2024-07-29 09:05 | 写真展 | Comments(0)
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