富士紅色図 FUJIFILM X Series facebookより転載


富士紅色図 FUJIFILM X Series facebookより転載_f0050534_22324984.jpg


【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「富士紅色図 」長野県霧ヶ峰より

FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR



気がついたら今年もあと240時間と少し。あっという間の1年だった。今年も僕のGFX&XたちとFUJINON レンズはいろいろなものを見て、その光と影を取り込み写真にしてくれた。楽しい時間も悲しい時間も、大変な時間も克明に心のままに記録してくれた。


日本の風景のみならず、オーストラリアの砂漠、原始の森、5億年前の奇岩群、旅で出会った人々の表情や味わった美味しい食べ物、つらい撮影の間の非常食。そしてもちろん日本の風景も。大分の森、信州の森、瀬戸内海、鳥海山、もちろんふるさと東京も。さらには日本の美味しい食。大切な家族の猫さんたちと家内と僕の肖像。目の前に広がり流れる時と光の中にいつもFUJIFILMのGFX&Xがいてくれた。自分を取り巻く空気のような存在のカメラたち。


僕はいつもGFX&Xで写真を撮ることにこだわっている。どんな些細なこと、どんなに簡単なシーンでもカメラで撮る。そのわけはファインダーである。ファインダーを覗くわけは自分の世界に没頭するためだ。自分の心の中に広がる小さな宇宙を撮るためにファインダーはある。
撮影をするとき、僕はファインダーを覗いて被写体を探さない、決めない。僕は被写体を見たとき瞬間的に、頭の中に絵コンテを作る。そして被写体が絵コンテ通りに見えるか、感じるかを確認するためにファインダーを覗く。だから自分の世界に没頭するために、心の中を覗く窓のような存在がファインダー。だからこそカメラで写真を撮る。GFX&XのEVFは心のなかで見えた絵コンテを表現してくれる。X100シリーズやX-Pro3のビューファインダーは、タイムラグなしで思いついた心の絵コンテを見せてくれる。だから僕はGFX&Xで写真を撮る。


そして撮ったらプリントをすることも大切。今年も多くの画像をプリントして写真にした。僕はパソコンに取り込んだままでは画像だと思う。プリントにしてきちんと表現して画像は写真になる。特にGFX&Xは富士フイルム系列のお店やラボで美しくプリントできる。まだここではお見せできない内緒だが、2024年の年賀状もGFXで撮った写真。FUJIFILM WONDER PHOTO SHOPでプリントしてもらいカメラの画像のポテンシャルをフルに引き出した。今年最後のプリントの仕事が年賀状だった。
この記事をもしかしたら大晦日にお家や職場、あるいはどこかへ向かう飛行機、列車、車の中で見る人がいるかもしれない。もうすぐ来る2024年、カメラはもっと進化するだろう。でも大切なことは、GFX&Xはいつもみんなが心の中で思った色を見事に再現してくれるということ。写真は写心。2024年、新しい年、さらに僕はGFX&Xと好奇心の旅、新しい発見の旅、新しい創造の旅に向かうだろう。だからこそ今年最後の1枚をThe Nipponの富士山の夕景にした。陽は沈み、陽はまた昇る。光は去り、光はまたやってくる。2024年新しい光での作品を皆様どうかお楽しみにお待ちください。皆様と皆様のカメラに素晴らしい2024年の光が訪れることをお祈り申し上げます。
1年間 ありがとうございました。




写真家 相原正明


相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください





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by masabike | 2023-12-20 22:34 | 日本風景 | Comments(0)
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