ランドスケープと風景写真




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PENTAX K3MarkⅢ Monochromeで撮影した盛夏の瀬戸内。今PENTAX CLUB HOUSEさんにて展示しているのは下の作品。
当初は候補で上の作品もあった。だが自然の雄大さとダイナミックさを表現するには下の写真の方が自分としては気にいっていた

大自然の中に孤高のようにそびえる鉄塔は、自分の存在感をこちらに問いかけてくる。絵に物語が生まれてくる。

画面センターに鉄塔を入れることで、絵の後ろにストーリーが生まれ、大自然のスケール感が出てきた。
だが日本でいう所の風景写真では人工物は敬遠される。これはプロアマ問わずだ。だが海外ではアンセルアダムスしかり、マイケルケンナしかり人工物は入っている。ランドスケープと風景写真は視点がだいぶ違う。日本の風家写真はランドスケープではなく、花鳥風月画と理解したほうが良いかもしれない

20~30代のころ、アンセルダムス氏の作品 「フェルナンデスの月の出」、ともう1点 作品名は忘れたが、大きな風景にポツンと馬がいる作品。大きな風景に何か小さな点景を入れることでスケール感を出す技法あるいは視点にとてもあこがれるようになった。なのでスケール感が出るのであればそれが人工物であっても僕は構わないと思う。




相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください





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by masabike | 2023-11-13 22:38 | 写真アート | Comments(2)
Commented by 織田吉夫 at 2023-11-14 19:50
今回も素晴らしい作品と比較作についての解説、大いに参考になりました。「大きな風景に何か小さな点景を入れることでスケール感を出す技法あるいは視点」で撮ってみます。
Commented by masabike at 2023-11-17 22:13
お恥ずかしい限りのアドバイスでございます
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