瀬戸内晩夏2 by PENTAX K3MarkⅢ Monochrome  

瀬戸内晩夏2 by PENTAX K3MarkⅢ Monochrome  _f0050534_07272698.jpg



香川県 瀬戸内

今回のK3モノクロームの作品でお気に入りの一つ。
実はこの作品の肝は木々の間に綺麗に島を入れ込むこと。特に右から1本目と2本目の木の間の島と、センターの島が気でけられることなく、且つ余分なものが入らないようにするアングルを探すことに神経を集中した。カラーと異なり色で眼を奪うことはできない。なので緻密な構図が実際には求められる。

そしてこの作品は地元の方が日常に過ごす場所で撮影した。絶景でも何でもない。日常の中から非日常の視点を探すことが写真の面白さであり醍醐味であり難しさでもある。絶景ばかり狙うとこの視点が磨かれないし、かつ大事なものを見落としてしまう。趣味でアマチュアで撮るのならば絶景でもインスタ映えでもなんでも良い。個人の自由だから。だがプロになりたい、あるいは写真を極めたいと思うのならば、モノクロで日常の中から非日常の視点を見つける訓練が必要。僕はその視点は、普段の不動産広告の撮影でかなり鍛えられた。みんなが過ごす日常の町の中から、非日常の視点を探し、この町にこんなに素晴らしい時間があったのかと訴求するからだ

K3markⅢMonochromeは当たり前だが、カラーは撮れない。だが撮るときに頭の中でのイメージ作りがモノクロになっている。なので撮るときにカラーだったらばと迷うことはない。迷いがなく考えること、被写体を見つめることの大切さをPENTAX K3MarkⅢ Monochromeは教えてくれる。
そして撮影する時に、どのようにプリントするかも考える必要がある。インクジェットで和紙にプリントして日本画みたいにするか、あるいは写真弘社のラムダプリント⁺バライタ印画紙で銀塩プリントとして仕上げるか? モノクロはいつの時代も撮影50% プリント50%。これはフィルム時代から変わらない


本日11月11日から東京 四谷のPENTAX CLUB HOUSEで僕のプリント作品を展示しています。

プリントはモノクロの匠 写真弘社さんで ラムダプリント バライタ紙にプリントしています。お家プリンターでは絶対出ない世界。ぜひご覧ください

素晴らしいモノクロ作品はカメラ+プロラボのプリント力の融合が必要



Special Thanks 宮本 まさる(敬称略)






相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください





富士フイルムさんのX シリーズフェイスブックで 和の写心(毎週水曜日更新)を連載中。「イイネ」押してくださいね



ブログランキング応援クリックお願いします。応援たくさんしていただけるとたくさん写真がアップされます 笑
下のランキングバナーをクリックしてください。


by masabike | 2023-11-11 07:45 | 日本の風景モノクロ | Comments(3)
Commented by 織田吉夫 at 2023-11-11 21:10 x
岡谷で相原さんとお話してから、モノクロで撮る比率を8割くらいにしています。その節はお世話になりました。
「日常の中から非日常の視点を探す」これを目指したいと思います!
Commented by masabike at 2023-11-12 08:08
織田様 コメントありがとうございます。 少しだけお役に立てたみたいでうれしいです
Commented by 織田吉夫 at 2023-11-12 17:45 x
ご返信、ありがとうございました。
少しだけなんて、とんでもありません。生き方が変わりました(笑)。
今回のモノクロシリーズも、諧調の豊かさ素晴らしいですね。大いに参考にしたいと思います。
<< Blue&Red Broom... 瀬戸内晩夏 by PENTAX... >>