マチス展 東京都美術館 上野  お盆はアートな時間ol2

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東京都美術館で開催中のマチス展を家内と見てきた。予想通り大入り満員。ただラッキーなことに学芸員の家内のライブ 音声ガイド付きだったのでとてもよく理解できた 笑。マチスはその強烈で独特な赤と青の色彩だと思う。今回も会場に入った瞬間 その赤の独特な色に感動した。もしかしたら以前パリに行ったときポンピドーセンターでマチスを見ていたのかもしれないが、あまりに多くの名画を同時に見たので記憶が薄かった。だが今回は一堂に会してみることができたので強烈だった。そしてお断りというかお詫びをしなければならないことがある。ブログのマチスの赤と青の色は本物と違うことだ。あの色はなかなか出ない。会場で販売している図録は大きく色が異なっていたので買わなかった。それぐらい色が難しい。現代の各メーカーのデジタルカメラ・フラッグシップモデルをもってしても、洋画日本が問わず、絵の具の色数にはデジタルの色数は足りない。先日あるメーカーの方で日本画精密複写プロジェクトをされた方が「正直 あれほど色数が足りなかったとは思わなかった」と言っていた

だから生の絵画を見ることはとても大切 


























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そして色彩の天才マチスは、実は線描写がとても美しい。習作や下絵の一筆書きの線の美しさは絶品である。家内曰く「この人 日本画を書かせたらスゴイと思う」と言っていた。まさにお腹タップリ心大満足のマチス展

洋画日本画問わず絵画を見ることは写真をする者にとってはとても大切で重要。多くのことが学べる。ただ気を付けなければならないのが、絵画から技法を学ぶのではなく、絵画から画家のオーラを感じること 絵全体の表現力を感じること。以前ある展覧会で数百枚の作品の中からたった2点のピカソが光っていた。他の絵画も有名な作品。その時に学芸員の家内に「どうしてピカソだけがこんなに存在感があるのか?」と聞くと「技法の枠から飛び出してほとばしるエネルギーが表現できたから」という説明を受けた。まさにその通り。技法にとらわれると技法さえあれば作品が作れるという泥沼にはまる。いかに技法を飛び出すかを感じてほしい


相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください







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by masabike | 2023-08-15 08:18 | 写真アート | Comments(0)
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