未来への作品

未来への作品_f0050534_17492787.jpg

西オーストラリア州 キンバリー
バオバブと夕日と月

FUJIFILM GFX100S+FUJINON GF32-64mm



今回の西オーストラリア州キンバリーとタスマニアのロケ。思う存分に撮影ができた。あと1歩で越えてはいけない限界点まで撮影することができた。そして満足のいく作品も数多く撮れた。帰国したとたん、チェッカーフラッグを受けたとたんガス欠になったF1マシン状態であった

多くの方から、「今回の写真での写真展や写真集はいつですか?近々見ることができますか?」といううれしいご質問をたくさんいただいている。だが答えは「否」である。なぜならば1回のロケでお客様を満足させることができる写真展や写真集は不可能であるし、そんなに甘いものではない。

写真展や写真集はどんなに早くても3年後。
その答えの理由は、セルフクォリティーコントロール

写真展で50~60点展示 写真集で100点掲載をするならば、自己満足できる作品が最低でもその10倍存在しないと駄目である

そうでなければ自らの時間とお金を使い写真展にお越しいただき、あるいは写真集を買っていただくお客様に大変失礼である。
前回の"OnThe Earth"写真展&写真集では作品候補が約1000点ぐらいあった。そこから絞り込んで展示作品60点 写真集115点にした.

そして写真集と写真展の企画あるいはプレゼンをする段階では最低でも90%の作品がそろっていないと駄目であると考える(理想は100%) 過去の写真展では写真展プレゼンの段階ではほぼ100%そろっていた。だが前回のOn The Earthではコロナでのオーストラリア鎖国もあり90%が完成、だがまだ撮り切れていない残り10%があった。そのために写真展の直前に8~9月にオーストラリアへの入国制限緩和の時点でロケに行った。特異なパターンであった。

もし写真展や写真集のプレゼンの段階で半分あるいは2/3しか撮れていなかったら、そのプロジエクトは失敗である。なぜならば残り半分あるいは1/3を短期間で撮らなければならない。光を待つ余裕がなくなってくる。心の余裕がなくなぅってくる。光と視点のバリエーションがなくなってくる」。それは悲しいかなすべて写真に出てしまう。その結果お客様から「相原さん 昔はよかったんだけどね」「今回は付け焼刃が多いね」と言われてしまう。

一度失った信用は二度と戻らない


僕も皆様にすぐに全作品をお見せしたい。でもあと数年我慢してください。きっと写真展にお越しいただいた時、圧巻のAihara Worldご覧いただけます

撮影協力 カンタス航空 西オーストラリア州政府観光局
Special Thanks by Qantas Airways  and Tourism Western Australia



相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください







富士フイルムさんのX シリーズフェイスブックで 和の写心(毎週水曜日更新)を連載中。「イイネ」押してくださいね



ブログランキング応援クリックお願いします。応援たくさんしていただけるとたくさん写真がアップされます 笑
下のランキングバナーをクリックしてください。


by masabike | 2023-07-02 18:26 | 写真アート | Comments(0)
<< 5月25日 いよいよアウトバッ... ブルームで旅の相棒 ランドクル... >>