夜明け FUJIFILM X Series facebookより転載

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「夜明け」滋賀県 琵琶湖 堅田
FUJIFILM X-T5 + FUJINON XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR (494mm相当で撮影)
広告の仕事をしていると必ず求められるのが、日の出の写真。会社案内やカレンダー、年賀状などなど。そして必ず「これは日の出ですよね?夕日ではないですよね?」と念を押される。どんなに素晴らしい光でも、夕日は敬遠されがちだ。やはり「落日」というイメージが、会社にとってネガティブになるからだ。また日の出と一口に言っても、燃えるような太陽のアップが求められる。これはカレンダーや年賀状では特に多い。太陽を特大のアップで撮ろうとすると、超望遠レンズを使うしかない。こればかりはどんなにテクニックや感性があっても、それを撮れるレンズが無ければどうしようもない。クライアントの要望に応えることがプロとしての最低条件であり、かつ最優先事項だ。トリミングでごまかして拡大しても、印刷時に画質が劣化する問題もある。そして何よりも、圧縮された遠近感は超望遠レンズならではの世界。だからこそ僕はXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRを選んだ。
超望遠レンズでの撮影時は、カメラの設定を電子シャッターにしておくことをおすすめする。なぜならば、超望遠の焦点距離では少しの振動でもブレが生じやすいからだ。だからレリーズの使用はもちろんのこと、カメラのストラップが風で揺れ、三脚をたたかないようにすることにも注意をしたい。意外とこのストラップの振動のせいでブレていたという事もある。超望遠レンズを使用する際は、手元のわずかな振動が、はるか遠方の映像では大きなブレとなってしまうということを覚えていてほしい。
いまこの作品と原稿が掲載されるころ、僕はX-T5とXF150-600mmを持って、地球のポートレートを追い求めてオーストラリアの荒野を旅しているはずだ。極限の実戦で使っているからこそ、そのカメラやレンズを皆様におすすめすることができる。すべての機材は実戦の中で評価されるべきというのが僕の持論だ。だから自分で使わない機材はおすすめしない。オーストラリアの荒野から戻ったら、その実戦の成果をお目にかけたい。お楽しみに。
注 )直接ファインダーを覗きながら太陽を撮影するときは、太陽の光で眼を痛めないように充分注意してください。
Photography by Masaaki Aihara



相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください







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by masabike | 2023-06-22 07:30 | 日本風景 | Comments(0)
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