4枚目写真 鈴木由起子様 撮影
木曜日金曜日と3年ぶりのリアルなCP+に行ってきた
2019年以来の生のCP+、多くの出展カメラ写真メーカーさん 登壇する写真家さん含め多くの登壇者のみなさまも、興奮と喜びが伝わってくる。僕も久しぶりのイベントで興奮とそして少し緊張もした。でもリアルなお客様のお顔を拝見しながらのトークショウはやはり話も弾むし、作品のプレゼンも力が入る。まだまだ完全とは言えない社会状況で、この大イベントを開催していただいた主催者 出展者 裏方の皆様 そして全運営スタッフに頭が下がり、心からお礼の言葉を述べたい。どうもありがとうございました
だがすべて良いことばかりでもない感じもした。変化する時代にCP+の運営が追いついていない部分のいくつか感じた。CP+は最先端の映像技術の発表の場。であるはずなのにコロナ禍 ネット&オンライン化が進みペーパーレスになってきた。だが一般の方は入場証をカラーでプリント出力したものを持ってこないと入れない。スマホの画面での対応ではどうしてダメなのだろうか?これはおかしい。
また駅からの一般の入場者の導線が長すぎる。もし障害のある方であれば、あの導線はかなり苦痛であると思う。同じように会場内のトイレに対する導線も長すぎる。これではハンディのある方はトイレに行くのにも一苦労だと感じた。また初日の段階ではプレスルームでの食事が禁止だと聞いた。取材で忙しく座ることができるのはプレスルームだけの人もいる。せめて忙しい中、時間の有効活用でプレスルームでの食事を認めてあげて欲しい。感染対策もあるだろうが、プレスルームで食べてバカ騒ぎする人はいない。運営側が変化する社会環境に対応が遅れているのが随所に感じた。
変化は登壇者側にも表れている。写真家や映像作家の登壇がユーチューバーに代わっていくメーカーさんもあった。たしかにユーチューバーさん 話のつかみ あるいは話題づくりは上手だと感じる。特に人前でのパフォーマンスは上手だと思う。マーケティング戦略として、人の関心を捕まえれる確率が高ければ、商品の認知度は上がると思う。それはよく理解できる。だがCP+は全メーカーの最新あるいは最高の機材を使い、こんな作品がうちの機材を使えばとれますよという、最高の作品を発表する場であったはず。ドイツ フォトキナは各メーカー 最高の機材で撮った最高の作品を見せ合う場所であった
コロナ禍でCP+は最高の作品を発表する場所から、マーケティング戦略の1つの歯車に変わっていった気がする。何かとても寂しい気持ちがした。決してユーチューバーやSNSでの人気者を否定するつもりはない。SNSとユーチューブは今現在は大事なマーケティング戦略の要である。ただ面白さ 人気だけではなく 写真&映像作品の最高の発表をする写真家 映像作家の出番が減ったことにとても寂しさを感じる。市場の競争原理にもとづくと、写真家の立場は常に「椅子取りゲーム」 いつ自分が椅子取りゲームから脱落するかもしれない。そうならないように常に心の視点と感覚の刀を磨いておかねばならないと感じた2023CP+であった
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