ひだまり FUJIFILM X Series facebookより転載


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「ひだまり」東京都
FUJIFILM X-H2 + FUJINON XF30mmF2.8 R LM WR Macro
今、全国の富士フイルムフォトサロンにて、相原正明 写真展 On The Earth ~超大陸 オーストラリア~を開催している。そのため、会期中は毎日ギャラリーでお客様のご対応をさせていただいており、多くのご質問をいただいている。作品の内容、オーストラリアのこと、Xシリーズのこと。でも一番多い質問、どうしたら写真が上手になるか?いろいろな方法もあり、いろいろな答えがあり、なかなか正解は難しい。正解があるとすれば、個人的な答えとして、毎日写真をたくさん撮ること。写真はスポーツと同じ。毎日たくさん練習し、カメラと過ごす時間を長くすることで、カメラが体の一部になりよい写真を撮れると感じる。そして毎日撮ることで、撮影の勘とリズムを養えると考える。毎日撮るために必要なのは、オールラウンダーなレンズとボディーである。かつ基本となる視点が養えるレンズ。
ではどんなレンズを持つとよいのか?それは標準レンズだ。XシリーズでいえばXF35mmF1.4 Rだが、最近は考えが少し変わった。同じ標準レンズでも、僕が今常用したいのはXF30mmF2.8 R LM WR Macro。XF35mmF1.4よりやや広い画角は、より自然なスタンスで撮影できる。そして何よりも、レンズ先端から1.2センチまで近寄れるワーキングディスタンスは、被写体との距離感を選ばない。テーブルの上でも、枕元でも手元に置いておけば、自分が撮りたいと思った距離で被写体を撮ることができる。日常の朝ごはんのテーブルの上。仕事場のテーブルや、通勤通学の途上でも、新たな視点を見つけることができる。しかもコンパクトなサイズはカバンにも入りやすいので、持ち歩きも苦にならない。常に持ち歩けることで、日常のすべてのものが被写体になる。開放値F2.8は今や決してネガティブな明るさではない。X-H2の7段分手振れ補正はレンズのF値をカバーしてくれる。そしてX-H2 & XF30mmのコンビネーションは、撮影距離と環境の明るさの影響を受けにくいので、撮影する領域と撮影時間が広がり撮る楽しみがわいてくる。
年末年始、僕は毎日X-H2 & XF30mmの組み合わせで散歩と買い物をしていた。ある日、遊歩道を歩いていると昼下がりの冬の光を受けた植栽が輝き、撮って撮ってとせがんでいた。植え込みのフェンスの隙間からXF30mmレンズをのぞかせて、輝く葉を抱擁できるぐらいまでに近づくことができた。撮影距離は10cmにも満たなかった。その10cmの隙間から葉に反射する光を逃すことなくしっかり捕獲することができた。日常の中の一瞬。日常の見過ごしてしまいそうな視点をとらえることができた。毎日撮り、写真が上達するために必要な条件は、毎日撮ることが楽しく、そして苦痛にならないこと。また翌日も撮りたくなること。XF30mmは毎日写真を撮る好奇心をあなたの心の中に育んでくれるはずだ。小さなこのレンズは、新しい視点を見つけてくれる大きな心の窓になってくれるはずだ。
〈お知らせ〉
<相原正明 写真展 On The Earth ~超大陸 オーストラリア~>
1月27日より、2月2日まで富士フイルムフォトサロン 名古屋で開催いたします。詳細は下記のリンクからご覧ください。
Photography by Masaaki Aihara



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相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください








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by masabike | 2023-01-20 08:52 | Tokyo City | Comments(0)
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