ランドスケープは大きなプリントで 

ランドスケープは大きなプリントで _f0050534_10041188.jpg

FUJIFILM GFX100S+FUJINON GF32-64mm
空撮 ヘリコプター
撮影協力 クイーンズランド州政府観光局 カンタス航空

12月9日から始まる富士フイルムフォトサロン 全国巡回展 相原正明写真展 On The Earth。おかげさまでプリント作業もすべて終わり最終展示作業に入りました。

 今回の写真展の肝は巨大プリントです。1枚2メートル越のプリントを4枚作ります。今年の初め、ある写真業界の重鎮の方から「最近の風景の写真展 何かちまちました作品ばかりなので学芸会みたいでがっかりなので、相原君が写真展をするならばThe Landscapeというような、ドーンとしたデカいプリントの作品を見せてよ」と言われたのが心に残り今回2メートル越のプリントとなりました

デカいプリントを作るにはデカい画素数のカメラが必要です。今回はそのメインビジュアルは富士フイルムが世界に誇る 世界最高画質と言われているFUJIFILM GFX100Sです。1枚 1億画素の超高解像度のカメラです。これを駆使して撮影しました。残念ながらREADYFORのサイトでは設定の画素数がとても低いので、そのポテンシャルをお見せ出来ないのが残念ですが,是非オリジナルのすごさを見ていただくためにも写真展会場にお越しいただき、生のプリントをご覧いただきたいです

ネタばれになるので展示用のカットはお見せで来ませんが、類似の作品をお見せします。撮影はオーストラリア クイーンズランド州 グレートバリアリーフ ホワイトヘブンビーチです。真っ白い砂がコバルトブルーの海とコントラストを見せる場所です。撮影はヘリコプターからの空撮です。ドローンは使いません。理由は2つ。世界遺産なので基本 ドローンの使用が禁止です。もう1つは、自分が実際に空に舞い上がり、高揚した気持ちで被写体に向き合い撮らないと、その気持ちが作品に出てこないからです。そして空撮の時は、ヘリコプターのドアを取り外し、コックピットから身を乗り出しての撮影です。基本的に高所恐怖症ですが、カメラを持つとテンションが上がり怖くないです 笑

この時は約1時間のフライトで250GB撮影しました。

そしてこの作品は、多くの著名写真家や、美術館のプリントでも定評のある写真弘社様のプリントの匠たちによりハンドメイドプリントでしあげます。プリントは迫力を出すために額装せずに、生のプリントをそのまま会場に貼る予定です。ぜひぜひ写真ではなく写心を、そして写真の力を見にお越しください。

そして実は下世話な話、大型プリントはプリントの手間とコストも大変なだけではなく、展示用の板に貼ることと、あと移動のための梱包、そして移動手段のコストと手間も大変です。このようなことが1つ1つ積み重なると写真展と言うのは莫大なコストがかかります。

 でも写真展を開催するのは写真家として自分の存在証明でとても大切です。他の多くの写真家もおなじです。過去30年、バブル崩壊 リーマンショック デジタル化への大革命の波の中で、消えていった写真家も多いです。ですが消えていかなかった人もやはり多くいます。その両者の違いは何でしょうか?いろいろ要因はありますが、1つ大きなこととして、作品を創り上げ写真展を開催し続けた人。1回ではなく継続し続けることが大切です。そういう写真家は生き残って来ました。

だからこそ今回も自分の気持ちと内面世界の表現のために、悔いのない写真展を思い切り開催したく且つ、その作品を写真集という形にして皆様のお手元に残したいと思っています。ぜひ応援よろしくお願いいたします



相原正明撮りおろしのkoji note From OITA 相原正明 フォトエッセイ  ぜひお楽しみください








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by masabike | 2022-11-13 10:05 | 写真展 | Comments(0)
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