

ドイツ フォトキナ FUJIFILM Both "Photo Is"

The Wilderness Gallery Tasmania

ソウル ロッテ デパート Double Portrait

富山県 ミュゼふくおか Double Portrait
相原正明写真展&写真集 On The Earth クラウドファンディングからの転載です
写真展や写真集を作るとき、よくデータを作り出力センターでプリントを作ったり、オンデマンド印刷などのデジタルを活用すれば安くできるのにとアドバイスをいただきます。ですが…実はクォリティーを追い求めるとそう簡単には行かないのです。
実は写真展と写真集は究極のアナログ作業。物理的なプリントをする。印刷をする。印刷やプリントのための色分解や、プリント用のデーターを作るというのはデジタルですが、作業をするのは人間です。そして写真展や写真集を見ていただく、あるいはご購入していただくお客様も人間です。そうするとそこには見るときの気持ち 感情というのが入って来ます。そしてもちろん撮る側の僕自体も撮影の時の感情というのが入って来ます。この感情 気持ちをいかに作品に反映するように制作するのが一番難しいです。
そこで最後は制作する 製版マン プリンターマンさん デザイナーさんたちが「気持ち」を表現するためにあんばいというのをトッピングします。たとえばプリントは普通プリントテストする時、机の上で平面で見ます。ですが写真展では、プリント作品は通常 壁に設営して鑑賞します。そうすると机の上にあるプリントを見下ろしてみる場合と、壁にあるプリントを目線の高さで水平に見るのとでは、色味や明るさが少し異なります。この異なる微妙な差をプリンターマンの方が微調整してくれます。同じように写真展の会場により、部屋の明るさ等が微妙に異なります。このような場合 、今回のような巡回展では、色や明るさの基準をどこに持ってくるかをプリンターマンやプリンティングディレクターがアドバイスしてくれます。このあんばいは残念ながら、いくらプロ用のプリントマシンが進化しても、自分でプリントして全部の作品のトーンをそろえかつあんばいを考慮するのは不可能です
印刷もおなじです。100点ぐらいの作品のトーンをそろえ、写真から色の三原色ん以下に置き換えてそれを印刷するか!そして印刷する日の温度湿度でインクのあんばいをマニュアルを基本に微調整していきます。さらに最初にする出した印刷と、印刷が進行していったときでは、インクの紙へののり具合が異なります。そのあんばいを印刷の匠たちは計算します。
なので全ての作業にそれぞれのパートの匠たちが存在します。そしてその匠の皆さんへ いかに自分の考えや哲学 あるいはカメラ機材の色やトーンの癖を伝えて作業するかが写真展と写真集のクォリティーにかかわって来ます。お家でのプロ用プリンターやオンデマンド印刷があるから、写真展や写真集が低コストでできるだろうというのは間違えです。いちどクォリティーが落ちた写真家の写真展や写真集にはお客様は寄り付きません。
そう!実は最後に写真展は展示作業をするときに、展示するくぎ打ちマンという展示する匠たちがいます。僕たち自身がが展示作業をすると、配列の見栄えが綺麗にそろいません。なので展示も展示のプロに頼みます。学生時代に自分で展示作業をして、お客様から「展示が綺麗だったらもっと作品が栄えるのに」とアドバイスをいただいたことが在ります。
ですから写真展と写真集 技を披露してくれた匠の皆様への報酬も必要となります。ですから莫大な予算が必要となって来ます。そのためのクラウドファンディングです。ご理解いただけましたでしょうか?皆様のご支援心よりお待ち申し上げております
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