どうしてネットではなく生のプリントでの写真展が必要なのか?

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デビルズマーブルズ ノーザンテリトリー

FUJIFILM X-E1+FUJINON XF18-55mm


撮影協力 カンタス航空

相原正明 写真展&写真集 クラウドファンディングから転載です

コロナ禍になりすべての物がオンライン化 あるいはペーパーレス化している。それは否定しない。なぜならば、僕もその恩恵はだいぶ受けているし、ペーパーレスだからこそ感染対策あるいは、フリーランスで仕事しているオンライン化は効率的に動けるので、ひとりで仕事をしているものとしてはとても助かる。だがペーパーレス化 オンライン化 あるいはネット上だけの世界になると困るものがある。それはアートの世界。音楽も映画もオンラインで楽しめる。電車の中でも、歩きながらでも映画やライブコンサートが楽しめる。そして写真もそうだ。だからこそその恩恵で、このクラウドファンディングでの記事もネット上で写真や伝えたいことも楽しんでいただけている。だがそれはあくまでサンプルとして考えてほしい。いまだ異ヒット上映中の映画TOP GUN。多くの人が映画館に何度も足を運んでいる。小さな画面 ちいさな空間ではあの映像と音の迫力は不可能であることをみんな知ってしまったからだ。スマホの画面とイヤホーンでは再現できないことを。

 写真もおなじだ。写真展に来て生の写真のプリントのオーラを見てほしい。Galleryという閉ざされた空間で、専有された時間で外界との連絡を絶ち、3次元の空間で見てほしい。写真展という物は絵巻物であり、ショート―ムービーである。写真展でのすべての写真はつながっている。スタートの写真をどうするか?それに写真家は最大の努力と思考を投入する。小説やエッセイが「最初の1行が最も大切」と言われることと同じである。そしてすべての作品は、1つ前に展示した作品の色や形あるいは素材など何らかを継承して物語をつないでいく。だからこそ絵巻物的になってくる。これはなかなかネット上では難しい。

この占有された空間と時間の中だからこそ、自分が伝えたいこと表現したいことも伝わってくる。今回はネット上ではなく生の写真展で、生のプリントの迫力でメッセージを伝えたいために2メートル近いプリントを複数枚用意する。視覚的な圧倒的 迫力。これはネットではできない。そして生のプリントによる写真展は、プリントという物が存在する。消えていかない。おそらく100年以上は保存できる。ネットやオンライン 便利ではあるがたれ流しになって行ってしまう。特に写真が単なる消費財になってしまうことが一番悲しい。心に残る、形に残す。そのために生のプリントで開催する写真展と、その感動を持ち帰れる写真集 あるいは、会場にすべてのお客様がいらっしゃれる訳ではないので、お越しいただけない方にも感動をお伝えできる写真集が必要。

そして感動を伝えるためには生のプリントと写真集の印刷のクォリティーには妥協したくない。だからどうしても予算が膨大になり1個人では賄いきれない。ですので皆さまのご支援がとても必要となります。どうぞご支援よろしくお願いします。そしてご支援いただくことは、一緒に作品を創り上げることになります。僕の作品の半分は自分の物、でも半分は、撮影の時にお世話になった、現地の皆様 カメラをサポートしていただいたメーカーの皆様、そしてご支援いただいた皆様の物となります。そしてご支援に対して最も大きなお礼は、写真展を見ていただいた時に感動という言葉でお返しします。どうぞよろしくお願いいたします。




相原正明




相原正明写真展&写真集 On The Earth クラウドファンディングを行っております。皆様どうぞご支援よろしくお願いいたします



相原正明撮りおろしの三和酒類様From OITA 「koji note」 風林光水  フォトエッセイぜひお楽しみください








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by masabike | 2022-10-20 07:44 | 写真展 | Comments(0)
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