野町和嘉写真展 シベリア収容所1992 OM SYSTEM GALLERY

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昨日 新宿 OM SYSTEM GALLERYで野町さんの写真展 シベリア収容所1992を拝見した。久しぶりに魂を揺さぶられる本当の写真展 迫真の写真展だった。SNSが全盛になって以来 ゆるい写真展が増える中、見るときに緊張が走る写真展だった。そして作品のキャプションを拝見すると、殺人罪での収監が多いのも驚いたが、空き巣に入りわずか数千円の日本製デジタル時計を盗み、懲役 4年の女性囚人も何人もい檻のも驚いた。2015年に自分でもシベリアに行っているので、あの寒さの中で収容所生活と思うとぞっとした。学生時代に読んだソ連の作家 ソルジェニーツィン氏の「収容所群島」や「イワン・デニーソヴィッチの1日」が思い出される。当時 北海道のローカル線の撮影の間で、列車の中や無人駅でよく読んでいた。現実の北海道の寒さもあり、本の中の苛酷な環境がオーバーラップして読むのがつらかった。ただ現代の収容所は写真で見る限りは比較的 暖房設備はきちんとしており、収容所ではアルコールはダメだが、喫煙はできるのを見て驚いた。

そな思いもあり野町さんの写真展は1枚1枚 心に突き刺さってきた。イスラムの世界を撮っても、バチカンを撮っても、そして収容所を撮っても、一貫して野町さんの世界観と哲学が変わらずに写真からにじみ出てくる。学生時代にはじめて、野町さんの作品を拝見して以来虜になぅっている。野町さんのサハラ以上に素晴らしく 生々しいサハラの写真は見たことがない。そして確か「祈り」というコンセプトで作品を撮られていると聞いたことが在る。

そんな野町さんの作品は自分にとり人生の大事な指標。学生時代にどんな写真家のスタイルを目指すか考えたとき、ひたすらイスラムの世界 あるいはサハラを追い求める姿勢を拝見して、自分も何か1つのテーマをとことん追い続ける姿勢をとろうときめた。なのでいまでも写真展を拝見すると勇気をいただき、そして勉強することがたくさんあると感じる。昨日も少しお話させていただき、最後に記念写真をお願いして、奥様の榎並さんと3人で撮らせていただき良い記念となりました


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野町さんの写真展を拝見するたびに、もっと高みを目指さなければと素晴らしい刺激をいただきます。本当に久しぶりに写真展らしい写真展拝見しました。野町さん ありがとうございます


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by masabike | 2022-10-19 06:52 | 写真展 | Comments(0)
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