アドレナリン

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FUJIFILM GFX100S+FUJINON GF32-64mm

ホワイトヘブンビーチ

撮影協力 クィーンズランド州政府観光局 カンタス航空





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シャークベイ
PENTAX 67 +SMC 75mm velvia100
撮影協力 西オーストラリア州政府観光局


今回 4年ぶりに空撮をホワイトヘブンビーチでした

やはり空撮はアドレナリンが出まくり、撮影が終わっても超ハイテンション。口の中はカラカラ。眼は行ってしまっている

でも今の時代、ドローンでしょ!という方も多いと思う。確かにヘリをチャーターするよりもドローンの方が安いのと、自分で操縦できるので、パイロットに撮影ポジションを依存するという事もない。それは現代のスマートな空撮であり、僕は否定しない。

ただどうしてヘリやセスナをチャーターして空撮をするか?大事な点がいくつかある。
1)世界遺産や国立公園では、ドローンの撮影許可はほぼ不可能もしくは莫大な金額のPL保険(業務保険)が求められる。1日で10万円 近くに行くこともある
2)高度がヘリコプターほど稼げない。超低空から1000mぐらいまでの高さが求められる空撮、ドローンにはたいへんなのと、これ以上海外に持ち出す機材はロジスティックス上 ワンオペでは不可能であること(現在でも60~70kg機材はあるので)

3)そしてここが一番の肝。自分の生身の体が神々の視点に行っていないので、高揚感がまるで異なると思う。 しかも扉を外したコックピットで、そこからハーネスで体を固定して、外に向かい撮影する空撮は、まさにシューティングゲーム状態。パイロットによっては、空撮ではパイロットによってはインカムにBGMでワルキューレの騎行(地獄の黙示碌のBGM)をかけてくれる。もうめちゃくちゃテンション上がりまくり、トリップ状態。

そしてその高揚感からくるアドレナリンの効果こそ、撮影でもっとも大切。通常のヘリでの空撮は60~90分(過去に途中  荒野での燃料給油で8時間というフライトがあった)その間に1日あるいは3日間で使うエネルギーと集中力を超短期決戦でつぎ込む。過酸化状態でのハイテンション。脳が活性化して見える世界がある。それこそが空撮でいちばん大切

なので個人的なこだわりで、僕はやはり生身の体が宙に舞う空撮で地球のポートレートが撮りたい

因みに僕は高所恐怖症です


相原正明撮りおろしの三和酒類様From OITA 「koji note」 風林光水  フォトエッセイぜひお楽しみください







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by masabike | 2022-10-01 10:25 | 写真展 | Comments(0)
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