LUMIX S1R+LUMIX 50mmF1.4
スマホ
金曜日の朝 帰国し翌日 所用で長野。
昨晩 羽田空港で宅配を依頼した機材が家に到着
なので本日は 台風なので家で機材のメンテナンス。いつも言うことだが、機材はかなり酷使する。カメラは写真作品を作るための通過点に過ぎないと考えている。もちろん愛着はある。自分の体の一部だと思っている。だが良い作品を生み出すためには、無理をしなければならない時もある。肉を切らせて骨を切る、それどころか肉を切らせて、骨も切らせて、最後皮一枚残ったところで差し違えで作品を生み出す言うことも多い
いろいろなメーカーから、テストも兼ねたプロモーション撮影を頼まれることも多い。その時は限界まで酷使することがほとんど。
1回のオーストラリアロケが終わると、プロトタイプのカメラがギトギト、ボロボロになる。他のフォトグラファーから「どうしてそこまで酷使するのか?」と聞かれることもある。だがパリダカやWRCでメーカーの威信をかけてエントリーしたマシンは、レース終了後 ボロボロになっている。そこまで酷使するからこそ限界性能も見えてくる。それが市販車にフィードバックされる。そして限界まで撮ることは、自分の目標も高く持てる。常に前進できる。
昔広告代理店の営業マン時代 ある大手証券会社の会議に出た。広告のキャンペーンの目標が驚くほど高かかった。同席した上司がクライアントに「目標設定が高すぎるのでは?」と質問すると「高すぎるから目標になる。到達できそうであれば目標にならない」と一蹴された。撮影も同じ。他の創作活動もおなじだともう。だからそれは機材や道具にもしわ寄せがくる。だからこそ、旅が終わったらすぐに手入れとメンテナンス。カメラやレンズのボディーに新たについた傷を見て「撮影が最高潮の、あの時の酷使の傷かな?」と思い、機材をふきながら思う。機材の清掃には、ティッシュペーパーの箱のような、キムワイプを使い清掃。ゆっくり何度も拭いてあげる。
撮影の時、支えてくれるのはカメラだけではない。靴もそうだ。1989年のオーストラリアロケ以来 足元はいつもレッドウィングのブーツ。いまので何足目だろう?帰宅したら、湿気を抜いて、そのあと手のひらにメンテナンスオイルを塗り、体温で温めて、指で革に塗り込んでいく。以前 登山靴の職人さんに、靴の皮はもともと動物の皮。だから体温で温めて、塗り込んであげるととてもなじんでくるよと教えられた。
今回の撮影は最終的に撮影料は1.5TB。ラージフォーマットFUJIFILM GFX100S導入後 初の本格的オーストラリアロケ。思い切り使いまくったあかしだ
今回のロケのラインナップ
ラージフォーマット
FUJIFILM GFX100S 1台 GFX50S 1台
FUJINON GF23mm GF32-64mm GF45-100mm GF100-200mm TC1.4
APS-C
FUJIFILM X-T4 1台 X-H1 1台
FUJINON XF16mmF1.4 XF35mm F1.4 XF56mm F1.2 XF10-24mm XF16-55mm XF50-140mm XF100-400mm
Zeiss Touit 50M
全てのカメラとレンズの皆さんお疲れさまでした
そして旅の終わりは次の旅、つまり苛酷な次のロケの始まり。いつでも戦えるようになるべく短時間で、常に刀は研いでおく
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