LUMIX S5+SIGMA24mmF3.5 DG DN, 45mmF2.8 DG DN
シグマレンズは1995年ぐらいから何本か使い始めた。独特の哲学で作り出されるレンズはメジャーメーカーにはないものだった
本格的に使い始めたのはLマウントアライアンス発表の2019年からだった
個人的にはシグマのレンズのデザインが好きだった。正直に言うならばそれよりも、SIGMAの広告戦略が好きだった。雑誌広告 ネット広告 そして基幹となる紙によるしっかりしたパンフレット。昨今 多くのメーカーが紙によるパンフレットは正直言って部屋にコレクションして飾りたくないものが多い。このフラッグシップでこのパンフレット。夢がページになく、買う喜び 持つ喜びを刺激してくれない。だがSIGMAの広告には統一された美しさがあった。それは製品にも 製品のパッケージにも反映されている。そして本社にうかがって感動したのは、鹿島建設施工の本社の建築デザインにもそれは息づいていた。建物から製品 パンフレットに至るまで一つの哲学とビジュアルコンセプトで統一されていた。
今回の岩崎氏のデザインを拝見して、用品に至るまでその哲学が息づいていることに感動した。まさに神は細部に宿るを具現化した。もうシグマをサードパーティーと呼ぶ時代あるいは写真家は時の流れに後れを取るだろうと感じた
今回実は予想もしない素晴らしいものを展示で拝見させていただいた。もちろんカメラ、レンズなどの展示も素晴らしかったが製品を作るにあたり、ベースとなる思想 哲学がキャプションとして書かれていた。ぜひ読んでいただきたい
特に同質と価値のキャプションが心に突き刺さり、且つ写真家として、同質に関しては、いまさらながらに納得したことが恥ずかしかった
今日 どのメーカーを見渡しても写りがものすごくひどいレンズはない。そこそこ良い画質でどのレンズも映る。では違いはどこで出るか?たぶん設計思想 写真に対する哲学だと思う。以前ドイツのCarl Zeiss 本社にお招きいただき、首脳設計人にプレゼンテーションさせていただいた。その時Zeiss社側の設計人が多くの時間を割いて説明してくれたのが写真に対する哲学だった。MTF曲線でもなく レンズ収差でもなく哲学の話だった
背品を作る第1歩 哲学がないメーカーはあらゆるもの造りでは駄目だと思う。流行を追うのではなく、自らが流れを生み出す。そんな気概を今日 SIGMAさんと岩崎さんの展示から学ばせていただいた。写真やカメラに興味がない方も是非見ていただきたい
ちなみに僕が個人的に一番のSIGMAレンズの使い手だと思うのは
写真家 SUDIさん 彼女がこのSIGMA&岩崎氏の哲学を一番映像化していると感じる
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