




これほど大胆にかつ無駄なく使った作家の作品というのを初めて拝見した
と、同時に会場に入りこれほど度肝を抜かれたインスタレーションの作品は初めてだった。これが今、新潟県で行われている「大地の芸術祭 2022越後妻有 アートトリエンナーレ」での最初の印象だった。見た作品は現代アートの巨匠
クリスチャン・ボルタンスキー「最後の教室」 廃校になった小学校全体を使い、真っ暗な体育館に藁を敷き詰め、そこに扇風機と心臓の鼓動の音が響く。最初は真っ暗で何が何だかさっぱりわからなかったが、目が慣れてくると、その奇異な世界観がたまらなく面白くなった。そしてわらの匂い 心臓の鼓動音 と合わさり視覚 聴覚 嗅覚から相乗的に刺激を受ける。ユダヤ人だったボルタンスキーのホロコーストに対する特別な死生観ではないかと、今回案内してくれたキュレーターの家内の意見でもある。そしてこの作品を見て彼女は「まさにこれぞインスタレーションという作品だ」と口にしていた
現代アートよくわからないと思う人がほとんどだと思う。でもこの作品はわからない何に、何かすごみが五感を襲ってくる。ぜひぜひ見てもらいたい。自分は写真しか興味がないという方も是非見てもらいたい。視点やコンセプトの引き出しに絶対にプラスになる。附近には美人林や棚田など多くの風景写真のポイントもある。撮影の帰りにぜひぜひ見てもらいたい。自分の風景写真がマンネリ化したと感じている方は絶対に見て欲しい。五感を強制的に奮い起こしてくれる
撮影 LUMIX S5+SIGMA DG DN 24mm F3.5 45mmF2.8 ISO2000~40000

実際に肉眼で見たときの会場の明るさはこれぐらい。眼が慣れてきてやぅっと見ることがができる。死生観 漂う会場を満喫するには朝 なるべく早く会場に行き少人数で見て欲しい。
その中でも目玉の1つが クリスチャン・ボルタンスキーの作品だ










1階の真っ暗な体育館を抜けると、死の国に続くような、心臓の鼓動が響き渡る薄暗い廊下があり、いくつかの展示室がある。もうこのあたりを見ていると現実から遊離して異次元にいる気がしてくる
ぜひ自身の感覚の刺激とコンセプトの引き出しにボルタンスキーを見て欲しい
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