高原残月図 FUJIFILM X Series facebookより転載

高原残月図 FUJIFILM X Series facebookより転載_f0050534_06233622.jpg

【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「高原残月図」秋田県 鳥海山附近
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF50mmF2 R WR




バイクで高原の丘を抜けると、五月晴れの朝の空に月が残っていた。レンズを常用のXF16mmF1.4 R WRからXF50mmF2 R WRに交換した。風景や記念写真を撮るときの視点だと、XF16mmF1.4が一番お気に入り。しかし、この時は月と樹の関係を表現したかったのでXF50mmF2に交換。前回も書いたがバイク旅に持っていくカメラはコンパクトさが命。X-Pro2と、レンズはXF16mmF1.4、XF35mmF1.4 R、XF50mmF2のいずれも単焦点。それでもいつも迷う。マクロが撮れないので、マクロを加えるかどうするか?旅で出会った小さな思い出、花の表情やお地蔵様など、マクロで撮りたい被写体も多い。ツーリング用カメラバッグは小さいのでレンズは3本しか持てない。悩み悩み抜く。



そして最近悩みが解決した。富士フイルムから発表された、今後のレンズロードマップを見て嬉しい発見があったからだ。XF30mmF2.8 R Macro。標準領域でのマクロ、とても使いやすそうだ。旅でのグルメ写真、あるいはテーブルフォトで最高のパフォーマンスを発揮してくれると思う。そして標準レンズの画角も確保できる。実は旅の取材で協賛してくれる航空会社から、意外と機内食の撮影リクエストが多い。旅、特に海外旅行では機内食が旅のファーストコンタクトで、大切なセールスポイントとなるからだ。撮影は座席に座ったお客様視点で、とリクエストされる。お客様がどう見えるかが表現のポイントだ。座席での撮影だとXF60mmF2.4 R Macro、ZEISS Touit 2.8/50Mだが、少しワーキングディスタンスが必要となり、着座位置からの自然な視点では難しくなる。その悩みを解決してくれるのではと思うのがXF30mmF2.8 R Macro。あわせて発表されたXF8mmF3.5もとても気になる。広角レンズが大活躍するオーストラリアの広大な風景や、新たな視点での建築・インテリア撮影の仕事でとても活きてくる。もちろん、8mmで見るバイク旅の新しい視点にもワクワクする。でも困ったことが1つ。バイクで旅するレンズとしてどれを持って行くか、さらに多く悩まなければならないからだ。だが、嬉しい悩みは新たな作品の創造の原動力になる。



発表されてから大人気のX-H2Sも含めて悩みが無限のXシリーズ。梅雨時期に家に籠りながら嬉しい悩みを噛みしめる。この数年色々とあったけど、2023年に向けて、新たなXシリーズのX-H2S、XF8mmF3.5、XF30mmF2.8 R Macroをどのように使うか、雨を眺めながら事務所でイメージトレーニング始めることにした。皆さんも梅雨で撮影に行けない時、嬉しい悩みと共に自宅でイメージトレーニングをしてみませんか?
Photography by Masaaki Aihara


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by masabike | 2022-06-16 06:23 | 日本風景 | Comments(0)
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