湖水新緑図 FUJIFILM X Series Facebookより転載

湖水新緑図 FUJIFILM X Series Facebookより転載_f0050534_17213301.jpg
「湖水新緑図」山形県 白川湖
FUJIFILM GFX100S + FUJINON GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
新緑。前回も書いたが緑の色再現が得意なGFX & Xシリーズと相性が良い被写体。だが花と違い、日々の新緑の色変化は明確に分かるものではなく、微妙な変化の連続だ。だからこそ、桜などの花系の撮影以上に地元の方の地の利が活きてくる。よく言われることだが、風景写真は地の利を活かして日々コツコツと撮り続けて欲しい。僕もある企業のカレンダーを依頼いただき、コツコツと定点で同じ風景を撮影している。変化は微妙だが、撮り続けないと分からないこともある。
僕はオーストラリアの風景をはじめとしてランドスケープを撮影するにあたり、1つのコンセプトがある。地球のポートレート“Earthrait”(相原造語)、つまり日々変化する地球の表情のドキュメンタリーだ。これは全ての風景写真に言えること。風景写真は変化する地球のドキュメンタリー。そのためにも毎日撮り続けることが大切だ。だからこそ、限りなくJPEGで撮って出しで使える、GFX & Xシリーズの画像データは、ストレスなくカメラを使える。毎日撮り続ける上で、毎日画像データを処理しなければならないと、ついつい億劫になり、撮り続けられない。自分が持つ全エネルギーを被写体に向け撮影に集中できる。これがGFX & Xの強み。GWを挟んで2週間、関西&四国でロケをした。人物、落語の高座、風景、食べ物、眼にするあらゆるすべてのものを撮影した。撮影したデータ量は1.2TBに膨れ上がった(すべてJPEG + RAW記録のせいもありますが)。でもこれだけ撮影しても、画像処理の手間はほとんど考えなくて良いため撮影に集中できたし、バックアップを取る以外ほとんど後処理は必要なく、露出等の調整で30点ばかりをRAW現像で補正したぐらいだ。
だから、撮影していてストレスは感じなかった。撮ることの楽しみ、プリントすることの楽しみ、そして被写体と語り合う楽しみ。それがカメラに干渉されないことがGFX & Xを使う魅力であり、楽しさでもある。新緑から梅雨、そして夏の光へ変わる季節。ぜひ地元の風景や、地元の光を毎日写してほしい。あなたにしか感じられない変化が残せるはずだ。先の話になるが、みなさんが2023年のカレンダーを作る時に撮っておいて良かった、と思う時がくるはずだ。





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by masabike | 2022-05-21 17:23 | 日本風景 | Comments(0)
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